PGAツアーを席巻する次世代パターシャフト「LA GOLF SHAFTS」
EVEN 編集部
- 2021年06月30日
えっ、まだスチールシャフトを使っているの?
トルク1.9、振動数412。リシャフトに詳しい御仁なら、 この数値のすごさがお分かりだろう。「LA GOLF SHAFTS」 は、米カリフォルニアに本拠を置く新鋭のシャフトメーカーだ。あの “ゴルフの科学者” ブライソン・デシャンボーの14本のクラブはすべてこのLA GOLF製。ゴルフ中継の映像を通じて、写真の黒いコスメをご承知の方もいるだろうが、重要なのは “14本” という点だ。冒頭のスペックは同社のパター用シャフト『TPZ』シリーズのもの。日本上陸直後から同モデルのパターリシャフトを数多く手掛けている「ゴルフエフォート」の荒井義明氏に聞いた。
「TPZは超低トルクが特徴のパター用シャフトです。現 在は二つの重量帯と二つのチップ径で展開されています。 ストローク中にヘッドがねじれる動きを極限まで抑えられるため、アドレスの向きとストロークがそのまま結果となり、パットが入らない理由が明確になります。既存のパター用カーボンシャフトは、しなりを感じてタッチを合わせるものでしたが、本作のグリップとフェースが一体となって動くような感覚は別格。スチールシャフトには戻れないほど魅力を感じます。ドライバーのリシャフトが常識となった今、次はパターのリシャフトがブームになる、そんな可能性を感じるエポックです」
135gの『TPZ One35』、105gの『TPZ One05』の二つの重量帯それぞれにホワイトとブラックのコスメ、パターに合わせた二つのチップ径で展開。PGAツアーの「AT&Tバイロン・ネルソン」 の勝者K・H・リーを始め、米ツアーを席巻中の同シャフトに注目したい。
「グリップとフェースが一体になって動く感触があり、アドレスの向きと自分のストロークがそのまま結果に現れます」と話す荒井さん。荒井さんは都内近郊に7店舗を展開する「ゴルフエフォート」のクラブマイスターである傍ら、ゴルフメディア各社でのインプレッションから自社のYou Tube「EFFORT CANNEL」まで幅広く活躍している。ちなみに、今回紹介したシャフトのゴルフエフォートでのリシャフト工賃は¥3,300。
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- 写真○六本木泰彦 文○藤井順一(編集部)
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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