ボールに効率良く力を伝える「最大効率スイング」の極意
EVEN 編集部
- 2022年04月26日
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体のもつパワーを最大限に発揮し、ボールに効率良く力を伝える動きを追求した「最大効率スイング」。その考え方はシンプルで、体の大きい筋肉をスイングにどれだけ活かせるかを追求した理論だ。それはイコール、人間の体に合った自然な動きになっている。だからこそ、誰もが飛距離アップを目指していけるのだ。
ただ楽に振っているだけでは飛距離は伸びない
最大効率スイングの主役は体です。体の大きい筋肉で腕を引っ張ることでヘッドスピードを上げていきます。手や腕が力むと加速を妨げてしまうので、「振る」のではなく体の回転につられて「振られる」感覚が正しいのです。つまり、スイング中に手や腕は操作しません。体の回転によって勝手にヘッドが上がりボールに向かう。そのための準備をアドレスの時点でしておく必要があるのです。
意識すべきは腹筋やモモ裏などの大きい筋肉。ここをいかに効率良く使えるかで、飛距離は決まります。筋肉はゴムのように伸縮させることでパワーを発揮します。バックスイングでは下半身を我慢し、上半身を回していくことで捻転差が生まれ、筋肉が大きく伸ばされます。つまり、筋肉の張りやキツさを感じることができなければ、体の力を最大限発揮できていないということ。ただ楽に振っているだけでは、飛距離は伸びていかないのです。
体の回転を活かすため手は能動的に動かさない
手の役割
・左手押す、右手引くの力関係をつくっておくことで自然にクラブを上げられる
・体の回転で手が真下に降りて手と体が近くなりヘッドがボールに向かう
・体と腕が連動するグリップやヒジの向きをアドレスでつくっておく
大きい筋肉の伸縮によって体の回転スピードが上がる
下半身・体の役割
・下半身を我慢することでバックスイングでお腹やモモ裏などの筋肉を捻転させて大きく伸ばす
・伸びたお腹やモモ裏などの筋肉をトリガーに切り返して回転のスピードを上げる
・体の回転で腕を引っ張り降ろしてくる
解説:ティーチングプロ/菅原大地
1989年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロA級資格を保有。2019年に開設したYouTubeチャンネル「DaichiゴルフTV」は37万人を超える登録者数を誇る。今大注目の若手レッスンプロ。プルーフコーポレーション所属。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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