みんな大好きダンボールニットを立体裁断で仕立てたリラックスゴルフパンツ

EVEN 編集部

2023年02月27日

ハワイ発「サルベージパブリック」とゴルフ雑誌「EVEN」のタッグで誕生したゴルフアパレルブランド「SALVAGE PUBLIC kolepa（サルベージパブリックコレパ）」。ハワイ在住のローカルのデザイナーが手掛ける南国の空気感に、日本のゴルフシーンでの快適な機能性を備えたコレクションが人気です。

今回はサルベージパブリックの日本総代理店ジャパンディレクターの小野寺武人氏と、EVENの水上貴夫編集長に、「イカイカフリースパンツ」を制作するにあたってこだわったポイントなどを教えてもらいました。

毛玉になりにくいコーディラナイロンのダンボールニットを使用

水上　こちらはフルレングスのパンツですが、この素材はダンボールニットですか？
小野寺　そうなんです。皆さんが大好きなダンボールニットなんですけど。
水上　みんな大好き、ダンボールニット。
小野寺　これ、コーデュラナイロンで。
水上　コーデュラナイロンってこういう使い方もあるんですか！
小野寺　そうなんです。
水上　鞄のイメージじゃないですか。
小野寺　そうですね、ごつっとした感じの。だけど、トロトロなコーデュラナイロンなんです。ダンボールニットってポリエステル系なんで毛玉になる事が多いと思うんですよね。だけどこれ、コーデュラナイロン使ってるんで、毛玉にもならなくて。
水上　マジか！
小野寺　こちら商品名が「イカイカフリースパンツ」。
水上　イカイカ？
小野寺　イカイカっていうのは、ハワイ語で“ストロング”、“強い”。そういう意味から、イカイカって付いているんですけど。コーデュラナイロンを使った、ダンボールニットのパンツですね。

立体裁断で曲げ伸ばしもストレスフリー

小野寺　裏も見てもらって。裏も起毛かかっているんで。
水上　あ、これ、暖かいやつじゃないですか。
小野寺　めちゃくちゃ、暖かいやつなんですよ。
水上　これ、履かれたんでしたっけ？
小野寺　そうですね。
水上　暖かかったですか？
小野寺　めちゃくちゃ、暖かいです。
水上　（品質表示タグを見ながら）これほんとだ。コーデュラナイロンって書いてありますよ。これ細番手のコーデュラってことですか？
小野寺　いまコーデュラナイロンも開発が引っ張りだこで、いろいろなおもしろい生地が生まれてきています。

水上　このポケットは、春夏コレクションのときにも着られた。
小野寺　そうですね、継続の。形としては同じパターンを使っているんですけど、やっぱり素材が変わるとだいぶ雰囲気も。
水上　違いますね。これ、膝下ストレートみたいな雰囲気ですよね？
小野寺　そうですね。
水上　ちょうどストリート感のある形ですよね。
小野寺　はい。膝なんかも立体裁断で、しっかりダーツを入れているので、曲げ伸ばしにはすごく長けていますね。

水上　あと、こだわりはウエストのギャザーの仕様と、中がゴムになっていて、ゴムのところにも「SALVAGE PUBLIC kolepa」って書いてあるんですよね。これ、すごいですよね。コレパ用に開発したやつですよね？
小野寺　そうですね。
水上　さらに、お腹のところにアジャスターが付いていて、ぶっちゃけベルト無しでも余裕で履けますよと。
小野寺　そうですね。
水上　ただ、ベルトがないとドレスコード的にNGな所もあるので、ベルトループも付けたと。
小野寺　はい。
水上　で、後ろを見てみると、左のケツポケットがフラップ無しで、（右側が）フラップありで、ボタンにもちゃんと「SALVAGE PUBLIC」と入っています。これはちょっとしたこだわりですよね。左ポッケはよく出し入れする物を、グローブだったり、パターカバー挿したりって事で入れるし。右はどちらかというとスコアカード入れる方が多いので、雨に濡れないようにあえてフラップを入れてるみたいな。細かいところ、こだわってますねー！
小野寺　そうですね。前のポケットも、通常のスリットと、ジップ付きのポケットがあって。
水上　これはいいなぁ。

小野寺　皆さん要望で、ダンボールでいろいろやってくれって言うんですが、差別化したいなっていうのもあって。今回、あえてこのパンツだけダンボールニットで作りました。この前の展示会でもすごい人気で。
水上　展示会すごかったですよね。
小野寺　そうですね、大人気で。
水上　いや～、これ欲しいなぁ。