画期的な巻き上げ機構を搭載した「リシャール・ミル」の『RM 035-03 オートマティック ラファエル・ナダル』が登場
フクダトモオ
- 2021年12月28日
宮里優作やバッバ・ワトソンをファミリーに迎える「リシャール・ミル」
2001年に「時計のF1」を標榜して誕生した「リシャール・ミル」は、多くの著名人やアスリートに愛用されるスイスの高級時計ブランドだ。宮里優作や青木瀬令奈、成田美寿々、さらにはバッバ・ワトソンがファミリーを務めるなどゴルフとの関わりも深い。
内部のムーブメントが見える大胆なシースルー構造は「リシャール・ミル」の特徴のひとつ。いかにも先進的なビジュアルだが、その組み立てと調整は伝統技術を受け継ぐ職人の手作業と最新テクノロジーの融合によって行われている。人間工学に基づいてデザインされたフォルムは完璧なフィット感を生み出し、革新的な素材の採用による軽量化、優れた耐衝撃性と相まってスポーツシーンとの相性も抜群だ。
妥協を許さない究極のモデル『RM 035』コレクション
そんな「リシャール・ミル」にとって、ファミリーの一人であるラファエル・ナダルがテニスコートで装着した『RM 027 トゥールビヨン』は特別なコレクションであり、それらにインスパイアされた“ベビーナダル”と呼ばれる『RM 035』のコレクションもまた妥協を許さない究極のモデルとなっている。
ユーザーがスタイルに応じて巻き上げをコントロールできる
『RM 035』コレクションの第4弾『RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル』は、新しい巻き上げ機構を搭載している。グレード5のチタンとメタル製の2つのウェイトで構成された「バタフライローター」だ。
ウェイトの初期位置では、半径方向に重心が移動して香箱を巻き上げるのに必要なトルクを生成。7時位置のプッシュボタン押すと、グレード5チタン製バタフライローターが羽を広げるように展開される。羽が広がるとローターの慣性が変更され、スポーツをしている場合は巻き上げプロセスが停止する。プッシュボタンをもう一度押すと、ローターが機能してムーブメントを巻き上げる。
これにより、ユーザー自身でローターの慣性を変えることができるため、ライフスタイルや活動に合わせてムーブメントの巻き上げをコントロールできるのだ。
カーボンTPT®とクオーツTPT®のケースをラインナップ
『RM 35-03』は、ホワイトクオーツTPT®製ミドルケースとブルークオーツTPT®ベゼルを備えたモデルと、カーボンTPT®製ミドルケースとホワイトクオーツTPT®×カーボンTPT®のベゼルを備えたモデルを展開する。
外装部分のカットアウトは『RM 27- 04 トゥールビヨン ラファエル・ナダル』にインスパイアされて施されたものだ。全体がスケルトン構造になっており、ケースの前面と背面の両側からサファイアクリスタルを通してムーブメントを見ることができる。
その価格もまた別格。ゆえに入手のハードルは高いが、いつかは自分も……と思わせてくれるエクストリームウォッチであることは間違いない。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。