芝目も読めるガラスレンズのドライビングサングラスの効能
EVEN 編集部
- 2020年08月18日
日差しが強い夏に限らず、サングラスはゴルフに欠かせないアイテムの一つだろう。顔にフィットするような、スポーツサングラスも機能的で良いが、どうせなら普段使いしても違和感のな小粋なモデルが今の気分だ。
「DEEC(ディーク)」は世界的な眼鏡産地、福井県鯖江を拠点とする眼鏡メーカー「シューユウ」のオリジナルブランドだ。写真は彼らが昨年発売した「M30」というモデルである。その名が意味するところは、自動車メーカーマツダが世界に誇るスポーツカー、「マツダ・ロードスター」の誕生30周年(※初代ロードスターは1989年発売)を記念したモデルを表してる。レンズの左上には記念のロゴが刻まれ、先セル(モダン)の部分には昨年発表と同時に即完売した30周年記念モデルのロードスターと同色のオレンジがあしらわれている。
世界一の販売台数を誇るオープン2シーター車
初代「ユーノス・ロードスター」の発売から31年、マツダ・ロードスターは、2016年には通算100万台を突破、フェラーリやポルシェといった名だたるスポーツカーブランドを抑え、世界一の販売台数を誇る2座オープンスポーツカーである。その輝かしい記録は、現行モデルで4世代目を数える中でも、初代から一貫したコンセプトが貫かれ、世界中の自動車ファンから支持されている証だ。また、その長いモデルライフ中、魅力的な限定モデルを設定してきたことでも知られる。先述の30周年モデルからもわかるとおり、過去には20周年、10周年にも同様の周年記念モデルが発売されてきた。実は筆者が現在所有するのも、この10周年モデルのロードスターである。
発売は1998年、世界7500台限定のブルーのロードスターは登録から20年以上、走行距離も10万キロを超えるが、大きなトラブルもなく、今なお色褪せない魅力を放っている。実はこのサングラスも長く愛着をもって使えるモデルという共通点をもつのだ。
サングラスにおけるガラスレンズの有効性
M30のレンズにはガラスが採用されている。これに対して、一般的なサングラスのレンズにはプラスチックが採用されている。これはプラスチックがガラスよりも安価であり、加工性や重量の問題でも優れているため。だがカメラのレンズも車のフロントガラス、内視鏡など透明度が高く耐久性が必要な部分には現在でもガラスが採用されていることもからもわかるとおり、本来、紫外線による経年劣化があるプラスチックよりも半永久的に機能性を保つガラスの方が有利である。そこで、DEECではガラスのデメリットである重さを軽減。特殊な極薄の5層構造を採用することで、UVカットレンズと強化ガラスレンズで偏光フィルムを挟みこみ全体を1.85mmにおさえ、薄さと軽さを実現。耐久性のある偏光ガラスレンズを実現し採用しているのだ。
偏光レンズで見えなかったものが見えてくる
ガラスによる透明度とともに、偏向フィルムが挟みこまれたレンズは光をコントロール。ドライビング中のフロントガラスの映り込みや光の反射を軽減する。ゴルフにおいてもプレー中の水面の輝き、早朝など太陽光がまぶしい場面、グリーン上の細かな芝目までくっきり、クリアな視界を保ってくれる上、目の疲れを軽減してくれる。
また、高い機能性を保ちながら、既存のサングラスよりも透過率を高めており、マスクをする場面が多いコロナ禍にあっても、目が見えることで表情が分かりやすく安心感があたえてくれるのだ。フレームも軽量、高耐久なチタンが採用され、シンプルなデザインなので飽きずに長く使用できるだろう。
ドライビングにゴルフに優れた機能性と、時を経て色褪せないデザイン性。まさに日本が誇る優れた技術とアイデアが結びついた稀有なプロダクトだと思う。
問DEEC
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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