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【ゴルフギア部門】”EVEN オブ・ザ・イヤー 2023-24” 年末の恒例企画「EVENオブ・ザ・イヤー」を今年もお届け!

GOLF GEAR OF THE YEAR 2023–2024

今年1年を振り返ると、春にはテーラーメイド、キャロウェイから人気シリーズが登場し、秋にはタイトリスト、ミズノの新アイアンが発売。11月には世界初のAIフェースのパターも話題になりました。ギア賢者の2人が選ぶゴルフギア・オブ・ザ・イヤーは?

2023年はプロモデルが主役

鹿又:今年を振り返ると全体的にプロモデルのクラブが多かったですね。その中でも『パラダイム』の360度カーボンシャーシやブリヂストンのスリップレスバイトミーリング、あとオデッセイのAIフェースなど新しいテクノロジーを採用するメーカーが多くて、クラブの転換期になった1年だと思います。

「今年はゴルフクラブの転換期だったけど、ピンは一強だった」

鹿又芳典
ゴルフショップ「マジック」の店長兼クラフトマン。プロゴルファーのクラブも調整してきたカリスマフィッター。1年間に試打するクラブは200本以上。

鶴原:たしかにダンロップで言えば『スリクソン』、ブリヂストンで言えば『B1/B2シリーズ』、秋に発売されたタイトリストの『Tシリーズ』や『ミズノプロ』もどちらかと言えばアスリート系でしたね。その中で今年の主役になったのはやっぱりピンじゃないですか。

「スリクソンなど本当に性能が良いクラブが売れる時代になった」

鶴原弘高
ゴルフ雑誌やウェブサイトに寄稿するだけでなく、自身もゴルフ番組など様々なゴルフコンテンツに出演する人気ゴルフライターとして活躍中。

鹿又:異論なし、間違いなく一強でした。ドライバーに関して言えば、前作の『G425』で弱点だと言われた打感・打球音を完璧に改善したこと。それと、今までのピンは「曲がらないけど、飛ばない」という声もありましたが、『G430』は飛距離性能も向上しました。

鶴原:ドライバーは無敵でしたね。アイアンだと『スリクソンZXシリーズ』がすごく良かったと思います。『ZX5 MkⅡ』『ZX7 MkⅡ』『Z フォージドⅡ』の3モデルとも特徴をわけつつ、どれも完成度が高かったです。

鹿又:日本メーカーで言えば、ヤマハの『RMX V Dシリーズ』も久々にヤマハらしい良いアイアンだと思いましたね。

鶴原:藤田寛之さんも絶賛して、すぐに試合で使って優勝しましたね。

鹿又:ヤマハで20年近くプロ担当している人も、今まで藤田さんにこれほど褒められたアイアンはなかったと言ってましたね。

鶴原:ドライバーとアイアンをつなぐフェアウェイウッドやユーティリティはどうですか?

鹿又:この2カテゴリーが最も転換期を迎えていて、面白いなと思ったのがキャロウェイの『APEX UW』。これはフェアウェイウッドとユーティリティの利点を融合したクラブになっていて、プロからの評価も高い。

鶴原:もう一つのトレンドとしては、チタン素材のフェアウェイウッドが増えましたね。その中でもヤマハの『RMX VD』は現代の名器だと思います。価格は高いですけど、それだけのパフォーマンスを発揮してくれます。

鹿又:ヤマハの契約プロはもちろん、契約フリーの選手でも使っている人が多いのは本物の証しでしょう。

鶴原:ウェッジはどうでしたか?

鹿又:他のメーカーも頑張っているけど、やっぱり『ボーケイ』の壁は高い。スピン性能だけで言えば『ジョーズRAW』や『RTX6 ZIPCORE』もスゴイです。

鶴原:ちょっと違うジャンルで言えばフォーティーンの『DJ6』も良かったですね。

鹿又:あのウェッジはアベレージゴルファーにとっての名器。ソール形状が独特で、普通のウェッジでソール、バンスが上手く使えない人でもバンスが使えるから簡単です!

鶴原:パターはどうですか?

