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スコアアップに直結するコースマネジメント術|プロキャディが教える攻略のポイント

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上手なゴルファーはコース設計家と対話する気持ちでプレーしている

ティショットを打つ時は、目標をしっかりと絞って打ちます。当たり前のことですが、この際の注意点としてまずコース設計家の意図を考えてみましょう。なぜフェアウェイがこのようにうねっているのか?どうしてそこにバンカーがあるのか?といったことを考えるのです。

例えばバンカーはハザードですが、必ずしもトラップとは限りません。下のイラストのように、フェアウェイの右サイドにバンカーがあって、左サイドが広くなっているホールがあるとします。そういうホールの多くは、グリーンの左手前に難しいバンカーが配置されています。ティショットを、右のバンカーを避けてフェアウェイの左サイドに打つと、セカンドショットがバンカー越えになってしまうわけです。

つまり、このようなホールのティショットは、広い左サイドではなく右サイドのバンカーの近くに運べたら最高なのです。グリーン方向から考えると、ピンやグリーンセンターと花道を結んだ延長線上のエリアにショットを運んでいくのがコース攻略のセオリーです。そこがティショットの本当の狙いどころになるわけです。

とくにドッグレッグのホールは、コース設計家と対話する気持ちでプレーすると攻略ルートが見えてきます。

ティショットでバンカーを避けると第2 打が難しくなるケースがよくある。どうしてそこにバンカーがあるかを考えてみよう。

コースを「逆走」すれば攻略のベストルートがつかめる

プロキャディは、初めてのコースでは練習ラウンドの前日から現地に入ってコースの下見をすることがあります。その際、私は18番グリーンから1番のティーイングエリアまで「逆走」していました。そのほうが各ホールのベストルートを把握しやすいですし、コース全体の攻略法をつかめるからです。

アマチュアの皆さんも、何度もラウンドするようなコースの場合は、ホールアウトした後にそのホールを振り返って見ると良いでしょう。グリーンの奥から、グリーンの中央と花道を結ぶ線をフェアウェイ方向までなぞり、グリーンからティーイングエリアまでを逆算するのです。

そうすると、「だからあそこにバンカーがあったのか」、「だからフェアウェイのあそこが広くなっていたのか」、「だからあそこはツマ先上がりの傾斜になっていたのか」といった多くの情報が得られて、そのホールの攻め方が見えてきます。

コース設計家はゴルファーの知恵を試しています。フェアウェイが緩やかな左傾斜のホールは、セカンドショットがツマ先上がりから打つことになってフックしやすいですよね。そういうホールはグリーンの左サイドに深いバンカーや難しいライが待ち受けています。こうした設計家の意図を見抜くには、グリーンの奥から振り返ってホールを見る方法が有効です。

グリーンからティーイングエリアを「逆走」すると、そのホールのベストルートが見えてくる。こうした経験の積み重ねが大切だ。

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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