ちょっとハードな“7X”シャフトを試打・検証してみました
FUNQ
- 2021年04月07日
ブレない硬さでハードヒッターが叩いて飛ばせる
軽硬シャフトが主流になりつつある時代の流れには逆行しますが、ブレない硬さで叩いて飛ばせるハードスペックのシャフトに興味津々です。ということで、最新シャフトの中から9モデルを厳選し、一昔前は飛ばし屋御用達だった“7X”を集めて一発の飛びを検証してみました。ヘッドは「ピン」の『G410』ドライバーで、ロフトは9.0度。それぞれ5球ずつ打って弾道計測器で測定し、もっとも飛距離が高かったデータを掲載します。
Fujikura VENTUS BLUE 7X
ヘッドスピード:48.7m/s トータル飛距離:299.7yard
たたける元調子系で、マイクラブのシャフトに近いフィーリングのため振りやすかったです。打ち出し角は約14度。過度なしなりは感じられず、叩けば叩くほど飛距離が伸びそうな予感がします。
UST mamiya ATTAS DAAAS 7X
ヘッドスピード:49.8m/s トータル飛距離:300.1yard
大型ヘッドに対応した最新シャフトは思いのほか、打ち出し角が高めです。キャリーで280ヤードを超える数値で、弾道はストレート。使い慣れればさらにスピードが上がりそうな一本です。
MITSUBISHI CHEMICAL TENSEI CK Pro Orange 70X
ヘッドスピード:48.6m/s トータル飛距離:299.5yard
国内外で多くのツアープロが使用して話題になった。キレやスピードを感じる動きで、実際のヘッドスピード以上にヘッドが走る感覚。フレックスTXがあるので、そちらも打ってみたいですね。
GRAPHITE DESIGN TOUR AD HD-7 X
ヘッドスピード:49.2m/s トータル飛距離:299.6yard
しなやかなしなりを感じる中調子系シャフトで、中弾道の軽いドローが出ました。使い慣れてくればボール初速がもっと上がって、飛距離性能をさらに発揮できるような印象を受けました。
MITSUBISHI CHEMICAL Diamana TB 70 X
ヘッドスピード:49.2m/s トータル飛距離:298.4yard
一定程度のしなりは感じるものの無駄な遊びはなく、切り返しからスムーズにインパクトへと加速していきます。打ち出し角は約15度で、適度な弾道の高さも心地良く感じました。
Fujikura Speeder 757 EVOLUTION7 X
ヘッドスピード:49.8m/s トータル飛距離:305.4yard
インパクト付近で強烈なスピードを感じるシャフト。しっかりとつかまった球が出て、飛距離性能も高いですね。タイミングがずれると左につかまりすぎてしまう点が少し気になりました。
GRAPHITE DESIGN TOUR AD XC-7 X
ヘッドスピード:49.8m/s トータル飛距離:301.2yard
ほとんどしなりを感じない“棒”のような振り感が、自分としてはある意味心地良く感じました。弾道はほぼストレートで、球数を打てば打つほどに安定感の高さを感じるシャフトです。
Fujikura Speeder 857 TR S
ヘッドスピード:48.6m/s トータル飛距離:304.6yard
7Xと一緒にこちらの8Sも試打したところ、8Sの飛距離が意外な伸びを見せました。ストレート弾道でヘッドスピードの数値以上に飛距離性能が高く、叩いても曲がらない安定感があります。
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