ツアー会場で見つけた「オデッセイ」の未発表パターはフェースが新しい!?
フクダトモオ
- 2023年10月18日
ZOZO CHAMPIONSHIPの練習グリーンで発見!
千葉県のアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで行われる「ZOZO CHAMPIONSHIP」(10月19日〜22日)の練習グリーンで、「オデッセイ」のニューモデルらしきパターを発見した。ソールには『Ai-ONE』の文字。今年9月の「BMW・PGA選手権」でジョン・ラームが使用していたプロトタイプパターにも“Ai”の文字が確認されており、デザインも酷似していることから同シリーズとみて間違いないだろう。
フェースの裏側が透けている!?
特徴的なのは、パターヘッドのバックフェース側がスケルトンになっており、フェースの裏側が透けて見えること。オデッセイの担当者に確認したところ、「まだお話できないんです」と詳細はわからなかったが、オデッセイを手がける「キャロウェイ」はこれまでにAI活用によって設計したドライバーやアイアンをリリースしていることでお馴染み。となれば、こちらのパターにもAIによるフェース設計が取り入れられている可能性は高そうだ。
フェースインサートは2種類?
フェースの表面を見ると白いインサートが装着されており、さわった印象ではウレタン素材のように感じたが、人気の「WHITE HOTインサート」にはないミーリングが施されている。
また、明らかに素材が異なる別のインサートを装着したモデルも用意されており、こちらのソールには『Ai-ONE MILLDE』と刻印されていた。ミルドというワードから想像するに、削り出しのような打感を生み出すインサートなのかもしれない。
今平周吾ら多数のプロがテスト
選手たちもニューパターに興味津々な様子で、次々と手に取ってはフィーリングをチェックしていた。そのうちの一人、今平周吾は練習ラウンドでツノ型形状のモデルを使用。本人は「良い感じですね。このまま使うかもしれません」と話しており、いきなりバッグインの可能性もありそうだ。
他にも久常涼や稲森佑貴らが練習ラウンドでテストしていたほか、キャロウェイスタッフプレーヤーの石川遼も練習グリーンで感触を確かめていた。また、オデッセイらしくヘッド形状も様々なモデルが用意されているようで、2種類のインサートやネック形状を組み合わせると多彩なニーズに対応してくれそうだ。
今シーズン前半は三角ネック形状の『TRI-BEAM』パターが話題を集めたオデッセイ。ツアープロたちも注目する『Ai-ONE』の公式発表が待たれる。
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。