世界で3コースだけの「アイランドグリーン」を巡る歓び「きみさらずゴルフリンクス」

良いゴルフコースを織りなす要素とは何だろう。立地や景観、歴史や品格…、だが、そこには必ず巨匠と謳われるコース設計家の存在が不可欠である。何度でも挑戦したくなる戦略性が豊かであるほど、コースは見た目に美しく、プレーヤーにとって記憶に残るラウンドとなる。

 

千葉県・木更津の丘陵地にある「きみさらずゴルフリンクス」もそうした本当の意味での良いゴルフコースであることに異論はないだろう。全長6,833ヤード、18ホール、パー72の丘陵コースは18ホールそれぞれが個性であふれ、うねりの強いアンジュレーション、巧みに配されたハザードがプレーヤーの挑戦意欲をかきたてる難関コースだ。設計を手掛けたのはゴルフ本場、米オハイオ州出身のコース設計家、ピート・ダイ。

TPCソーグラスなど難関コースの仕掛け人

ピート・ダイは、1925年に米オハイオ州で生まれた世界的なゴルフコース設計家だ。妻は同じく設計家でトップアマチュアでもあるアリス・ダイ。自身も学生時代からアマチュアゴルファーとして活躍し、保険のトップセールスマンから30代半ばでコース設計家に転身するという、特異な経歴の持ち主である。

 

その設計思想は米国出身でありながら英国回帰の“スコティッシュアメリカンコース” の標榜にある。きみさらずGLのうねるフェアウェイには彼のそんな思想が強く見て取れる。

また彼の代表作ともいえるのが”第5のメジャートーナメント”とも称される米PGAツアー、「ザ・プレーヤーズ選手権」の舞台「TPCソーグラス・スタジアム」だ。中でも17番ホールのショート、パー3はアイランド(浮島)グリーンと呼ばれ、池の中央にぽっかりとグリーンとそこに繋がる一本の細い道だけが残されたコースは百戦錬磨のトッププロ達でさえ、グリーンを捉えられずに池に落とし、過去様々なドラマを生んできた。

世界に3つの本物のアイランドグリーン

実はピート・ダイ自身が手掛けたこのアイランドグリーンは、前述の「TPCソーグラス・スタジアム」と、カリフォルニア州にある「PGAウェスト」の他、この「きみさらずゴルフリンクス」という、世界に3コースのみである。そのいずれもが最終ホール手前、17番ホールに設定されている。つまり、きみさらずGLでのラウンドとは、世界のトッププレーヤーも手を焼くホールを追体験することでもあるのだ。

レギュラーティなら136ヤード。高低差もなく、奥行き33ヤード、横幅42ヤードのグリーンは決して捉えられないものではないはずなのだが、周りがほぼすべて池のプレッシャーからか平常心でのショットを困難にする。また、島の中央手前には小さいながらもバンカーがあり、グリーンセンター狙いでショートしてバンカー入りすれば、難易度の高いアプローチショットを求めらる。ただし、ここでパー以上のスコアで上がれれば、その経験はゴルファーにとって記憶に残る経験となるはずである。

世界でも希少なアイランドグリーンへの挑戦。白いバンカー砂やフェスキュー、枕木の土留めといった、戦略性の高い美しくモダンな海外コースのようなレイアウト。自然の中で非日常を味わえるゴルフというスポーツにおいて、きみさらずゴルフリンクスでのプレーは実に刺激的である。ラウンド中、17番グリーンの浮かぶ池を横目にするルーティングも含め、すべてが計算されつくした、どこから見ても美しいコース設計、それがきみさらずゴルフリンクスの魅力である。

DATA
きみさらずゴルフリンクス

〒292-0201 千葉県木更津市真里谷2935-7

TEL0438-53-6100

※現在同コースでは会員を募集中。お問い合わせはこちらまたは下記まで。カスタマーサービスセンター TEL0120-919-562

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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