「ファインドプラス」の新発想凹凸グリップが定番となる予感

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FUNQ

2021年04月21日

素手でも滑らないこの感触がクセになる

明らかに特異な形状のグリップである。四角い突起が表面を覆う、何とも奇抜なデザインのこのグリップを手掛けたのが「ファインドプラス」。新たにゴルフ業界に参入したいという異業種企業と共同でモノづくりを行う架け橋的な役割を担うのが同社で、その記念すべき第一弾製品が、米国の時計パーツの製造を本業とする工場と共同開発した、この「スタッドレス・グリップ ―キューブ―」だ。

特徴的なのが表面を覆う凹凸形状。この凹凸にもゴルフルールがあるわけだが、その高さの限界値は1.016mm。このルールぎりぎりの高さを安定して形作る精度こそ、緻密な時計パーツを製造できる工場の技術力あってのもの。肝心な握り心地は、バックライン効果も発揮する4面構成の『キューブ形状』により、回転させたどの位置で握っても、スッと収まるフィット感が心地良い。また、銀粒子を配合したソフトな素材そのものが、抗菌力をもつグリップとして、SIAA（抗菌製品技術協会）からゴルフ界初の抗菌加工製品として承認されている点も面白い。可変式クラブにも対応し、抗菌効果も備えるという時代にマッチしたグリップは、異業種をつなぐ同社だからこそ実現できた、職人が培った超絶技巧によるプロダクトだ。