鹿又:オデッセイにはじまり、オデッセイに終わった1年だったと思います。春は『トライ・ビーム』『5K』が話題になって、秋は『Ai-ONE シリーズ』が発売されました。だから、オデッセイの中からどれを選ぶかというゴルファーが多かったと思います。

鶴原:実は私も最近、『Ai-ONE #7S』を購入しましたが、打点がズレてもボールスピード、距離感が変わりません。だから、ロングパットの距離感が狂わない。個人的にドライバーよりも『Ai-ONE』の方がパラダイムシフトが起きたと思っています。

鹿又:ボールは『プロV1シリーズ』ですかね。

鶴原:永遠のロングセラーですね。でも、最近は売れているものって本当に性能がいい。今はゴルフショップに計測器があるので飛距離はもちろんのこと、ボールスピード、打ち出し角、スピン量も計測できます。みんな、その数字を見て購入しますからね。

鹿又:確かに「なぜ、これが売れるの?」というモデルがなくなって、今年売れている『G430シリーズ』や『スリクソン』は性能がいい。

鶴原:そういう意味では、ゴルファーにとって良い時代になりましたね。

☆★ドライバー部門☆★

今回のゴルフギア・オブ・ザ・イヤーは総合部門だけでなく、スライス解消、アスリート部門などタイプ別のNo.1を選出。

総合No.1 ピン G430 MAX

歴代『Gシリーズ』の特徴でもある慣性モーメントの高さを継承しながら、新バルジ&ロール設計でミスヒットにも強くなった。超極薄フェースで反発性能を高めて飛距離アップを実現。前作『G425』から打感を改善したことで大ヒットした。

¥93,500 ~ お問い合わせ(ピンゴルフジャパン 048-437-6501)

Kanomata’s Comment 純正シャフトの出来もイイ!

鹿又:ピンはフィッティングメーカーで色んなシャフトを選べることで幅広い層をカバーできるけど、『G430 MAX』は純正シャフトもクセがなくて振りやすい。本当に万人向けのNo.1ドライバーです。

スライス解消No.1 ブリヂストン B2 HT

ドローバイアス設計になっているだけでなく、網目状にクロスしたスリップレスバイトミーリングがボールに食い つき、つかまりを良くしている。ミーリングは2014年の『J715』から独自に研究開発したテクノロジー。

¥85,800~ お問い合わせ(ブリヂストンスポーツお客様コールセンター0120-116613)

パワーヒッターNo.1 キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド

AI設計フェースによるボール初速アッ プにくわえて、ゴルフ業界初の360度 カーボンシャーシを搭載したことで大 きな余剰重量を確保。浅重心でパワー ヒッター好みの操作感を実現した。ボ ールスピードは今年度No.1との評価 が高い。

¥96,800 ~ お問い合わせ(キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147)

Tsuruhara’s Comment 他の『パラダイム』とは顔と打感が違う

鶴原:ヘッドサイズが小さめの『パラダイム トリプルダイヤモンド』は構えたときの顔もシャープで、打球音も他の『パラダイムシリーズ』に比べて低音。中弾道で強い打球が打てるだけでなく、顔や打感もパワーヒッターと相性抜群です。

アスリートNo.1 スリクソン ZX5 MkⅡ

松山英樹のテストデータを分析した結果、よりボールスピードが向上するフルチタンのヘッドを採用。剛性の高い 部分と低い部分を交互に配置するリバウンドフレームの効果もボールスピードアップにつながった。

¥96,800~ お問い合わせ(ダンロップスポーツマーケティング0120-65-3045)

軽量モデルNo.1 ピン G430 HL

270グラム台の超軽量設計でありながら、軽量クラブ史上最高クラスの慣性モーメント8700g・㎠を実現。シャフ トだけでなくヘッドもグリップも軽量化したことでバランスが良く、ヘッドスピード30m/s台でも高弾道ボールが打てる。

¥93,500~ お問い合わせ(ピンゴルフジャパン 048-437-6501)

鹿又:ピンの『G430シリーズ』は『SFT』も『LST』もレベルが高かったけど、その中でも『MAX』は完成度が高いだけではなく、本当に幅広いゴルファーが打ってNo.1だと評価するドライバーだと思います。

