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「ルコックスポルティフ リジューム」は、サスティナブルでいて細部の拘りが上手い

シンプルだが主張は強い、秀逸すぎるニットシャツ

編集長のミズカミです。2月の「ルコックスポルティフ」の展示会で発見した「リジューム」が気に入り、ソッコーで原稿を書き上げて以来、もう少し掘り下げたいと常々思っていたのがようやっと実現。

ちなみに2月の記事はこちら。

2年目の「ルコックスポルティフ リジューム」が、さらにモダンに登場!

2年目の「ルコックスポルティフ リジューム」が、さらにモダンに登場!

2022年02月19日

勢い余って、スタイリングとプロダクト両面から特集を組むことに相成りました。

ということで、今企画ではプロダクトについて細部に渡り見ていきたいと思います。

 

今季を象徴するモダンでラグジュアリーな1枚

 

まず取り上げるのは、こちら。僕がこのシリーズのファンになったきっかけのシャツです。ニットのモックネックで、しかもホールガーメントで編み立てられたもの。アラフィフにもなってくると、丸首シャツ1枚選ぶのも拘りが半端なくなってくるもので、ここ最近はニットTシャツがお気に入りになっておりました。旬ですしね。とはいえ中々、ゴルフアパレルだと見つからないというのも事実。そんな折に出会ったのがこのシャツだったわけです。目の覚めるような鮮やかなサックスブルーが強烈な印象を与える上に、編み方で色のトーンに変化をつけるという手法を用いていて、これがとても上品な仕上がり。昨年リニューアルした胸のロゴがスポーティさを主張してくれるのも程よいさじ加減。実にバランスの良い一枚です。

縫製による切替ではなく、編み立てによる変化だということが、こうやって近くでみると分かります。ちなみにホールガーメントは、一着丸ごと立体的に編み上げるので、生地ロスがなく一着分の糸だけで完成するという特性があります。更にこちらのシャツは再生ポリエステルを使用していて、環境への配慮を強く意識したモノづくりでもあるわけです。

ホールガーメントモックネックシャツ ¥13,200

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インナーパンツ付きでこれ一枚で履ける

お気に入りのブルーのシャツに合わせるのは、こんなショーツが面白そう。ドットエアー生地を採用したこちらは、高いストレッチ性と撥水性も兼備。しかもインナーパンツがついていて、これ一枚で履けるゆえに盛夏でもかなり快適に過ごせるでしょう。

デザインもユニークで、右のカーゴポケットには透明な素材を採用。昨今の流行のディテールをそこはかとなく取り入れて、トレンド感を演出。パンツの生地には再生素材を使っていて、サスティナブルを意識しているのも高評価です。

ドットエアーショーツ¥13,200

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文字をグラフィックに落とし込むアートワークが巧み

ブラックの生地ベースにロゴを流線形に配置して柄化したアートワークが新鮮なモックネックシャツ。比較的カジュアルなデザインでありながら機能性は高い。吸汗速乾、ストレッチに加え、UVカット性能もUPF15と優秀な仕上がりです。更にいうと立体的なパターンに加え、脇下の縫溜まりをなくす新設計を採用したことで抜群の着心地というのも素晴らしい。再生素材を採用し、ここでもサスティナブルを意識したモノづくりをしてます。

脇下のディテールをみると、メッシュ生地が採用されていて通気性にも配慮されていることが分かります。スポーツウェアとして優れたクオリティの一枚ですね。

 

ロゴモックネック半袖シャツ ¥10,890

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機動力の高いスポーティなパンツも実は楽チン仕様

スポーティなシャツに合わせるべきは同じくスポーティなボトムス。トレンドを意識したカーゴタイプのジョガーパンツは、非常に高い伸縮性を誇り、縦にも横にも伸びる4ウェイストレッチ。ウェストはゴム仕様なだけに、最近お腹周りが気になる僕的にはとても有難い話。それでいてベルトループがついているのは流石、“分かってる”ブランドは違います。シリコンのピスネームや簡略化されたロゴがスポーティなイメージを与えてくれます。

こういった細部のデザインエッセンスが、アスリート感を加速してくれる。フランス語で書かれた文字は直訳すると「ルコックスポルティフを着てスポーツしよう」と書かれている。

 

ストレッチジョガーボトムス ¥15,400

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遊びの利いた派手さと確かな機能性が生む高級感

プリントのようにはっきりと描かれた柄は良くみると編柄であることが分かるジャガードシャツです。フラッシュイエローの襟や全面のカムフラージュ柄が派手で、コースでも一際目立つでしょう。勿論、伸縮性も高く吸汗速乾を備え、再生素材を使用し“リジュームらしさ”はしっかりと投入されています。

 

下前立てに仕込まれた文字ロゴ、カモフラ柄の中に入る鶏のロゴなど、このシリーズの他のシャツにはあまりないお茶目なディテールがとても楽しい。生地裏をみるとメッシュ仕様になっていて、盛夏でも肌触りが心地良く着られる秀逸なつくりなになっております。

 

メッシュジャガード半袖シャツ ¥15,400

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エレガントな白パンは伸縮自在の機動性

スラックスタイプの白パンは履かなくなりましたが、こういったジャガーはまた別。むしろ今白が気分だったりします。そんなトレンドを意識したこちらはとことんスポーティなつくり。同ブランドオリジナルの立体パターンを採用し、ストレッチ性も高いゆえに、しゃがむのもフルスイングするのもノーストレス。高い運動性能を誇ります。左足のプリントもスポーティな演出に効果を発揮していますね。

しっかりと水を弾く撥水性なので、少々の雨なら問題なくプレー可能です。この生地も再生素材を採用しているあたりをみると、“リジューム=サスティナブル”といっても過言ではないという印象を受けます。

ストレッチジョガーボトムス ¥14,300

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その他のコレクションはこちら

問デサントお客様相談室 0120-46-0310

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PROFILE

水上貴夫

EVEN / 編集長

水上貴夫

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

水上貴夫の記事一覧

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

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