アイアンは2016年モデル! ツアー初Vを遂げた木村彩子のクラブセッティング
フクダトモオ
- 2022年06月30日
アースモンダミンカップで涙のツアー初優勝
前週の国内女子ツアー「アースモンダミンカップ」で涙のツアー初優勝を遂げた木村彩子。ドライビングディスタンスは228.30ヤードで83位(6月26日時点)と飛距離が出るタイプではないが、フェアウェイキープ率が75.8117%で5位(同)と正確なショットが武器のプレーヤーだ。
今大会では、同じ南秀樹コーチに師事する1歳年上のプロゴルファー坂口悠菜がキャディを務めた。木村は試合後、「(坂口キャディに)以前担いでもらった時に2位だったので、一緒に勝ちたいと思っていました。(坂口キャディの)おかげで勝てました。ありがとうございます」と感謝を口にしている。
キャロウェイスタッフプレーヤーに
また、木村は昨年までクラブ契約フリーだったが、今年2月に「キャロウェイ」と用具契約を締結、今シーズンは同社のスタッフプレーヤーとしてツアーを戦っている。
「細かくクラブをチェックしていただいて、サポートが力になっています。ボールも昨年までは他社の製品を使っていましたが、今年はキャロウェイの『クロムソフトX』に換えて、アプローチやパターのフィーリングが良くなりました」(木村)
APEXアイアンを中古ショップで購入
クラブセッティングの中で目に付くのは、2016年モデルの『APEXアイアン』だ。こちらのクラブ、すでに後継モデルが発売されており、メーカーにもヘッドの在庫がない状態。そのため、中古ショップで見つけた新品のクラブを自ら購入し、シャフトを差し替えて使用しているという。
「キャロウェイさんは選手目線で考えてくて、無理に新しいクラブにしなくても私が成績を出せるクラブを使って良いと言ってくださるので、本当に助かっています」(木村)
アースモンダミンカップで使用した14本
昨今の女子ツアーは飛距離重視のコースセッティングが増えており、木村も「同じ試合でもティーイングエリアが去年より下がってきて、飛距離が出る選手がうらやましい」と語る。同じような悩みを抱えるゴルファーは、木村のセッティングを参考にしてみてはいかがだろうか。
1W:キャロウェイ エピック SPEED(9度)/フジクラ スピーダー569エボリューション7 S
3W:キャロウェイ エピック SPEED 3+(13.5度)/フジクラ スピーダー569エボリューション7 S
5W:キャロウェイ ローグST ◆◆◆(18度)/フジクラ スピーダー569エボリューション7 SR
3U:キャロウェイ APEX UW(19度)/フジクラ スピーダー569エボリューション7 SR
4U、5U:ピン G425ハイブリッド(22度、26度)/フジクラ MCH 60-S
6I〜PW:キャロウェイ APEX(2016)/日本シャフト N.S.PRO 750GH
52度:キャロウェイ JAWS フォージドウェッジ/日本シャフト N.S.PRO 750GH
58度:グローブライド オノフ フォージド ウェッジ/日本シャフト N.S.PRO 850GH
PT:オデッセイ メタルXミルド #2/ストロークラボシャフト
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。