国内女子ツアー開幕戦は話題の練習器具『切替上手』で復調した柏原明日架に注目!
フクダトモオ
- 2023年03月02日
森守洋コーチと契約して新シーズンに挑む
2月26日に那覇市内のホテルで行われた「キャロウェイ」のメディア向けイベントで、今シーズンの意気込みを聞かれた柏原明日架が「(ツアー通算)3勝目を目指すというよりも、初優勝する前の気分に戻りたい。1勝目を目指していた時の勢いや追いかける気持ちを取り戻そうと思って、オフシーズンを過ごしてきた」と話していたのが印象的だった。
柏原は長身を生かしたダイナミックなプレーでアマチュア時代から活躍し、2019年には「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」と「マスターズGCレディース」で優勝するなど実績を残してきた。そのポテンシャルの高さは誰もが求めるところだが、昨年はシーズン中盤に予選落ちを繰り返してシード権を喪失。そんな中、アドバイスを求めたのが森守洋コーチだった。
飛距離30ヤードアップ!
「理想の形を追い求めるあまり、力でクラブを動かすようなスイングをしていました。そこで『切替上手』という練習器具を使いながら、切り返しの動きを徹底的に見直したんです。その結果、切り返す時の力の強さと向きが変わり、シンプルに棒を振る動き=正しいクラブの使い方ができるようになりました。結果としてスイングも良くなって、オフの間に飛距離が30ヤード近く伸びています」(森コーチ)
柏原は今年から、正式に森コーチと契約。国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月2日〜5日/琉球ゴルフ倶楽部・沖縄県)のプロアマ日に会場で最終調整を行う柏原の傍らには、動きをチェックする森コーチの姿があった。ちなみに、柏原が父親以外のコーチと契約するの初めてのことだという。
森コーチがプロデュース
気になる『切替上手』とは、森コーチがプロデュースする「10YASHOW10」から発売されている練習機具で、グリップ部分に対して物体の重心が移動する設計になっているため、手の平に残る感覚が切り返し時における正しい手の出力方向を教えてくれる。つまり、カチャカチャと切り返しの動きを繰り返すだけでアーリーリリースに悩んでいるゴルファーも憧れのタメを習得できるというスグレモノだ。
不振にあえいでいた柏原の復調に一役買った『切替上手』。アマチュアゴルファーも試す価値がありそうだ。
ダイキンオーキッドレディス https://www.daikin.co.jp/orchid
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。