BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

北陸開催の女子トーナメントが「リシャール・ミル」の協賛で大幅にスケールアップ!

「リシャール・ミル ヨネックスレディス」大会リポート

国内女子ツアーの今シーズン第14戦にして、唯一の北陸開催である「リシャール・ミル ヨネックスレディス」が、6月3日から5日までの3日間、新潟県のヨネックスカントリークラブで行われた。

昨シーズンの賞金女王・稲見萌寧が初日から首位を守る完全優勝で7カ月ぶりとなるツアー通算11勝目を挙げた。稲見が試合後に「苦しいことも多かった」と涙ぐむ場面もあった。

同週にアメリカで全米女子オープンが行われることもあり、有力選手が欠場することも多かった本大会。今年も同オープンに出場する西郷真央、西村優菜、小祝さくら、上田桃子、鈴木愛らが欠場したが、結果としてゴルフ界に大きなインパクトを残す大会となった。

リシャール・ミル ファミリーが参戦!

理由のひとつは、スイスの高級時計ブランド「リシャール・ミル」が特別協賛に加わったこと。同ブランドは、先進技術と伝統的技法の融合により画期的なモデルを多数世に送り出す一方で、多くのアスリートを“ファミリー”に迎えている。ゴルフ界でいえば、世界屈指の飛ばし屋でマスターズチャンピオンのバッバ・ワトソン。日本では2017年の賞金王でもある宮里優作。そして、「ヨネックスレディス」の歴代王者である青木瀬令奈と成田美寿々もリシャール・ミル ファミリーに名を連ねている。

最終日に6バーディを奪い、この日のベストスコアとなる66をたたき出してベスト10フィニッシュを決めた青木瀬令奈。ホステスプロとして大会を盛り上げた。
前週に今シーズン初の予選通過を果たし、今大会でも初日に首位と1打差の5位タイと好スタートを切った成田美寿々だったが、2日目に崩れて無念の予選落ちとなった。

選手が目の色を変えたベストスコア賞

そんなゴルフ界とも縁が深い「リシャール・ミル」が特別協賛したことで、賞金総額は2000万円増の9000万円にグレードアップ。さらに、リシャール・ミルホールの15番パー4には500万円のベストスコア賞がかけられた。

これは15番パー4で大会3日間通算のベストスコア(※対象プロが複数いる場合は最終日のスコア、2日目のスコア、初日のスコア…とカウントバックする)を出した選手に賞金500万円が贈られるもので、ヨネックス契約のホステスプロである岩井千怜が獲得した。

リシャールミルジャパンの川﨑圭太代表からベストスコア賞500万円の目録を贈られた岩井千怜は、5アンダー2位タイの成績でベストルーキー賞30万円も手にした。

NPO法人などへのチャリティを実施

また、「リシャール・ミル」は社会貢献活動に力を入れていることでも知られる。今大会でもNPO法人「全国こども食堂支援センター むすびえ」や「JLPGAプレーヤーズ委員会」へのチャリティ企画が実施され、多くのチャリティ金が寄付された。

大会期間中に全選手が獲得したバーディ数×1万円、イーグル数×2万円、そして会場内のチャリティボックスへの募金の総額6,165,993円が「こども食堂支援センター むすびえ」に寄付された。
14番パー3では全選手のワンオン数×1万円というチャリティが実施され、総額1,530,000円がJLPGAプレーヤーズ委員会に寄付された。

青木瀬令奈 × 成田美寿々スペシャル対談

レーサーの中野信治、プロスノーボーダーの竹内智香、プロゴルファーの宮里優作、レーサーの松下信治と豪華なメンバーが揃う日本のリシャール・ミル ファミリー。その一員である青木瀬令奈と成田美寿々が、 「リシャール・ミル ヨネックスレディス」のこと、チャリティのこと、そしてお互いのことを語り合った!