鶴原:同じシリーズでもう一つ挙げるとすれば軽量モデルの『HL』が衝撃でした。軽量ドライバーって、シャフトだけを軽くするモデルが多いので振りにくかったりするのに、『HL』は本当に振りやすい。ヘッドスピード30 m/s台のゴルファーは是非一度打ってほしい。

鹿又:ピンの一強だったけど、対抗馬としてはブリヂストンの新『Bシリーズ』。特に『B2 HT』は新しいフェースミーリングの効果が体感できるレベルでボールをつかまえてくれます。

鶴原:つかまりがいいけど、決して左に飛ぶわけじゃないのがイイ。

鹿又:逆にヒッカケに悩むパワーヒッターのNo.1は『パラダイムトリプルダイヤモンド』。使う人を選ぶヘッドですが、ハマった人は最高のボールスピードが出ます。

鶴原:ボールスピードで言えば、『スリクソンZX5 MkⅡ』も負けていなかった。アスリートゴルファーが好むレベルの寛容性があり、今どきのツアーモデルという感じです。

鹿又:ここ数年は海外メーカーが圧倒的に強かったですが、今年は日本メーカーも健闘しましたね。

 

☆★アイアン部門☆★

アイアンは飛び系、鍛造キャビティ、中空タイプと、そのバリエーションはドライバー以上に多彩。総合以外にも5つの部門を設けました。

総合No.1 ダンロップ スリクソンZXシリーズ

『ZX5 MkⅡ』ではスリクソン史上最速のボールスピード、『ZX7 MkⅡ』では打感を極めたピュアフレーム、そして松山英樹が共同設計した『ZフォージドⅡ』では上級者が好む操作性とスピン性能を追求した。

6本セット(ZX5 MkⅡ)¥138,600~ お問い合わせ(ダンロップスポーツマーケティング0120-65-3045)

Tsuruhara’s Comment 昔のスリクソンよりはるかにやさしい!

鶴原:アスリートモデルではありますが、昔の『スリクソン』に比べるとブレードタイプの『ZフォージドⅡ』でもやさしくなっています。3モデルとも構えたときの顔が良かった。

鹿又:正直に言うとアイアンという括りでNo.1を決めるのは難しい。というのも、今は7番アイアンでロフトが24 度のモデルもあれば、34度のアイアンもある。それだけアイアンとしての個性が違ってきたので、ひと括りにできなくなってきました。

鶴原:飛び系のアイアンとアスリートモデルのアイアンは、目指しているゴールが違いますからね。でも、その中でシリーズとして考えると『スリクソンZX MkⅡシリーズ』はレベルが高かったですね。

鹿又:私も今年のNo.1だと思います。プロからの評価も高くて、女子ツアーではほとんどの契約選手が最新モデルにスイッチしていました。アイアンでは珍しいことです。全く逆のタイプでは飛び系の『オノフ FF247』もよく出来ていました。超ストロングロフトなのに打球が上がるのが素晴らしかったです

アスリート NO.1 ヤマハ RMX VD/M

新『RMXシリーズ』はヤマハが約15年ぶりにアイアンのフェースゲージを変更して、今平周吾の感性を取り入れた。軟鉄鍛造による打感の良さと深重心設計の寛容性のバランスの良さを藤田寛之も絶賛。

6本セット¥132,000~ お問い合わせ(ヤマハゴルフお客様ダイヤル 0120-808-562)

打感 NO.1 タイトリスト T100

PGAツアーで使用率No.1を誇る『T100』。トップ選手からのフィードバックと科学的なデータから、さらなる打感の向上と安定性を実現。ボーケイウェッジの開発チームと共同開発したソール形状により抜け感も向上。

6本セット¥165,000~ お問い合わせ(アクシネット ジャパンインク0120-935-325)

飛び系 NO.1 グローブライド オノフ FF247

7番アイアンでロフト24度という超ストロングロフト設計でありながら、打球が上がりやすい。オノフ独自の構造でフェースの肉厚を2段階にして、フェースの下側だけをたわませる設計で打ち出し角を高くしている。

5本セット¥165,000~ お問い合わせ(オノフお客様センター 0120-506-204)

Kanomata’s Comment 飛び系アイアンの新たな進化系

鹿又:ストロングロフトのアイアンで、ここまで打ち出し角が高いアイアンははじめて打ちました。純正シャフトも適度に先がしなるので、ライナー系ではなくて高弾道ボールが打てます。

