アイアン選びに迷ったら「ヤマハ」の『inpres DRIVESTAR』を試してほしい！

飛び系アイアンのニュースタンダード

1ヤードでも遠くへ！　とは多くのゴルファーに共通する思いだろう。ゆえに、クラブ選びで飛距離性能が占めるウェイトは決して小さくない。で、「ヤマハ」の『inpres DRIVESTAR』シリーズのクラブが“ぶっ飛ぶ”と評判だ。先日、同シリーズをコースで試打する機会に恵まれたので、インプレッションをお届けしよう。

今回コースに持ち込んだのは『inpres DRIVESTAR』および『inpres DRIVESTAR for LADIES』のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのシリーズ一式。アイアンに関してはセットの7番〜9番、PWに加えて、単品で販売されている5番、6番、AW、AS、SWも用意してもらった。

シャープな形状で構えやすい！

今回の試打ラウンドで最も印象に残ったのアイアンだ。一般的な飛び系アイアンは、面長のフェースに強めのグースネック、厚めのソールとトッププレードのモデルが多いが、『inpres DRIVESTAR』（以下、ドライブスター）のアイアンは、グースの度合いが控えめでソールやブレードも適度な厚さに仕上げられており、シャープなフォルムで構えやすい。

ヘッドはポケットキャビティ構造だが、バックフェースにメタリックで高級感のあるバッチが装着されており、どちらかといえばアスリートモデルのような雰囲気を醸し出している。この構えやすさとルックスの良さは、本モデルの大きな特徴といえるだろう。

しっかり球が上がって飛ぶ！

飛距離性能は噂に違わぬもの。マイクラブでは7番アイアンでキャリー150ヤードのところ、ドライブスターでは180ヤード以上出ていたので、確実に2〜3番手は違う。とはいえ、マイ7番アイアンのロフト角が33度なのに対して、ドライブスターの7番は25度だから、単純に番手だけで比較することにはあまり意味がない。

特筆すべきは、まず弾道の高さ。7番アイアンでロフト角25度とは思えないほどしっかり球が上がるので、グリーン上でも高さで球を止められる。一緒にラウンドしたEVEN編集部のイワブチも、「普段は球が上がらない5番アイアンもしっかり打てました！」と驚いていた。

これはキャビティ部分に高比重のタングステンウェイトを装着し、超低重心を実現していることが大きいのだと思われる。また、一般的なアイアンでは打点・重心に対してフェースが一番たわむ「図心」が離れていることが多いため、ドライブスターではリブを効果的に配置することで図心を近づけているという。これにより効率的な飛びを実現しているそうだ。

曲がらないからピンをデッドに狙える！

個人的には、飛距離性能以上に直進性の高さに驚かされた。このあたりはシャフトの特性やマッチングもあると思うが、つかまりすぎることなくストレートの強弾道で飛んでくれるので、ピンをデッドに狙うことができた。

そして気になる打感だが、これが思っていたよりもソフトだった。フェースに高硬度のステンレスを使用しているため硬めの感触を想像していたのだが、厚めのバッチの効果もあるのか気持ち良い打感だった。良い意味で、これが一番の驚きだったかもしれない、

ストロングロフトゆえに…

非常に完成度が高いアイアンで、適切なシャフトを装着すれば幅広いゴルファーが使える印象だ。一方で、7番で25度、8番で28度、9番で32度、そしてPWで37度とかなりのストロングロフトであるがゆえに、ウェッジセッティングには難しさもつきまとう。自分の場合、ウェッジを4〜5本入れる必要が出てきそうだ。

ちなみに、単品で用意されているAWのロフト角は42度、ASは48度、SWは55度となっている。アイアンからの流れで使えるのでシニアや女性、ビギナーにはおすすめだ。

次回は、ドライバーを中心に、フェアウェイウッド、ユーティリティーのインプレッションをお届けする。

YAMAHA inpres DRIVESTAR SPECIAL SITE　https://golf.yamaha.com/inpres_drivestar/