五輪出場中の松山英樹が使用する『スリクソンZXドライバー』ってどんなクラブ?
EVEN 編集部
- 2021年07月31日
東京オリンピック(五輪)ゴルフ男子に日本代表として出場中の松山英樹が、昨年から実戦に投入している「ダンロップ」の『スリクソンZXドライバー』。このクラブで4月のマスターズを制し、五輪でも3日目の競技を終えてメダルを狙える位置に付けている。いったいどのようなドライバーなのか? 「ProAmaGolf」のフィッターである中本裕基氏にインプレッションしてもらった。
やや丸型の『ZX5』と洋ナシ型の『ZX7』
「デザインはすべて米国の開発チームが担当したそうですが、精悍でテクノロジー感があって格好良いですね。昨年、しばらく「スリクソン」のドライバーを使っていなかった松山プロが実戦に投入したことでも話題になりましたが、それだけでも完成度が高いと感じてしまいます(笑)。やや丸型の『ZX5ドライバー』と洋ナシ型の『ZX7ドライバー』があり、松山選手は主に『ZX5』を使用していましたが、五輪では2日目に『ZX7』を使用したという情報があります。試合中に切り替えられるということは、根っこの特性は共通している部分が多いといえるでしょう」(中本)
どこまでいっても球が落ちてこない!
「個人的には直進性が高い『ZX5』が気に入りましたが、コントロール性が高い『ZX7』も捨てがたいですね。打って見ると、どちらも打ち出しは高くて低スピン。棒球系の強い球でどこまでいっても球が落ちてこない感じ。これは飛びますよ。また、ツアープロや上級者向けの難しいクラブなのかと思いきや、打点のズレにも強いですね。少しぐらい芯を外しても飛距離が落ちないので、一定程度のヘッドスピードがあれば中級者でも十分に使えると思います。爽快な打感も気持ち良いですね」(中本)
新ヘッド構造でパワーを逃がさずに飛ばす
ヘッドの剛性が高いエリアと剛性が低いエリアを交互に配置した4層構造の「REBOUND FRAME」が2つのたわみ を生み出し、かつてない相乗効果で反発性能を大幅に向上させ、驚異の飛距離を実現する『スリクソンZXドライバー』。さらに、カーボンクラウンで深重心化を図り、左右の慣性モーメントを拡大している。頼れる相棒を手にメダル獲得を目指す松山のプレーに注目だ!
■スリクソン ZX5ドライバー
SPEC ○ロフト角(°):9.5、10.5 ○ヘッド体積(cc):460 ○ライ角(°):59 ○クラブ重量(g):304(S) ○シャフト:Diamana ZX50 ○価格:¥72,600
■スリクソン ZX7ドライバー
SPEC ○ロフト角(°):9.5、10.5 ○ヘッド体積(cc):460 ○ライ角(°):59 ○クラブ重量(g):309(S) ○シャフト:Diamana ZX60 ○価格:¥74,800
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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