効率的なスイングを身に付けよう! まずは片手素振りでとにかくヘッドを速く振ってみる
EVEN 編集部
- 2023年03月25日
もっと飛ばしたい、スコアを安定させたいと考えるゴルファーにおすすめの練習方法がある。それはSNSで人気のコーチ、森山錬が提唱する『右手先生』を感じることだ。クラブを振るという本質をつかんで、超効率的なスイングを短期間でマスターしよう!
クラブの特性を生かしたスイングを知るには、右手1本で素振りをしてみよう。ヘッドがビュンと走るように腕を振ることで、手元や体がどんな動きをすれば効率的なスイングができるのか理解することができる。
片手で振ることで手先で悪さできない
効率的なスイングを身につける上で最も簡単な方法が、右手一本で素振りをすることです。ウェッジやショートアイアンを持ち、腕の振りを意識しながら何度も何度も振ってみてください。しっかりスピードを出そうと思ったら、自然と右手の感覚を生かして、フェースターンさせながらヘッドを走らせるようになっているはずです。
グリップの握りや体の軸をキープすることなど、いくつかのポイントはありますが、大切なのはクラブを速く振るための自分なりの体の使い方を見つけることです。それさえできたら、スイングの見直しはほぼ完成しているといっても過言ではありません。手の平でクラブの重心を感じ、効率的にヘッドを走らせるようになって、スイングが驚くほど変わっているはずです。
片手素振りのポイント1
軸を保ったまま右腕だけを振る
体の中心がブレないように注意しながら、大きな円を描くように右腕を振っていく。左手で胸を押さえておくと、軸ブレしにくくなる。
上体が突っ込んだり腰が流れないよう注意
体で振る感覚が強い人は、上体や腰が横に動きやすくなる。体は腕が動きやすくなるようにサポートするイメージで使おう。
片手素振りのポイント2
クラブを下から支えるように持つ
落ちようとするクラブを支えるイメージで、グリップを下から支えるように持とう。クラブの動きを邪魔せずに、腕を振る感覚が掴みやすくなる。
片手素振りのポイント3
上げるスピードがゼロになった瞬間にクラブを引っ張る
ヘッドを加速させるために大切なのが、切り返しのタイミングだ。バックスイングでクラブを上げるスピードがゼロになった瞬間を見極めて、クラブを引っ張るとスムーズにヘッドが走ってくれる。
クラブを逆さに持つとビュンと速く振る感覚がつかめる
上手く振れない時はクラブのL字構造を消すように、逆さに持つと腕を使ってビュンと振る感覚がつかみやすくなる。普通に持つとヘッドの重さで体がブレるという場合は、逆さに持つ素振りから始めるのがおすすめだ。
こんな素振りもおすすめ
体の正面でヘッドを上下させて手の平で重心を感じる
シャフト軸に対して、重心がどこにあるのか感じ取れるようになることも、効率的なスイングを身につける上で大切になる。体の正面でヘッドをブランブランと上下させることで、ヒールの上に重心が乗っている感覚が手の平に刷り込まれる。
フェース向きを変えながら行うのがおすすめ
シャフトを軸にヘッドを回転させて、超開いた状態と閉じた状態でもブランブランさせてみよう。手の平の感覚が磨かれて、スイング中、フェースがどこを向いているから感じ取れるようになる。
教えてくれた人
SNSで大バズリの人気コーチ
森山錬さん
1996年生まれ。「イーストゴルフスクール 五反田店」や「浜松町ゴルフ倶楽部」を中心にレッスン活動を行う。クラブの動きを『右手先生』で感じることでシンプルにスピード上達できる独自のメソッドを構築し、アマチュアの飛距離アップをサポート。自身の公式Instagram(@rengolf_54)で配信しているわかりやすいワンポイントレッスン動画も人気。
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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