やさしさ NO.1 テーラーメイド ステルス HD

軽量ポリマー素材を使用したことで、軽量化と強度を両立させた大型中空アイアン。超低重心設計なので打球が上がりやすく、不快な振動を吸収するエコーダンピングシステムによって打感も良くしている。

5本セット¥121,000~ お問い合わせ(テーラーメイドカスタマーサービス 0570-019-079)

中空キャビティ NO.1 テーラーメイド P790

4代目の『P790』は番手毎に中空ヘッド内部の構造を変えて、各番手の最適重心と最適弾道を実現。「スピードフォームAIR充填材」の効果で心地良い打感になっている。

4代目の『P790』は番手毎に中空ヘッド内部の構造を変えて、各番手の最適重心と最適弾道を実現。「スピードフォームAIR充填材」の効果で心地良い打感になっている。

鶴原:意外なところでは『ステルス HD』です。

鹿又:今まで海外メーカーであそこまでワイドソールで大型ヘッドのアイアンはなかったと思いますが、
やさしさ・つかまり・上がりやすさは現役No.1でしょう。このサイズでも7番のロフトが30度あるのが良かったですね。

鶴原:自分が何を求めるかを整理してモデルを選ぶことが大切ですね。

☆★フェアウェイウッド部門☆★

昨年まで海外メーカーが選ばれることが多かったフェアウェイウッド部門だが、今年はチタン素材で話題になった国内メーカーがNo.1に。

総合 No.1 ヤマハ RMX VD

フェースにもボディにもチタン素材(βチタン)を採用したことで、ドライバーに近いレベルまで飛距離性能と寛容性を高めた。3Wではソールに約90グラムのタングステンを配置したことで重心を低くして打球を上がりやすくしている。

¥62,700~ お問い合わせ(ヤマハゴルフお客様ダイヤル 0120-808-562)

Kanomata’s Comment チタン素材は3Wがやさしい

鹿又:チタンを使ったから飛ぶわけではなく、チタン素材によって余剰重量を確保できたことで低重心化できた。その結果、3Wがやさしくなりました。ヘッドスピード42m/s前後のゴルファーにオススメです。

アスリート NO.1 ブリヂストン B1 ST

チタン素材のフェース・ボディにカーボン構造を融合。「スリップレスバイトミーリング」により、余分なスピンを抑えたことで、アスリートにとっては吹け上がらず、強い中弾道ボールが打てる。

¥57,200~ お問い合わせ(ブリヂストンスポーツ お客様コールセンター 0120-116613)

コントロール NO.1 テーラーメイド ステルス2 プラス

50グラムの「スライディングウェイト」を搭載したことで、自由自在にスピン量を調整できるようになり、1人1人に合った理想のコントロール性能を実現。3Wとしてはコンパクトな170㏄でスクエアに構えやすい。

¥60,500~ お問い合わせ(テーラーメイドカスタマーサービス0570-019-079)

☆★ユーティリティ部門☆★

プロゴルファーにとっても必須クラブになったユーティリティ。1位に選ばれたのはプロからの要望で開発された新タイプのユーティリティだった。

総合 No.1 キャロウェイ APEX UW

プロからの要望で生まれたフェアウェイウッドとユーティリティを融合した“ユーティリティウッド(UW)”。
ヘッドサイズはFWに近いが、セミグースネックの感じはUT。浅重心設計で操作性が高くて、強い打球が打てる。

¥50,600 ~ お問い合わせ(キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147)

Tsuruhara’s Comment 吹け上がり、ヒッカケが出ない

鶴原:『APEX UW』は今までユーティリティで吹け上がったり、ヒッカケのミスが出てしまっていた人でも使える本格派。

飛び系 NO.1 キャロウェイ パラダイム スーパーハイブリッド

UTとしては貴重なフルチタン構造で、AIフェース、タングステンインナーウェイト、低重心設計などの構造はドライバーに近い。UTの限界を超えた飛距離性能が魅力。

¥63,800 ~ お問い合わせ(キャロウェイゴルフ お客様ダイヤル 0120-300-147)

