死ぬまでに行きたい海外の絶景ゴルフコース「ル・トゥケ・ゴルフ・リゾート／ラ・メール・コース（フランス）」

一度は訪れるべき世界のゴルフコースをゴルフツーリズムに詳しい薬師寺 輝さんがエモーショナルに語るこのコーナー。今回はフランスの「ル・トゥケ・ゴルフ・リゾート／ラ・メール・コース」をナビゲートする。

薬師寺 輝（ニブリンクス代表）

ゴルフツーリズムコンサルタント。世界のコースと日本を繋ぐPRやマーケティング会社「ニブリンクス」や国際的なゴルフ旅の組織「IAGTO」の日本代表を務める。
http://niblinks.com/

ル・トゥケ・ゴルフ・リゾート／ラ・メール・コース（フランス）

ケンブリッジ大学で法学を学んだ弁護士ハリー・コルトは、その卓越したゴルフのスキルを買われ、1894年に自身初のゴルフコースを設計。その後は弁護士としてではなく、ゴルフのプロフェッショナルとしてキャリアを築いていった。1907年、コルトはアリスター・マッケンジーに誘われ、本格的にコースデザインへの道を歩むことになる。そのコルトがもう1人のパートナーに選んだのが、C.H.アリソンだった。

パリから2時間半、ロンドンからドーバー海峡をユーロトンネルで越えて3時間半の場所に位置するル・トゥケのラ・メール・コースの設計にコルトとアリソンが取り掛かったのが1928年。3年後の1931年に開場した。コルトの右腕として来日したアリソンが設計した廣野ゴルフ倶楽部が開場する1年前、川奈ホテル富士コースがオープンする5年前のことだった。なるほど、ラ・メール・コースはどこか懐かしい。

DATA

ル・トゥケ・ゴルフ・リゾート／ラ・メール・コース（フランス）
Le Touquet Golf Resort／La Mer
https://www.letouquetgolfresort.com