全英オープンの切符をつかんだプロゴルファー・安森一貴の素顔に迫る!
山川主馬
- 2023年06月03日
QTファイナル12位で今季ツアーに本格参戦
岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)で行われた国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」で、初日から3日目終了時まで首位を独走し、最終日も最終ホールまで優勝争いを演じた安森 一貴。惜しくもツアー初優勝には届かなかったが、有資格者を除く上位4人に与えられる「全英オープン」の出場権を獲得した。安森一貴とはどのような選手なのか。
大阪府堺市出身の安森は小学校1年生の時に祖父の影響でゴルフを始め、地元にあるイズミゴルフのインストラクターにゴルフを教わった。今も変わらずそのインストラクターが師匠だそうで、安定感のあるゆったりとしたスイングから繰り出されるドローボールは、師匠と二人三脚で磨いてきた大きな武器だ。
大阪商業大学高校を経て関西学院大学へ進み、大学時代には日本学生ゴルフ選手権で3位に入る活躍を見せた。大学4年時からクオリファイングトーナメント(QT)に挑戦すると、2022年のQTファイナルで12位に入り、今季ツアー前半戦の出場権を獲得した。
得意クラブはアイアンで、ミズノオープンでも随所で切れ味抜群のショットを連発。「伸ばし合いは得意です」とリズムに乗り出すと止まらないゴルフは大きな魅力だ。
着用ウェアの「アンパスィ」は学生時代から着用
安森は学生時代から「アンパスィ」の大ファンで、今平周吾が着用している姿を見て好きになったという。以来、自分で購入して着用するようになり、昨年7月に行われたJGTO主催の1dayトーナメント「JOIXオープン」で優勝した時も「アンパスィ」のウェアを着用していた。そんな一途な“アンパスィ愛”がブランドのプロ担当に届き、今季開幕戦からはウェアの提供を受けることになった。
「アンパスィのウェアはコースで映えるデザインなので、とても気に入っています。好きなカラーはネイビーやホワイトです」(安森)
高校時代の愛称は王子で、甘いマスクと明るい性格で女性ファンも多かったという安森。全英オープンについては「掴んだチャンスを活かせるように、しっかり準備して挑みたいと思います。」と話しており、初の海外メジャーでどのようなプレーを見せてくれるか楽しみだ。
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PROFILE
8歳からゴルフを始めて大商大高、東北福祉大ゴルフ部に所属。卒業後はプロの道ではなく、輸入車ディーラーにセールスとして入社。5年半続けたのち、フリーランスでグラフィック・webデザイナーとして現在も活動中。ご縁あって、2023年1月からEVEN編集部にジョインし、東京と地元大阪の2拠点生活。趣味は筋トレと美食活動。