
25年最新版:タイトリスト プロV1シリーズ:プロ愛用の高性能球を徹底レビュー

EVEN 編集部
- 2025年04月04日
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ゴルフ界で圧倒的な支持を得ている タイトリスト プロV1シリーズ。世界シェアナンバーワンと言われるタイトリストのラインナップの中でも人気のこのボールは、プロからアマチュアまで幅広いゴルファーに愛用されています。2025年2月には2年ぶりに最新モデルが発表されました。今回は、この新しいプロV1シリーズの特徴や性能、実際の使用感について詳しく解説していきます。
高い完成度を誇るタイトリスト プロV1シリーズは、飛距離、スピン、打感のすべてを高次元で融合したトータルパフォーマンスボールです。プロV1は特にショートゲームでの操作性や風に対する性能が向上し、ソフトな打感が特徴。一方、プロV1xはより高い弾道としっかりとした打感を持ち、ロングゲームでの飛距離性能に優れています。
ゴルフボール選びに悩んでいる方、より良いスコアを目指す方、プロV1とプロV1xそれぞれの実力を知りたい方は、ぜひこのレビューを参考にしてください。
忙しい方向け!EVEN編集長ミズカミの本気のインプレッションを抜粋
No.1ボールブランドといえば「タイトリスト」。中でもその頂点に位置付けられているのが 「プロV1」と「プロV1x」だ。
さてさて、2025年モデルのキーポイントは“ボールスピード”と“スピン性能”の向上だ。一見するとこの二つの要素は矛盾がある。というのもバックスピンの量が上がれば、ボールスピードは落ちてしまうのが物理の法則である。それを最新のテクノロジーでやってのけるのがナンバー1ブランドたる所以だろう。
何より驚愕したのが、プロV1xのスピン性能。190ヤードをU3で狙ってみたところ、滅多に出ないナイスショット。見事にグリーンを捉えたものの、いつもだったらグリーンをこぼれていそうなボールの勢い。ところが見事にグリーンに残っている。いや、これは嬉しい。
ツアー終盤にテストしたプロたちが軒並み切り替えているのは当然かもしれない。この進化を見るに、“ナンバー1ボール”のキャッチフレーズは伊達ではないと感じる。
プロV1は飛距離と操作性を求めるゴルファーにおすすめ!
タイトリスト プロV1シリーズは、幅広いゴルファーに適していますが、特に以下のような方におすすめです:
- 飛距離性能を重視するゴルファー
- ショートゲームでの繊細なコントロールを重視する方
- 風の影響を最小限に抑えたいゴルファー
- 高品質で信頼性の高いボールを求めるゴルファー
プロV1xは力強い飛距離と高弾道を求めるゴルファーにおすすめ!
- 力強い飛距離でアドバンテージを築きたいゴルファー
- しっかりとした打感と手応えのあるインパクトを好む方
- 風に負けない安定した弾道を求めるゴルファー
- 高品質で信頼性の高いボールを求めるゴルファー
▼プロV1シリーズ、公式ムービーはこちら
プロV1シリーズの特徴を徹底解説
タイトリスト プロV1の商品スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
構造 | 3ピース 新配合NEW ハイスピード・ハイグラディエント・コア |
カバー | ソフトキャストウレタンエラストマーカバー |
ディンプル | 球面タイル状388ディンプルデザイン |
スピン | ロングゲーム:中低 ショートゲーム:高 |
弾道 | 中弾道 |
打感 | 非常にソフト |
タイトリスト プロV1xの商品スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
構造 | 4ピース 新配合NEW ハイスピード・ハイグラディエント・コア |
カバー | ソフトキャストウレタンエラストマーカバー |
ディンプル | 球面タイル状348ディンプルデザイン |
スピン | ロングゲーム:中低 ショートゲーム:高 |
弾道 | 中高弾道 |
打感 | ソフト |
優れた飛距離性能と最適化されたスピン特性
プロV1シリーズは、優れた飛距離性能とそれぞれのモデルに最適化されたスピン特性を両立しています。プロV1は、進化したハイスピード・ハイグラディエント・コアと緻密に設計された388個のディンプルにより、優れた飛距離性能と最適化されたスピン特性を両立しています。ドライバーショットでは低スピンでボール初速を高め、風に負けない安定した中弾道で、トータル飛距離をさらに伸ばします。また、ロングゲームでの低スピン性能に加え、ショートゲームでのスピン性能も向上しており、あらゆるショットで高いパフォーマンスを発揮します。
一方、最新のプロV1xも同様に優れた飛距離性能を持ちながら、より高い弾道と、ロングゲームでは低スピン、ショートゲームでは高いスピン性能を実現しています。進化したハイスピード・ハイグラディエント・デュアルコアと緻密に設計された348個のディンプルにより、キャリーで飛距離を最大限に稼ぎたいゴルファーや、アイアンショットでの操作性とグリーン周りでの高いスピン性能を重視するゴルファーに最適です。
心地よい打感とショートゲームでの操作性
プロV1シリーズは、心地よい打感と優れたショートゲーム性能を両立しています。特にプロV1は、ソフトなキャストウレタン・エラストマー・カバーの採用により、インパクト時の打感が非常にソフトで繊細なフィーリングを提供します。アプローチやパッティングにおいて、優れたタッチと距離感のコントロールを可能にするのはもちろんのこと、最新モデルではショートゲームでのスピン性能も向上しています。
