夏の風物詩! 1DAYゴルフトーナメント『JOYXオープン』の密着レポート
EVEN 編集部
- 2023年07月25日
歴代賞金王や若手注目プロが多数出場!
今年で15回目の開催となる『MAIN STAGE JOYXオープン』は、毎年夏の時期に行われている男子プロの1DAYトーナメントだ。JGTOの試合がない週に行われることもあり、レギュラーツアーで活躍している選手が毎年多数出場することでも知られる。
7月9日に行われた今年の大会にも、ホストプロの伊澤利光、小田孔明、宮里優作といった歴代賞金王に、今年の「〜全英への道〜ミズノオープン」で初優勝して全英オープン出場を決めた平田憲聖、同じく「ミズノオープン」で3位に入り全英オープン出場権をもつ本大会ディフェンディングチャンピオンの安森一貴が出場するなど、ツアー競技外とは思えない豪華な顔ぶれがそろった。
ブルークローバーキャンペーンにも貢献
今大会は、発足時の2009年から『ブルークローバーキャンペーン』と呼ばれる前立腺ガンの早期発見・適切治療の啓蒙と、地元への社会貢献を目指している。マメ科の花であるブルークローバーには「約束」という花言葉があり、一年に一度、前立腺がん検診のPSA検査を大切な人のために受ける「約束」という意味が込められている。
シード選手以外にも活躍できるチャンスを与えたい
プロゴルファーのマネジメント業務などを手がける株式会社JOYXの代表取締役で、伊澤利光のキャディとして国内外のツアーを渡り歩いたプロキャディの前村直昭氏に話を聞いた。
「本大会を始めるまでは、九州各地で開催されている『九州サーキット』や、関東中心にスタートして現在では全国各地で開催されている『ISPS HANDA ツアー(ATP GOLF TOUR)』といったツアー外競技が関西ではほとんどなかったので、賞金シードを持たない関西在住の選手は頻繁に遠征をしていました。そこで、“シードのない選手にも関西の試合でチャンスを与えたい”と考えて、伊澤プロとともに大会をスタートしました」
開催コースであるJOYXゴルフ倶楽部上月コースのクラブハウスには40名を超える、JOYX契約プロの写真がずらりと並ぶ。日本でも有数のプロゴルファーに特化したマネジメント会社であることが伺える。
トーナメントは9ホールの短縮競技に
トーナメント当日は前日から明け方の豪雨によるスタートの遅れに加え、悪天候によるコースコンディション不良によって9ホール競技に短縮され、アウトコースとインコースそれぞれの終了時点での成績により勝者を決定。アウトは5バーディノーボギーの5アンダーにまとめた宮里優作が、インは6バーディ1ボギーの5アンダーで回った安浦一輝が優勝した。
大会前日に伊澤利光から「若手の台頭は嬉しいがベテラン勢も頑張ってほしい。初日から俺が勝つんだ!という強い思いを持って取り組んで欲しい」と渇を入れられたという宮里は、「今日はピンばっかり狙って、ひとつでも多くバーディを取ろうと攻めのゴルフをしました」とベテランの意地を見せた。
安浦はまだツアー未勝利だが、「この優勝を勢いにQTを通過して、レギュラーツアーに出場を果たして初優勝へと登っていきたい」と話しており、今後の活躍が期待される。
MAIN STAGE JOYX OPEN 2023
■最終成績
<OUT>
1位 宮里優作
2位タイ 市原弘大
2位タイ 小鯛竜也
<IN>
1位 安浦一輝
2位 皆本祐介
3位タイ 原田大介
3位タイ 大谷俊介
■主 催 株式会社JOYX
■特別協賛 株式会社メインステージ
■会 場 JOYXゴルフ倶楽部 上月コース(兵庫県佐用郡佐用町上秋里1061-4)
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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