ただ1点を見据えろ! ショートパットは狙い撃ちがポイント
FUNQ
- 2019年01月31日
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ゴルファーにとって、不安な気持ちが結果として出てしまいやすいのがショートパットだろう。多くは視点がズレてしまうのがミスの原因だ。不安な感情を排除した先にあるのは、結果を気にせず、ただ1点を見据えて、ターゲットを狙い撃つという単純動作が重要だと多数のプロを指導する小暮博則コーチは言う。今回はショートパットの極意について教えてくれたので早速紹介しよう。
カップまで残り1m以内のショートパットは迷わず3秒以内に打とう
ラインを読み、ターゲットを設定したあとは、ボールのガイドラインを正確に合わせてセット。
カップまで約1メートルのショートパットでは、ターゲットはカップ後方の土手に設定する。ボールを置いてセットアップが完了したら、カップを目視して3秒以内に、ストロークを開始する習慣を付けよう。
カップまで残り2m以内のショートパットはフェースの向きを重要視しよう
残り2メートル以内のショートパットでは、フェースの向きが重要で、アドレスの向きは、あまり気にしないでセットアップして良い。フェースをターゲットに対して正確に合わせることに最大限集中し、フェースの正対を保ったまま、スムーズにセットアップするように心がけよう。
フェースの向きはカップと正対するのがポイント!
(写真・左)フェースの向きがカップと正対。身体は少し左を向いたオープンスタンスとなっているが、ストロークすると、ボールはカップ方向に転がっていく。
(写真・右)身体は少し右を向いたクローズスタンス。このセットアップでも、ボールはカップ方向へと転がってカップインする。こちらもフェースの向きがカップと正対しているのがお分かりいただけるはずだ。
フェースがカップ方向に向いていないのはNGだ!
(写真・左)フェースの向きと身体の向きが直角で、一見よいセットアップだが、このままストロークしては、ボールはカップに向かって転がっては行かない。
(写真・右)フェースの向きが、カップ方向に向いていない。これでは、ストロークを変えないとカップインせず、バランスが崩れる。
ショートパットの極意、お分りいただけただろうか? フェースの向きを正確に合わせ、失敗を気にすることなく、カップを狙い撃ってほしい。
●小暮博則
1972年生まれ。アメリカで最先端スイング論を学び、多くのアマチュア、プロへの指導経験を持つ。誰でも気軽に上手くなるネットサロンを2019年2月より展開予定。
(出典:『EVEN 2019年2月号』)
(ヤマダタケシ)
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