アスリート NO.1 タイトリスト TSR2

打感・飛距離・操作性・寛容性のバランスがアスリートゴルファーの好みになっている『TSR2』。前作よりもフェース長を長くしたことにより左右のミスヒットに強くなった。

¥49,500 ~ お問い合わせ(アクシネット ジャパンインク 0120-935-325)

☆★ウェッジ部門☆★

今年も総合No.1に選ばれたのはウェッジ界の絶対王者ボーケイだったが、部門別のNo.1には多様なメーカーが選出された。

総合No.1 タイトリスト ボーケイ・ デザイン SM9

2004年から約20年連続でPGAツアー使用率No.1を記録。『SM9』ではスピンコントロール性能、打感と操作性の良さを継承しながら、ロフト別に最適な重心にする「プログレッシブCG」を進化。また7種類目のグラインドとして「Tグラインド」も追加。

¥27,500~ お問い合わせ(アクシネット ジャパンインク 0120-935-325)

Tsuruhara’s Comment 1世代ごとに着実に進化

鶴原:ボーケイシリーズは前作から大幅に変えることなく、着実に一歩ずつ進化しています。だから今までのユーザーが離れず、新規のユーザーが増えています。

スピン性能 NO.1 キャロウェイ ジョーズ RAW

キャロウェイ独自の溝を鈍角に削る「37V グルーブ」、フェース上部を肉厚にした高重心設計、さらにフェースだけをノーメッキにしたことで究極のスピン性能を発揮。ヘッド形状はロジャー・クリーブランドが監修。

¥29,700~ お問い合わせ(キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147)

やさしさ NO.1 フォーティーン DJ-6

やさしいウェッジを追求してきた『DJシリーズ』。新モデル『DJ-6』では「グランドキャニオンソール」で高低差のあるソール形状を開発したことでダフリのミスに強くなった。軟鉄鍛造の中でも柔らかいS20Cによる打感もGOOD!

¥22,000 ~ お問い合わせ(フォーティーン 027-387-8760)

30ヤード 以内 NO.1 ダンロップ クリーブランド RTX6 ZIPCORE

メッキした後にブラスト仕上げをする製法とロフト別に異なるミーリングによって、ウェットコンディションやラフからのスピン性能が向上。特に30ヤード以内からのアプローチが高く評価される。

¥22,000~ お問い合わせ(ダンロップスポーツマーケティング 0120-65-3045)

☆★パター部門☆★

2年連続でテーラーメイドのパターがNo.1に選ばれていたが、今年はオデッセイがトップに返り咲いた。

総合No.1 キャロウェイ オデッセイ トライ・ビーム

「ラケットホーゼル」の効果でオフセンターヒットに強く、シリーズ最大級の安定性を実現した。トゥ・ヒールには15グラムのタングステンウェイトを搭載し、重心を浅くすることで操作性を高めた。アドレスしたときにはネック部分がスッキリ見えて構えやすい。

¥42,900 お問い合わせ(キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147)

Kanomata’s Comment ネック部分の重さが気にならない

鹿又:形状としては存在感があるラケットホーゼルですが、軽量化されているのでストローク中に違和感がありません。それも女子ツアーの選手に受け入れられた要因のひとつだと思います。

マレット型 NO.1 テーラーメイド スパイダーツアー X

ローリー・マキロイをはじめ、世界のトップ選手が使用した『スパイダーエックス』を継承した新モデル。
TSSウェイトを前方に配置したことにより、マレット型でありながらフェースを開閉しやすくなっている。

¥46,200 お問い合わせ(テーラーメイドカスタマーサービス 0570-019-079)

テクノロジー NO.1 キャロウェイ オデッセイ Ai-ONE

約4年間の開発期間を経て、完成した世界初のAI設計フェース。打点が1センチずれたときの飛距離ロスを約5%に抑えられるようになった。『Ai-ONE』のブレード型ではバックフェースの「窓」からフェースの裏側が見える。

¥46,200 お問い合わせ(キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147)
AI設計によりフェース裏側の中央部分が台形型に盛り上がった独特な形状になった。

☆★シャフト部門☆★

米国ツアー、日本ツアーでも圧倒的な使用率と勝率を誇るフジクラがドライバー部門だけでなく、アイアン部門でもNo.1に!

