スイングの完成度がこれで丸わかり！　トゥでボールをまっすぐ打てますか？

もっと飛ばしたい、スコアを安定させたいと考えるゴルファーにおすすめの練習方法がある。それはSNSで人気のコーチ、森山錬が提唱する『右手先生』を感じることだ。クラブを振るという本質をつかんで、超効率的なスイングを短期間でマスターしよう!
素振りでスイングの型はほぼ完成するが、最終的にはボールを打つ時に同じスイングができるようにしなければならない。そんなスイングの仕上げにおすすめなのが、トゥでボールを打つドリルだ。芯を外してもまっすぐ飛ばせれば、クラブの特性を生かした効率的なスイングができている証だ。

トゥを意識して振ることが大切

ここまで『右手先生』を生かしながら、クラブを効率的に使うスイングについて説明してきました。あとはこのスイングでボールを打つだけなのですが、ボールを打とうとした瞬間に体が動き過ぎたりと上手くいかなくなることも少なくありません。そこでおすすめしたいのが、ヘッドのトゥで打つドリルです。

ゴルフのクラブを正しく使えていると、インパクトの前後でトゥが力強くターンします。そのため、芯を外してトゥで打っても当たり負けることなく、ボールをまっすぐ飛ばせるのです。

トゥで打つドリルは、遠心力によってトゥをターンさせることが強くイメージできますし、ちゃんとスイングできたかどうかを打感で判断することもしやすくもなります。腕が上手く振れないと感じたら、スタンス幅を極端に変えて再チャレンジしてみてください。素振りと同じように腕をしっかり振れたら、ボールをまっすぐ飛ばせます。

ヘッドの先っぽで構えてボールを打つ

7番などミドルアイアンを使用し、ヘッドからボールがはみ出ない範囲でトゥ側にセットする。このままスイングしてボールをまっすぐ飛ばせればOK。クラブのL字構造を意識して、しっかりフェースローテーションが使えるとトゥでもボールを強く飛ばせる。

ヘッドを置いてからスタンスを取る

基本的なことだが、このドリルではヘッドを置く位置を決めてからアドレスを取ることが大切になる。スクエアに構えてから手元を動かしてヘッドの位置を変えると、スイングそのものが変わってしまうので注意しよう。

『右手先生』が意識しにくい時はスタンスを変えてみよう

極端なスタンスで下半身をロックすると腕がしっかり振れる

素振りではできても、いざボールに対したら体が動いてしまうという人も多いだろう。そんな時は、スタンス幅を極端に広く取ったり、狭く取ったりして打つのがおすすめだ。どちらも下半身の動きすぎによる軸ブレが抑えられるので、腕を振りやすくなる。

体の右サイドに大きな円をつくるイメージで打つ

クラブに上手く遠心力をかけるには、体の右サイドにヘッドで大きな円を描くイメージで振るといい。腕をしっかり伸ばしながら、クラブを引っ張ることができる。

手元を引きつけるとヘッドに遠心力がかからない

クラブを引っ張る動きは大切だが、手元が体に近寄りすぎるのはNG。ヘッドに遠心力がかけられず、フェースローテーションを引き出すことができない。

教えてくれた人

SNSで大バズリの人気コーチ
森山錬さん

1996年生まれ。「イーストゴルフスクール 五反田店」や「浜松町ゴルフ倶楽部」を中心にレッスン活動を行う。クラブの動きを『右手先生』で感じることでシンプルにスピード上達できる独自のメソッドを構築し、アマチュアの飛距離アップをサポート。自身の公式Instagram（@rengolf_54）で配信しているわかりやすいワンポイントレッスン動画も人気。