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この夏は高原コースで涼しく快適にプレーしよう!

この夏はまだまだ暑くなる。

〝観測史上最も暑かった昨年に匹敵する暑さ〞が予想されている今夏でも、標高の高い高原のゴルフコースなら爽快なリゾートゴルフが堪能できる。

サニーカントリークラブゴルフレンジ

八ヶ岳連山の麓に位置する標高1100m、全長6859ヤードの丘陵コース「サニーカントリークラブ」。フラットで開放的な、文字通り〝天空のゴルフコース〞は、真夏でも涼しく快適にプレーできる。

とあって、夏のハイシーズンには関東近県から避暑目的のゴルファーが数多訪れる。だが同地が他所と明らかに異なるのはゴルフレンジだ。

天空に広がる日本屈指の練習環境

2019年のコースリニューアルの際、開場当時のホールから、ホール分を年の歳月をかけ改修。営業時間内周り放題というホール(パー・1852ヤード)の練習コースに奥行300ヤードのドライビングレンジ、アプローチ&バンカー、パッティングなどの各練習場を完備した国内屈指の練習環境を整えたのだ。しかも、プレー当日はこれらすべてが無料(※レンジボール代は有料)で使えるうえ、練習場のみでの利用も可能で、平日は3300円〜と破格値だ。「リゾートコースなのに、ジュニアや学生が手軽に利用できる練習環境で、圧倒的にリーズナブル。ホールの周り放題は、手引きで1日最大7周回った猛者がいたのだとか!芝のコンディションも良好で、レベルアップしたいなら最高の環境だし、真夏は都内と体感で度は違う」とライターの藤井さん。夏のゴルフ合宿の有力候補としてハズさない存在だ。

Recommender:藤井順一(ライター)

ゴルフ関連メディアに寄稿。サニーCCのある長野県佐久と東京の2拠点生活を標榜。近隣の日帰り温泉に立ち寄るのが王道パターン。

ゴルフレンジからクラブハウスを挟んだ、より高所に位置するコースは、全6,859ヤード、18ホールで蓼科山や浅間山の稜線が美しい絶景と解放感が醍醐味。宿泊施設が充実し、今春からは専用サウナ付きヴィラも新設された。
300ヤードのドライビングレンジ、6ホールの練習コースのスタートホール、休憩所、バンカー練習場。

info

  • サニーカントリークラブ
  • 長野県佐久市協和3491-280
  • 0267-54-2121

ボナリ高原ゴルフクラブ

Recommender:紺野ゆり(モデル)

「春夏秋の季節ごとにそれぞれ素晴らしい景色が楽しめます。お蕎麦も日本酒も美味しく、旅の目的地として最高です。」
と「ボナリ高原ゴルフクラブ」を推すのはモデルの紺野ゆり氏。
本誌でもお馴染みの彼女は、年間50ラウンドをこなし、ベストスコア81を誇るゴルフ狂。ここの良さはやはりその景色にあると、コメントを寄せてくれた。

挑まずにはいられない、崖越えルートの誘惑

設計者のロナルド・フリームはロバート・トレント・ジョーンズ・シニアに師事し、100箇所以上のコース設計に携わった名匠。この地では断崖や池など自然の地形を取り入れ、名峰を望む借景を最もドラマティックに体感できるコースを創り上げたのだ。その象徴こそこのパーの番ホールである。挑戦意欲を掻き立てて崖越えを狙えば、ツーオンも難しくないこのホール、しかしそう甘くはない。少しでもミスヒットしたならば、会津磐梯山に貰った勇気とともにボールは谷へと消えていくだろう。それでもこのティーイングエリアに立てば狙いたくなるのはゴルフ狂の性か。

さて、このコースの見どころは3番ホールだけではない。クラブハウス周辺の開放感溢れるダイナミックなホールや樹木に囲まれた森林ホール、打ち上げも打ち下ろしもあり実に変化に富んだレイアウトである。一度とはいわず何度も行きたくなるスペシャルなコースである。

スタート時点ではアメリカンな設計のダイナミックなホールが続くかと思いきや、左右から森がプレッシャーとなるレイアウトもあり、ホール毎の変化が楽しめる。会津磐梯山、安達太良山、吾妻連峰等、周囲の名山が楽しめる景色も有名だが、同コースのハイライトは紅葉の季節。色とりどりに変化した山の紅葉こそ、ここの名物といわれる。

info

  • ボナリ高原クラブ
  • 福島県耶麻郡猪苗代町沼尻山甲2855
  • 0242-67-1234

西那須野カントリークラブ

Recommender:仁木貴子(ヤマニ マーケティングディレクター)

常にまたチャレンジしたいと思わせるコースだと思います。ラウンドの帰りに牧場や温泉に寄れるのも嬉しいですね。

ただ美しいだけではない。その戦略性の高さがゴルファーを魅了する。

北関東の名コースと評される「西那須野カントリー倶楽部」。”光と影の魔術師”ロバート・ボン・ヘギーの手による同ゴルフ場は、その景観の美しさを讃えるゴルファーが少なくない。ヤマニのマーケティングディレクター、仁木貴子氏も「絵に描いたような美しいコースだと思います」と最大級の賛辞を贈る。一方、「森に囲まれたホールのプレッシャーは強く、オールベントグラスなのでクリーンにコンタクトしないとミスにつながります」と、その難しさも魅力とする。
自らの技術を最大限に試されるコースこそ、名コースなのだ。

“光と影の魔術師”と呼ばれるロバート・ボン・ヘギーは、ウォーターハザードやバンカーを巧みにレイアウトすることでも知られている。池とバンカーの配置によって美しい景観を生み出すのだ。

info

  • 西那須野カントリークラブ
  • 栃木県那須塩原市千本松804-2
  • 0287-37-8111

津軽高原ゴルフ場

Recommender:ジャック高橋(JACK LABO代表(EVEN前編集長))

青森の山の中のほのぼのとした雰囲気で、アーノルド・パーマー設計のご機嫌なコースと出会えるとは、そのギャップにやられました!

自然の勾配と樹木を巧みに配したアーノルド・パーマーの自信作。

設計者であるアーノルド・パーマーの掲げたテーマは「“楽しいゴルフ”はこちらへどうぞ!」なだけに、広々としたレイアウトでゆったりと楽しめる。6850ヤードのブラックティでは谷やハザードのプレッシャーが強烈な一方、5070ヤードのレッドティでは、フラットな地形と、バンカーのあまりないグリーン周辺の享受できる難易度の差を巧みに設定した流石の設計である。

ここを推す本誌前編集長のジャック高橋は、世界各地で隙あらばラウンドを重ねてきた人物。彼は一体どのティからラウンドするのか興味深いところだ。

津軽平野の南側に位置する高原にあるコースながら、フラットな土地を活用したレイアウトが特徴で、八甲田連峰を望む雄大な景色と高原の風を楽しめる。「難しいゴルフはやめて楽しいゴルフをしよう」という設計家の思いが随所に感じられる。

info

  • 津軽高原ゴルフ場
  • 青森県平川市小国深沢18-42
  • 0172-44-4111

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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