パターはあの限定モデル! クラブもウェアも「PING」の上野菜々子が初優勝に挑む
フクダトモオ
- 2023年03月04日
沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催中の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の3日目を終えて、単独首位の申ジエから2打差のトータル7アンダーで2位につける上野菜々子が、「全体的にショットもパットも良かった。長いパットも短いパットもしっかり決めきれた」とこの日のプレーを振り返った。
上野は昨年のこの大会にルーキーとして出場した時に「高麗グリーンを考えすぎてしまい、ドツボにはまって3パットを連発。来年は普段使っていないパターにしよう」と決めていたという。そして今年、自宅に保管していたパターの中から引っ張り出してきたのが、ジュニア時代に使っていた「ピン」の『TR 1966 アンサー2』だ。
名器を忠実に再現した『TR 1966 アンサー2』
『TR 1966 アンサー2』は、2016年に『アンサー』パターの誕生50周年を記念して数量限定で販売されたレアモデル。1966年に発売されたオリジナルモデルの形状を忠実に再現しつつ、フェースには芯を外しても距離のバラツキを抑えるテクノロジー「TR溝」が削り出しで施されている。
「いくつか候補のパターを持ってきて練習日に試したんですけど、打った感じが良くて、思ったように転がってくれたのでこれを選びました。(高麗グリーンに)対応できているとは思っていません。何も考えないで打つようにしています」(上野)というが、パター変更作戦はうまくハマっているようだ。
ピンアパレルのウェアにも注目!
上野のキャディバッグにはこのパターのほか、『G430』シリーズのドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、『i230アイアン』、『GLIDE3.0』ウェッジと「ピン」のクラブがずらりと並ぶ。加えて、ウエアも「ピンアパレル」のアイテムを着用している。
2日目は、ベーシックなワンポイントを胸元にあしらったジャガードクルーネックカットソープルオーバーに、タフな素材感で人気の高いコーデュラナイロンを使用したテーパードパンツのコーデ。パンツは全方向によく伸びる快適ボトムストレッチ素材の「クロスムービング」を使用しており、履き心地と動きやすさは抜群だ。
3日目は、背面のデザインがお洒落なモックネックシャツと、ヒザ裏の切り替えデザインに採⽤されたトリコットのスーパーストレッチが動きに合わせてフィットするダブルテーパードパンツを組み合わせた。
最終日は、どんなウェアとプレーでファンを楽しませてくれるのか。ツアー初優勝に挑む上野に注目だ。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。