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スーパーカーでゴルフに行ってみた【by 九島辰也】

『フェラーリF8スパイダー』で3カ所のゴルフ場へ

ゴルフ場とひとくちで言ってもいろいろある。いわゆる名門と呼ばれるものからカジュアルなアメリカンスタイルまで。世界中で親しまれているスポーツだけに、付き合い方も様々だ。でもって、そこに集まる人もバラエティに富む。今や一大ゴルフブーム。若い人が増え、カラフルなウェアをまとう婦女子が闊歩する。う〜ん、ワルくない。が、ゴルフ場の“色”によって分類されるのは確か。メンバーになるのだって雰囲気を重んじるからね。自然とそうなる。

それじゃそれぞれのゴルフ場の特色をどう感じ取ればいいかというと、ヒントは駐車場にある。停まっているクルマを見れば、一目瞭然。やはりプレイフィーが高くなれば高級車がずらり並ぶ。クルマ好きから言わせれば、ちょっとしたモーターショーだ。

そんな中で一段と目を引くのがスーパーカー。低くて幅広いボディがオーラを放つ。一般的な乗用車とは明らかにカタチが違うから、自然と目が止まる。フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン……。中でも人気はフェラーリだろう。某ゴルフ場のコンペ時には、複数台のフェラーリが集まっていた。

で、ここで疑問。スーパーカーでゴルフってどうなの? 実際は苦労してるんじゃない? もしかして痩せ我慢とかしちゃってる?  ということで、今年のGWにフェラーリジャパンから広報車を借り出し、3カ所ゴルフ場へ行ってみた。やってみないとわかんないからね。

借り出したのは『フェラーリF8スパイダー』。希望は『ローマ』とか『ポルトフィーノM』といったFRだったんだけど、広報担当者からこちらをどうぞと言われ、そうなった。エンジンをドライバーの後に積む本格的なミッドシップマシンだ。心臓は3.9リッターV8ツインターボで、最高出力は720馬力。価格は3657万円なり。

ちなみに、このクルマはモーターを持たない最後のモデルといわれている。これ以降に発表されるモデルはすべてハイブリッド機構が搭載されるということだ。プラグインハイブリッドの『SF90』しかり、V6エンジン+モーターの『296GTB』しかり。なので、その価値は上がっていくであろう。モーターヘッドの我々には内燃機関が一番である。

では、実際にスーパーカーでラウンドした結果だが、これはまったく問題ない。というのも、スーパーカーの大敵は道路の段差。ゴルフ場のエントランスはもちろん、駐車スペースに段差はないのだ。さらにいうと、道中どこにも気になる段差はない。高速道路のサービスエリアもそうだし、ゴルフ場のそばのコンビニやガソリンスタンドも気にする場面はなかった。都内であれば歩道をまたいでの給油はけっこう気を遣うが、それが必要ないのだ。ゴルフ場のそばの歩道は高さがなく、スッと入れるのである。

キャディバッグは助手席に乗せ、着替えなどのバッグはフロントのトランクにしまう。これも余裕。F8スパイダーのキャビンは広くキャリーバッグが運転席に迫ってくることはない。あ、そもそもこのテストは一人でゴルフ場へいくことを前提としているのでそこはあしからず。個人的にゴルフは「現地集合&現地解散」が基本と考えている。

そんなことより、スーパーカーでの道中はやっぱ楽しい。高速走行は速くて快適。気持ちのエンジンサウンドで気分も高揚する。おかげで眠い目も一気に覚めるくらいだ。ということで、結論としてスーパーカーでのラウンドはあり。ユーザーの方はこんな気持ちのいいことしてるんだと実感した。リッチな人はリッチな時間を過ごしてるんだよね。いやはや羨ましい限りである。

九島辰也

モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2019-2020日本カーオブザイヤー選考委員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV/ヨーロピアンSUV&WAGON(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長、フリーペーパー「go! gol.(ゴーゴル;パーゴルフ刊)」編集長、アリタリア航空機内誌日本語版「PASSIONE(パッショーネ)」編集長、メンズ誌MADURO(マデュロ)発行人・編集長などを経験する。2021年7月よりロングボード専門誌「NALU(ナルー)」編集長に就任。

モータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、ゴルフ、葉巻、ボートといった分野のコラムなどを執筆。クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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