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コリン・モリカワが巧みなボールコントロールで6バーディを量産!

ZOZO CHAMPIONSHIP初日を単独首位でスタート!

千葉県のアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで行われている「ZOZO CHAMPIONSHIP」(10月19日〜22日)の初日、コリン・モリカワが6アンダーで単独首位に立った。インスタートのモリカワは10番、11番を連続バーディでスタートすると、前半だけで5つのバーディを量産。後半も5番でバーディを奪い、ノーボギーの64(パー70)でまとめた。

「何週間かオフをとっていたのでどうなるかと思いましたが、球をコントロールできるように取り組んできたことがコース上で実際にできて良かったです。今日は良いラウンドができました」(モリカワ)

コースの印象について聞かれると、「風の方向のせいか、いくつかのホールは短く、フェアウェイも硬く感じました。例えば11番ホールのセカンドショットは、練習ラウンドでは5番アイアンを使いましたが、今日は8番アイアンで打ちました。グリーンが早くなったこともありますね。パーだと思っていたホー ルでバーディが取れるのは良いですね」とコメントした。

得意のアイアンショットを生かせるコース

2021年の全英オープン以来優勝から遠ざかっているモリカワだが、今季もフェデックスポイントランキングで7位と安定した成績を残した。PGAツアー中継の解説でもお馴染みのスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏によると「あまり目立っていませんが調子は悪くない。今大会も練習ラウンドから状態が良いです」とのこと。

「安定したフェードボールを打っています。距離のある4番パー4のティショットは、左が池でアゲインストという力が入りやすいシチュエーションでしたが、木の左からフェードでフェアウェイセンターをとらえるナイスショットでした。かなり調子が良くないと木の左からは狙えないですからね」(吉田)

前日はパッティング練習に時間を費やしていたモリカワだが、吉田氏は「その成果も出ていて、決めるべきところでしっかり決めていました。得意のアイアンショットを生かせるコースでもありますし、このまま突っ走る可能性もありますね」と2日目以降の活躍に期待を寄せる。

デンマークの若手ニコライ・ホイゴーも注目

ほかに大会初日で印象に残った選手を吉田氏に聞くと、5アンダー2位タイのニコライ・ホイゴーの名前が挙がった。デンマーク出身の22歳で、今年のライダーカップで欧州チームのメンバーに選ばれた期待の新鋭だ。

「アップライトにクラブを上げて、切り返しから下半身を思い切って使っていくスイングがダイナミックで飛距離も出ます。アグレッシブなプレーが魅力で、まだ荒削りな部分もありますが大化けする可能性もあります。初日はアイアンショットが切れていましたね。16番パー3は右のピンに対して右から風が吹いていましたが、グリーンの右に打ち出してピンそばにつけていました。普通はピンを狙ってセンターでOKのシチュエーションですが、かなり調子が良いことがうかがえます」(吉田氏)

絶好のコンディションの中で行われている今大会。2日目以降も熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

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PROFILE

フクダトモオ

EVEN / 副編集長

フクダトモオ

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

フクダトモオの記事一覧

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

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