宮里優作はブルーノ・マーズのライブでリフレッシュしてホスト大会へ
フクダトモオ
- 2022年10月26日
逃げると難しくなるので、思い切ってピンを攻めたい
10月27日から開幕する男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」にホストプロとして出場する宮里優作が25日、会場のPGM石岡ゴルフクラブで同じくホストプロで兄の聖志らと練習ラウンドを行った。
日本オープンでクラブ超過のペナルティ
宮里は前週のメジャー「日本オープン」2日目、スタートホールの10番でまさかのミスによってスコアを落とした。ルールの規定を超える15本のクラブをキャディバッグに入れてスタートしてしまったのだ。
「多かったのはドライバーです。スタート前の練習場でヘッドの大きさが違う2本を試し、最終的に大きいほうを使うとキャディに伝えて僕はアプローチ練習へ。その時に小さいほうを抜き忘れてしまったんです。しかも、10番ホールはティショットでアイアンを使うホールだったので、気づくのが遅れてしまいました」(宮里)
カットラインに4打及ばず
ルールでは15本以上のクラブがバッグに入っていても、プレーヤーが事前に超過クラブを「使わない」と宣言すればペナルティの対象にはならない。しかし、宮里とキャディがクラブ超過に気づいたのはラウンド開始後だった。そのため、このホールは2打罰を加えてトリプルボギースタート。そこから巻き返せず、カットラインに4打及ばず予選落ちとなった。
「まあ、気分は落ちますよね。日本オープンのために合宿までやりましたから。でも、今はちゃんと気持ちを切り替えられています。実は、日曜日に大阪で行われたブルーノ・マーズのライブに行ってきまして、これがもう最高だったんですよ」(宮里)
ブルーノ・マーズといえばハワイ出身の世界的アーティストで、今回の来日5公演のチケットも即完売したが、以前からブルーノ・マーズのファンだった宮里はチケットの抽選販売に当選し、プラチナチケットを手に入れていた。もともと日本オープンの最終日終了後に行く予定だったそうで、これが良い気分転換になったという。
舞台はPGM石岡ゴルフクラブへ
一方、過去の結果を見ると宮里と「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」との相性はあまり良くない。2013年の第1回大会以降、ベストテンフィニッシュは一度もなく、直近の2大会は予選落ちを喫している。
「(ホスト大会は)プレッシャーが大きいです(笑)。頑張ろう、上手くいかせようという気持ちが強くなりすぎるのかもしれません」(宮里)
好材料もある。今大会はこれまで美浦ゴルフクラブ(2013年〜2014年)、総武カントリークラブ総武コース(2015年〜2016年)、PGMリゾート沖縄(2017年〜2019年)で行われてきたが、今年は舞台をPGM石岡ゴルフクラブへと移す。
「好きなゴルフ場です。ジャック・ニクラスが設計したショットメーカー向きのコースで、逃げると難しくなるのでロケーション負けしないことが大事。思い切ってピンを狙っていきたいですね」(宮里)
今季はなかなか結果が出ていないが、昨年もシーズン終盤に大きく調子を上げて優勝争いに絡んだことは記憶に新しい。ホスト大会で復調のきっかけをつかめるか。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。