スポーツ選手たるもの社会貢献をすべし

編集部 まずは「リシャール・ミル ヨ ネックスレディス」を振り返ってください。チャリティあり、イベントホールありと、リシャール・ミルらしさの見えた大会でしたね。

青木 準備段階で〝リシャール・ミルらしさ〞を出せるホール、お客様が楽しめるホールってどこだろう?という相談を受けていました。15番のパー4なら、17番グリーンや18番ティ、13番のロングも近いし、ティショットを打つ選手との距離も近いので、おすすめですよと。

成田 逆に、あそこのホールはインターバルの傾斜がきついからやめたほうがいいです、とか(笑)。それにしてもベストスコア賞500万円はスケールが大きい。桁が違いますよね。

編集部 バーディ数やイーグル数、ワンオン数などに応じたチャリティもたくさん集まりました。

青木 リシャール・ミル ファミリーの一員になっていちばん変わったことは、チャリティへの意識かもしれません。自分にもまだまだできることがあると感じさせてくれました。

成田 もともとチャリティには積極的なほうだったと思うんですけど、ファミリーに入ってその意識がさらに強まりましたね。スポーツ選手たるもの、やはり社会貢献をしなければならないと。息をするようにチャリティをする、みたいな。

青木 なにそれ、超カッコ良い! まるでバッバ(・ワトソン)が言ってるみたいだよ(笑)。

成田 急に恥ずかしくなってきた(笑)。

ファミリーのメンバーはパワースポット!?

編集部 お二人にとって、リシャール・ミル ファミリーとは?

青木 皆さん、本当に意識が高いんです。アスリートは良い時ばかりではないですけど、そういう時も無理に話を聞いてくるわけでも、アドバイスしてくるわけでもなく、近くにいてくれて、パワースポットみたいな感じ。

成田 私も頑張れる気がしない時期があったんですけど、6大会連続オリンピックに出ている(スノーボードの竹内)智香さんが「まだやります」と。えっ、私、たかが10年で何へこたれてんのって思いました。ずっとファミリーの皆さんに支えてもらって、恩返ししないうちにやめることはできないですしね。

青木 私たちの関係もファミリーの中に入るとちょっと変わるよね。

成田 瀬令奈のほうがファミリーに入ったのも先だし、どちらかというとお姉さんという感じ。これが二人きりだと真逆になります。

青木 全投げですね。美寿々がしっかりしているのがわかっているから。運転だけはしますけど(笑)。

成田 プレーヤーズ委員長とか、あんなにいろいろやる人なのに(笑)。

編集部 青木プロのイメージが変わりますね。これからファミリーとしてやってみたいことはありますか?

青木 去年の夏に、リシャール・ミルさんが男女ツアープロ24名を集めてペアマッチを開催したんですよね。もちろん私たちも参加しましたが、まさにあんな感じのイベントがまたできたら良いですね。

成田 スタイリッシュで、私たちプロもすごく楽しかったよね。しっかりチャリティもあって、リシャール・ミルらしかったなと思います。あと個人的には、ファミリーに入ってから結果を出せていないので、プレーの面で活躍したいです。

青木 一緒に頑張ろう。皆さんも応援していただけたらうれしいです!

青木瀬令奈

1993年2月8日生まれ、群馬県出身。2011年にプロ転向。2015年からコーチ兼キャディの大西翔太氏とコンビを組み、2017年の「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。2022年の「資生堂レディス」でツアー通算2勝目を挙げた。音楽一家で育ち、名前の由来はセレナーデから。

成田美寿々

1992年10月8日生まれ、千葉県出身。2012年に「富士通レディース」でツアー初優勝。2013年にプロテスト合格。2019年には「ヤマハレディースオープン葛城」を制して、生涯獲得賞金5億円を突破した。ツアー通算13勝。今季は賞金シード復活を目指す。

Richard Mille リシャール・ミル 公式サイト https://www.richardmille.com/ja

SHARE

PROFILE

フクダトモオ

EVEN / EVEN副編集長

フクダトモオ

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

フクダトモオの記事一覧

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

フクダトモオの記事一覧

No more pages to load