藤田寛之の飛距離アップのテクニック「フィジカル面も強化できる素振りを取り入れる」
EVEN 編集部
- 2020年09月25日
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40歳を過ぎてもツアー優勝を重ね、43歳で賞金王に輝いた藤田寛之だが、実は「40歳を過ぎた頃から体が言うことを聞かなくなってきていた」と明かす。体力や柔軟性の低下などの難問にどのように対処してきたのだろうか。そこで、今回は軽めのジョギングなどのトレーニングと並行して取り入れたい素振り練習をご紹介しよう。自分の体力に合わせて負荷を加えていけば、フィジカル強化にも効果あり。
ステップ素振りや左スイング素振りも取り入れよう
今のうちから体のケアにつとめて、20年後、30年後もゴルフを楽しめたら最高ですよね。そのためには、腹筋や背筋、軽めのジョギングなどのちょっとしたトレーニングと並行して素振りの練習も取り入れると効果的。フィジカル面の強化にも役立つのでオススメです。
素振りには様々な方法がありますが、ここで紹介するステップ1から5の素振りをぜひ取り入れてみてください。ステップ1は小さいスイングでマックスのスピードで振る連続素振り。腕や手を使わず、体幹の回転でスイングするのがポイントです。ステップ2でクラブが軽く感じられる状態でフルスイングをしてから、2本のクラブを普通に持ってフルスイングの素振りへと移りますが、振り遅れないようにステップ3の左足踏み込みのステップ素振りを先にやっておきましょう。それからステップ4、5へと移ります。
それぞれの素振りを最初のうちは10回を2セット、慣れてきたら15回を2セット、20回を3セットという具合に自分の体力ペースに合わせて少しずつ増やしていきましょう。クラブ2本で重く感じるようなら、始めは1本を持って同じ要領で素振りしてもOKです。
STEP【1】小さい振り幅でマックス素振り
2本のアイアンのヘッド側を持つ。
下半身を止めたまま、腰くらいの高さで往復素振りを素早く繰り返す。速く振るには体幹を使うのがコツだ。
STEP【2】体の回転を使ってフルスイング
STEP1と同じようにクラブのヘッド側を持ち、体幹の回転を意識しながら8割くらいの力感で素振りしよう。
STEP【3】左足踏み込みのステップ素振り
2本のアイアンを持つ。かなり重く感じたらベースボールグリップでもOK。
バックスイングで左足を浮かせて、切り返しで左足を踏み込んでからフィニッシュまで振り抜く。この素振りも8割くらいの力感で良い。
STEP【4】通常のフルスイング素振り
左足を踏み込む素振りでタイミングが整ったら、8割くらいの力感でフルスイングする。フォロースルーで音を出すイメージで振るのがコツだ。
STEP【5】左スイング素振りで体をリセット
ゴルフスイングは一方通行の動きなので体に歪みが生じやすい。2本のクラブのヘッド側を持ち、逆側にスイングする素振りも取り入れよう。
藤田寛之
1969年6月16日生まれ、福岡県出身。専修大学ゴルフ部時代の1992年にプロ転向。1997年のサントリーオープンでツアー初優勝。2012年には4勝をあげて賞金王を獲得した。ツアー通算18勝。23年連続で賞金シードをキープしている息の長いプレーヤー。葛城ゴルフ倶楽部所属。
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写真:小林司、文:三代崇
撮影協力:太平洋クラブ御殿場コース(TEL 0550-89-6222)、チームセリザワ ゴルフアカデミー(TEL 0550-80-003)
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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