クラブの特性を生かすために“腕を振る”が鉄則! まずはスイングの原理を知っておこう
EVEN 編集部
- 2023年02月24日
もっと飛ばしたい、スコアを安定させたいと考えるゴルファーにおすすめの練習方法がある。それはSNSで人気のコーチ、森山錬が提唱する『右手先生』を感じることだ。クラブを振るという本質をつかんで、超効率的なスイングを短期間でマスターしよう!
手首はロックして体の回転を使って振る……とスイングを考える人は多いが、これがそもそもの間違いだ。ゴルフはクラブを振るスポーツ。腕や手首をしっかり使ってクラブを振り、その特性を生かして飛ばすことが何よりも重要になる。
クラブの動きを邪魔しないことが大切
まず大前提として、ゴルフはクラブという道具を振るスポーツです。手打ちといった言葉で手を使うことが悪とされる風潮がありますが、手を使わなければクラブは速く振れませんよね? 効率的なスイングを身につけるには、腕や手をフルに使う必要があるのです。
その上で、ゴルフクラブの特性について理解していきましょう。ゴルフクラブはシャフト軸から重心が離れたL字構造になっていますから、スイング中、重心が回転するようにフェースローテーションが入るのが自然な動きです。
そして、グリップから重心点までの距離があるため、必ずヘッドが遅れて動きます。この2つの特性を生かすようにクラブを振り、それを手元が邪魔せず、サポートするように動くのが理想なのです。
この説明だけ聞くと、非常に複雑で難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください。皆さんの『右手先生』に聞けば、この理想的なスイングをスピーディに身につけることができます。
クラブは遠心力をかけることでトゥがターンする
クラブは構造上、引っ張るように振ることで、フェースが左を向く特性がある。ダウンでしっかり遠心力をかけてあげると、インパクトからフォローにかけてトゥがターンしていく。
テークバックではクラブが落ちないよう支える
アドレスでは何もしていないように見えて、実は落ちようとしているクラブを手で支えている。この落ちる強さと手で支える強さのバランスが取れるとスクエアなテークバックができる。
ダウンでは手元を先行させることでヘッドが走ってフェースがターン
トップで背中側にあるヘッドを引き寄せることで遠心力がかかる。そうすると、重心が目標方向に動くため、フェースがターンしながらヘッドも走ってくれる。
スイング上達のポイント
重心点がシャフトにあるためフェースは手元よりも遅れて動く
グリップから重心点までの距離が長いこともゴルフクラブの特徴だ。そのため、手元の動きに対して、フェースは遅れて動こうとする性質があり、これを生かしてスイングすることが大切。
ゴルフクラブはシャフト軸から重心が離れたL字構造
テニスのラケットや野球のバットとの最大の違いは、手元の延長線上に重心がないこと。重心を回転させるようにフェースローテーションを使うことで、ゴルフクラブは速く振れて、再現性の高いスイングができる。
教えてくれた人
SNSで大バズリの人気コーチ
森山錬さん
1996年生まれ。「イーストゴルフスクール 五反田店」や「浜松町ゴルフ倶楽部」を中心にレッスン活動を行う。クラブの動きを『右手先生』で感じることでシンプルにスピード上達できる独自のメソッドを構築し、アマチュアの飛距離アップをサポート。自身の公式Instagram(@rengolf_54)で配信しているわかりやすいワンポイントレッスン動画も人気。
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- CREDIT :
- 写真○田中宏幸 構成・文○田辺直喜
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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