美しいフォルムと転がりの良さを兼ね備えた「オデッセイ」の『TOULON』パター
フクダトモオ
- 2021年11月30日
「オデッセイ」の現行モデルで唯一のノンインサートパター
国内外のツアープロからビギナーに至るまで「オデッセイ」パターは高い人気を誇る。かくいう自分も愛用者の一人で、一番のお気に入りはノンインサートの『メタルXミルド #2』。2014年に発売されたモデルですでに製造終了しているが、軟鉄削り出しでテクスチャーが施されたフェースの打感がとても心地良いパターだ。
で、「オデッセイ」の現行モデルの中で唯一のノンインサートシリーズである『TOULON』パターから、近くニューモデルが発表されるという情報が入ってきた。『TOULON』パターといえば、美しいフォルムと特徴的なフェースミーリングによる転がりの良さに定評があるが、こちらの画像はツアー会場の練習グリーンで撮影されたもの。ソールのデザインが新しくなっているのがわかる。
ソールのウェイトがスムーズな転がりと安定性を実現
従来はソールの中央部分に搭載していたヘッド重量調整用のプレートがなくなって、代わりにソールのトウとヒールのフェースに近い場所にウエイトらしきものが配置されている。レンチの穴も見えるので、交換可能なのかもしれない。もしウエイトであれば、慣性モーメントを高めてミスヒット時でも打ち出しが安定する効果や、浅重心にすることでバックスピンを抑えてスムーズな転がりを生み出す効果が期待できそうだ。
一方で、従来の『TOULON』パターと同様のクラフトマンシップにあふれるデザインや、ブラックPVD仕上げの高級感は「オデッセイ」のハイエンドシリーズにふさわしいクオリティ。パターのフォルムの精密さや美しさを求めるゴルファーに高い満足感を与えてくれそうだ。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。