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コーンフェリー・ツアーに挑戦している小斉平優和の今

憧れのPGAツアーで優勝して両親に感謝の気持ちを伝えたい

6月第2週に再開したPGAツアー。世界ランキング1位のローリー・マキロイ、再開後すぐに優勝したダスティン・ジョンソン、さらにはタイガー・ウッズ、松山英樹…と注目選手を上げればキリがないが、EVENが注目しているのがこちらの選手。同じく6月2週から再開したPGAツアー下部のコーンフェリー・ツアーに参戦している小斉平優和だ。

2016年の日本ジュニアゴルフ選手権で優勝するなどアマチュア時代から活躍すると、プロ転向後の2018年にはPGAツアーシリーズ・チャイナに参戦し、賞金ランキング4位に入った実績をもつ。昨年12月にはQTでコーンフェリー・ツアー序盤戦の出場権を獲得し、1月から3月にかけて6試合に出場。新型コロナウイルスの影響による中断期間を日本国内で過ごし、現在は再開したツアーに参戦している。以下、小斉平プロへの一問一答をお届けする。

中断期間中はどんな準備をしていましたか?

「スイングを見直していました。どちらかというと感覚でプレーするタイプなのですが、それだと調子が悪くなった時になかなか戻せない。疲れた時やプレッシャーがかかった時に手打ちになるクセもあったので、下半身主導のスイングを身につけたいなと。それで、片手打ちの練習をかなり多くやりました。ただ試合がなかったので、ショットの距離感とか実戦的な部分では不安もありました」(小斉平)

こちらの選手やコースの印象を教えてください

「レベルの高い選手がそろっています。飛距離に関してはそれほど劣っているとは思いませんが、とにかくアイアンショットやアプローチが上手い。コースもティショットは思いっきり打っていけますが、セカンド以降が狭くなっていて池も多いので、グリーンを狙うショットの精度が求められます。グリーンもとにかく硬くて、ピンポジもガンガンふってくるので、アプローチのワザも必要です」(小斉平)

今取り組んでいる課題はありますか?

「ショートゲームの精度を上げることと、あとはアイアンショットですね。自分はドローヒッターなんですが、ピンに対して少し右に打ち出して、ピンよりも絶対に左にいかないドローボールを練習しています。仕上がりはまだ10%ぐらいですが(笑)」(小斉平)

言葉の違いや長距離移動など大変な部分も多いのでは?

「言葉はなんとかなります(笑)。こっちの選手はとてもフレンドリーで、気さくに話しかけてくれるんです。コロンビアの試合では、あのカミロ・ビジェガス選手と話をして写真も撮らせてもらいました。移動は国をまたぐこともあって大変ですね。疲れがたまって体がだるくなることもありますが、旅行気分で楽しむようにしています」(小斉平)

これからの目標を教えてください

「コーンフェリー・ツアーの賞金ランキングで上位に入って、PGAツアーのシード権を取りたいです。それと優勝して両親に感謝の気持ちを伝えたい(笑)。応援よろしくお願いします」(小斉平)

小斉平優和 Yuwa Kosaihira

1998年5月22日生まれ、大阪府出身。高校3年の12月にプロ宣言。2018年にPGAツアーシリーズ・チャイナへ参戦し、賞金ランキング4位に。2019年12月にコーンフェリー・ツアーのQTで30位に入り、序盤の出場権を獲得した。2020年6月30日現在、9試合に出場して予選落ち7回と苦しい戦いが続く。太平洋クラブ所属。

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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