発表間近!? 『トラス』パターのプロトタイプが女子ツアーで早くも人気に
フクダトモオ
- 2022年05月05日
「テーラーメイド」の『トラス』旋風再び!
ネック部分に三角形の「トラス構造」を採用することで、ブレード形状ながらマレット型のような直進安定性を実現した「テーラーメイド」の『トラス』パター。2020年に初代モデルが登場すると、同年9月の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で優勝した永峰咲希や、2020−21年シーズンの賞金女王である稲見萌寧らが使用するなど国内女子ツアーで大旋風を巻き起こし、市場でもロングセラーが続いている
その新作とおぼしきプロトタイプを「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(5月5日〜8日・茨城ゴルフ倶楽部 西コース)の会場で確認することができた。ブレード型で初代の『TB-1』に似た形状のモデルと、同じくブレード型でソール幅をワイドにしたモデルの2タイプで、ソールを見ると前者には『JUNO TB1.5』、後者には『DELMONTE』の刻印が見られる。
ワイドソールの『DELMONTE』が人気に
女子ツアーでは先週の「パナソニックオープンレディース」からプロモーションがスタートしており、ワイドソールの『DELMONTE』の人気が高いようだ。菊地絵理香や若林麻衣子、鶴岡果恋、大西葵、全美貞、新垣比菜、成田美寿々、川満陽香理らが『DELMONTE』を実戦投入。『TB1.5』も申ジエや堀琴音らが使用したという。
テーラーメイドのツアー担当者に聞くと、「デルモンテは“こういうモデルが欲しい”という現場の声で開発されたモデルです。選手からは“座りが良い”、“引きやすい”といった声をもらっています。テスト中の選手も多くて、今週と先週で会場に持ち込んだパターはほぼなくなってしまいました」とうれしい悲鳴を上げていた。
「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の練習日もテスト中の選手を多数確認。練習グリーンでソールのウエイトを入れ替えながら調整する選手の姿も見ることができた。まだ発表前のモデルということで、スペックの詳細や発売時期などはわかっていないが、『トラス』の初代モデルは市場でプレミアがつくほど人気となっているだけに、本作も話題になることは間違いなさそうだ。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。