「ガーミン」のポータブル弾道測定器『Approach R10』はゴルフ革命だ!
フクダトモオ
- 2021年09月28日
手のひらサイズながら豊富な指標分析が可能に
賞金王の経験もあるベテランの男子プロと話していたら、「数字はウソをつかないからね。スイング作りも、クラブの調整も、弾道計測器なしでは考えられないよ」と言われた。なるほどと思いつつ、新車が1台買えてしまう金額の弾道計測器を買おうものなら、妻に離婚届を突きつけられることになるだろう。とはいえ、手の届く価格帯の製品は計測できる項目が限られていたりする。
そんな多くのゴルファーが抱えるジレンマを解消してくれる、画期的な製品が「ガーミン」から発売された。ポータブル弾道測定器『Approach R10』だ。なにがすごいって、手のひらサイズのコンパクトボディながらレーダーによる高度な測定でショットを追跡し、ボール初速やスピン量、打ち出し角、飛距離に加えて、スマッシュファクターやアタックアングル、クラブパス、フェースアングルなど豊富な指標の分析が可能なのだ。
それでいて操作は電源のオンオフだけとシンプルで、気になるお値段も74,800円(税込)とくれば、これはもう革命的だと思う。今回、インプレッションをお願いした工藤広治プロも「間違いなく売れますね」と太鼓判を押す。
『Approach R10』の登場で、弾道計測器がよりパーソナルなものになっていくことは間違いない。
工藤広治プロの『Approach R10』IMPRESSION
実際に、ゴルフ場で工藤プロに試してもらった。
「この大きさ、この価格でここまでのデータが計測できるなんて驚きですね。私物の『トラックマン』と比べてみましたが、飛距離や初速、スピン量など近い数字が出ていたので精度も高いと思います。注意点は、まっすぐ打ち出した時にクラブパスが0°になるように設置すること。そうしないと正しいデータが計測されないので注意しましょう」
Garmin Approach R10
専用アプリをインストールしたスマホとペアリングして、飛球線の後方約1.8~2.4mの場所に設置するだけで手軽に弾道を計測できる。
飛距離やボールスピード、スピン量に加えて、クラブパスやアタックアングル、クラブフェース角、フェーストゥパスなどのデータをリアルタイムで計測・確認可能。
【Spec】
サイズ(mm):W88.5×H70.25×D25(三脚マウントを除く)
バッテリー:充電式リチウムイオンバッテリー
稼働時間:約10時間
総重量(g):220.8
価格:74,800円
問:ガーミンジャパン(0570-049530)
- BRAND :
- EVEN
- CREDIT :
- 写真/藤井孝太郎 撮影協力/カレドニアン・ゴルフクラブ(0479-82-6161)
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。