総合No.1 フジクラ ベンタス ブラック

先端剛性を高めた「ベロコアテクノロジー」によって、オフセンターヒットのねじれを軽減した『ベンタスシリーズ』。『ブラック』は中間から手元部分の剛性を高めた元調子。弾道を抑えた強い打球が打てることでPGAツアーでも使用率No.1に。

¥55,000 お問い合わせ(藤倉コンポジットACP事業部 03-3527-8433)

Kanomata’s Comment ハードなだけではなく「当てやすさ」がある

鹿又:『ベンタス ブラック』は決してやさしいシャフトではなくて、アスリート向け。でも、しなるところはしっかりしなるので芯に当てやすい。それがフジクラの強みです。

軽量部門 NO.1 三菱レイヨン ヴァンキッシュ

軽量でも強度が落ちない高機能素材を使った40・50グラム台のみの軽量シリーズ。特殊なプリプレグ(カーボン繊維)を使うことによって、再現性の高いしなり戻りで飛距離性能を高めた。

¥44,000 お問い合わせ(三菱ケミカル コンポジットソリューション事業部 03-6478-7606)

振りやすさ NO.1 グラファイト ツアーAD VF

次世代の元調子系で強さと振りやすさを融合。東レ(株)がグラファイトデザイン向けに専用設計した
トレカ®M40Xを手元部分に採用して、シャープな振り心地に仕上げた。男子ツアーでは今平周吾が使用。

¥46,200 お問い合わせ(グラファイトデザイン 0494-62-1170)

アイアンカーボン NO.1 フジクラ トラヴィル

2012年の『MCI』以来となるフジクラのアイアン用カーボンシャフト。発売から5日間で1万本の大ヒット。グリーンに乗るための落下角度を意識した設計になっており、グリーンに止まる弾道を叶えてくれる。

¥14,300 お問い合わせ(藤倉コンポジットACP事業部 03-3527-8433)

Tsuruhara’s Comment カーボンのデメリットが一切ない!

鶴原:カーボンシャフトは飛距離は出るけど、挙動が不安定だったり、タテの距離感を出しにくかったりするデメリットがありましたが『トラヴィル』にはそれがない。重めのスチールをつかっていた人もスイッチできます。

アイアンスチール NO.1 日本シャフト N.S.プロモーダス3シリーズ

日本シャフトの開発チームが1年半PGAツアーに帯同しながら、選手からの要望を聞いて開発した『モーダス』。
スチールシャフトとしては画期的な肉厚調整技術「MSA」を駆使して、重すぎることなく振りやすいスチールシャフトになった。

お問い合わせ(日本シャフト 045-782-2561)

☆★グリップ部門☆★

クラフトマンでもある鹿又はグリップへの知見も深い。そんな鹿又が選んだ1本が『MCCプラス4』だった。その理由は?

総合No.1 ゴルフプライド MCC プラス4

グリップをする左手部分はコード、素手で握る右手部分をラバーにした『MCC』をベースに、右手部分を下巻き4枚分厚くすることでテーパーレス形状にした『MCCプラス4』。右手部分は約20%ソフトな素材を使っている。

オープン価格 お問い合わせ(日本フェイウィック 03-6262-6150)

Kanomata’s Comment ちょい太めの感覚が好き!

鹿又:グリップは個人の感覚、好き嫌いもありますが、『MCCプラス4』はちょっと太めの感覚が好き。プロゴルファーでも使用者が多いということは、アマチュアでもマッチする人が多いと思います。

☆★ボール部門☆★

ボール部門のNo.1は予想通り『プロV1シリーズ』。2000年に初代モデルが誕生してから、20年以上もゴルフボールの王者として君臨している。

総合No.1 タイトリスト プロV1/プロV1x

世界中のツアーで使用率No.1を誇る『プロV1 シリーズ』。今年発売された12代目ではコア中心部から外側に向かって剛性を高める新コア設計を採用したことでフルショットでの衝撃を抑えて飛距離アップを実現した。

オープン価格 お問い合わせ(アクシネット ジャパンインク 0120-935-325)

Kanomata’s Comment 期待を裏切ることなく、飛距離性能をプラス

鹿又:今年の新モデルは、歴代の『プロV1シリーズ』を使っていた人の期待を裏切らない性能を維持しつつ飛距離性能を伸ばしてきた。ドライバーを打ったときに明らかに飛びました。

 

新アイデア NO.1 テーラーメイド ツアーレスポンス ストライプ

プロゴルファーが使うツアーボールをアマチュアゴルファー用に設計したウレタンカバーの3ピース構造。
極太のストライプによってパッティングだけではなく、ティショットでも目標に合わせやすい。

オープン価格 お問い合わせ(テーラーメイドカスタマーサービス 0570-019-079)

Tsuruhara’s Comment 価格も抑えめで、ラインが合わせやすい

鶴原:ウレタンカバーのボールとしては価格を抑えていますし、このアライメントは好き・嫌いはあると思いますが私は好きです。パターでのラインが抜群に合わせやすい。

飛距離 NO.1 ブリヂストン ツアーB JGR

歴代のJGRシリーズで最大のコア容量を誇る「BIGマッスルコア」。インパクトでボールが大きく変形して、変形が戻る弾き感でシリーズ史上最高の飛び系ボールが完成した。同社の『ツアーBシリーズ』より10ヤード飛ぶと評判。

オープン価格 お問い合わせ(ブリヂストンスポーツお客様コールセンター 0120-116613)

OUTLOOK for 2024

「2024年は日本メーカーの大逆襲がはじまる」

今年のゴルフギア・オブ・ザ・イヤーの選考を終えた2人は最新モデルの話をしながら、2024年の話題に。
2人はどんなメーカー、クラブに注目しているのだろうか?

鶴原:2024年はどんなクラブが主役になりますかね?

鹿又:おそらく1月にはテーラーメイド、キャロウェイから新製品が発表されて話題になると思いますが、2023年の後半から日本メーカーのクラブが盛り上がってきているので、この流れは来年に向かって加速しそうな気がしています。

鶴原:確かにブリヂストンの『Bシリーズ』やヤマハの『RMX VD シリーズ』の性能は海外メーカーに負けていませんね。

鹿又:2、3年前は海外メーカーのほうが明らかにボールスピードが速かった。でも、『スリクソンZX5MkⅡ』を打ったときに、これはテーラーメイドやキャロウェイに負けていないと思いました。

鶴原:そこにブリヂストンやヤマハも追従してきた感じですね。

鹿又:性能だけでなく、価格でも日本メーカーに追い風が吹いています。昔は日本メーカーの方が高かったけど、今は円安や海外の物価高の影響で、ほとんど変わらなくなったか、むしろ日本メーカーの方が安い。

鶴原:逆に来年以降も続きそうなのがシャフトの〝フジクラ最強時代〞ですね。

鹿又:『ベンタスシリーズ』は怪物。『ブラック』や『ブルー』はもちろん、先調子系の『レッド』もよく出来て いて、この3モデルでかなり幅広いゴルファーをカバーできる。その技術を『スピーダーシリーズ』にも応用してきたので、『スピーダーNX ブラック』も評判がいい。

鶴原:ウェッジの『ボーケイシリーズ』、パターの『オデッセイ』、そしてボールの『プロVIシリーズ』は来年もNo.1になりそうですね。来年のモデルで注目していることはありますか?

鹿又:アイアンのロフトです。ここ数年、飛び系アイアンが大流行して、どんどんロフトが立ってきた。この1、2年は7番アイアンで28度前後のモデルがスタンダードになっています。でも、2023年の後半から少しずつロフトを寝かせたモデルが増えてきたので、来年はアイアンのロフト角が少し戻りそう。

鶴原:やっぱり「7番アイアンで30度くらいが打ちやすい」という雰囲気になりつつありますね。

鹿又:あと、別の視点から話をすると極太グリップがブームになりそう。

鶴原:グリップ部門では『MCCプラス4』を選んでいましたね。

鹿又:これは個人の感想ですが、グリップは太くしたほうがドライバーで飛距離は出ると思います。実際にそういうプロもいますし、パターの『スーパーストローク』があっという間に広がったように、ドライバーでも極太グリップが流行しそうな予感はします。

鶴原:興味深いですね。まだまだ話は尽きませんが、それでは来年のクラブ・オブ・ザ・イヤーも楽しみにしています。

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