一方、最新のプロV1xもウレタンカバーによる優れたスピン性能を維持し、プロV1よりもややしっかりとした打感を提供します。ウェッジショットでは高いスピン性能を発揮し、より積極的にボールをコントロールしてピンを攻めたいゴルファーに適しています。パッティングにおいても、しっかりとした打感は安定したストロークをサポートすると感じるゴルファーが多いでしょう。
どちらのモデルにするか、ゴルファーのフィーリングやプレースタイルに合わせて選択できます。
風に強い安定した弾道
プロV1シリーズは、風に強い安定した弾道を実現するために、それぞれ最適化された設計が施されています。プロV1は、空気抵抗を徹底的に低減するために緻密に設計された388個のディンプルと、最適化されたエアロダイナミクスにより、風の中でも安定した中弾道を生み出します。ボールの回転数を抑えることで、特に風の影響を受けやすい状況下でも、狙ったラインを維持しやすく、優れた直進安定性を発揮するのが特徴です。
一方、プロV1xも独自のディンプル設計により、高い弾道でありながらも風に負けにくい安定性を備えています。キャリーで飛距離を稼ぎたいゴルファーにとって、風の影響を最小限に抑えながら高弾道で攻められるのは大きなメリットです。
リンクスコースや海沿いのコースなど、風の強い環境でプレーする際には、プロV1シリーズの安定した弾道がスコアメイクを強力にサポートします。
25年モデルの開発 前作からの進化
2025年モデルの開発は、2023年モデル発売直後からスタートしました。タイトリストの開発チームは、「製品開発はゴルファーの声から始まり、ゴルファーのために終わる」という理念のもと、プレーヤーからのフィードバックを即座に分析。特に多く寄せられたのが、「もっとショートアイアンやウェッジでスピンをかけたい」というリクエストでした。
この声に応えるため、タイトリストの研究開発チームはコアの素材や構造、カバーやケースレイヤーのバランスまで、すべてを再検討。素材の配合や内部構造のグラデーション、層ごとの硬度などを緻密に調整することで、スピン性能を向上させると同時に、飛距離アップにもつながる設計が実現しました。
このように、トッププレーヤーからアマチュアまで幅広い層の声をもとに進化を遂げた新プロV1シリーズは、「使えば違いがわかる」進化を遂げたボールといえるでしょう。
EVEN編集長ミズカミのタイトリスト プロ1&プロV1x 本気のインプレッション
スピン性能が確実に進化したタイトリストの最新作
プロアマ問わず国内外の多くの場所で使用率ナンバー1を誇るタイトリストのボール。その最高峰のモデル「プロV1」と「プロV1x」の最新作。プロV1xの2023年モデルを使っていたEVEN編集長ミズカミがご報告します。
No.1ボールブランドといえば「タイトリスト」。中でもその頂点に位置付けられているのが 「プロV1」と「プロV1x」だ。
さてさて、2025年モデルのキーポイントは“ボールスピード”と“スピン性能”の向上だ。一見するとこの二つの要素は矛盾がある。というのもバックスピンの量が上がれば、ボールスピードは落ちてしまうのが物理の法則である。それを最新のテクノロジーでやってのけるのがナンバー1ブランドたる所以だろう。実際、普段使っている前作のプロV1xと比べて飛距離は全く変わらなかった。
では、
プロV1とプロV1x違いはどこか
- 飛距離性能はほぼ同等 ※スピン量次第なので人によってどちらが飛ぶか異なる
- アイアンとウェッジの打球の高さが高くスピン量が多いならプロV1
- アイアンとウェッジの打球の高さが低くスピン量が少ないならプロV1x
- 打感が柔らかめなのはプロV1、硬めなのはプロV1x
試打ラウンドで驚愕したV1xのスピン力
ということで、アイアンの高さも出せずスピンも効かない僕はプロV1xをメインに、実際にラウンドで使用してみた。まずプロV1とプロV1xで違いを感じるのは打感。さらにいうなら“打音”だ。ドライバーでも50ヤードのアプローチでも明らかにプロV1の方が音は低い。
これが柔らかさを感じさせる。対して打球の高さではプロV1xの方が高い弾道だ。そして何より驚愕したのが、プロV1xのスピン性能。190ヤードをU3で狙ってみたところ、滅多に出ないナイスショット。見事にグリーンを捉えたものの、いつもだったらグリーンをこぼれていそうなボールの勢い。ところが見事にグリーンに残っている。いや、これ
は嬉しい。更に140ヤード地点のラフから8Iでフルショット。これまた見事にピタリと止まる。もう驚愕するしかない。ツアー終盤にテストしたプロたちが軒並み切り替えているのは当然かもしれない。この進化を見るに、“ナンバー1ボール”のキャッチフレーズは伊達ではないと感じる。
タイトリスト プロV1シリーズを使ってみた
ドライバーショットでの驚異的な飛距離と安定性
まずドライバーショットですが、プロV1ではその飛距離と安定性が目を惹きます。ボールがフェースに長く乗り、風の中でも力強く伸びていく弾道は、多くのゴルファーに支持される理由が良く分かります。
一方、プロV1xでは、より高い弾道でキャリーを稼げる印象。しっかりとした打感とともに、力強い飛距離性能を感じました。どちらのモデルも、適度なスピン量で左右のブレが少なく、フェアウェイキープに貢献してくれるでしょう。
アイアンショットでの操作性と適度なスピン量
アイアンショットでも、プロV1シリーズの性能の高さを実感できます。プロV1は安定した飛びを見せ、適度なスピン量でグリーン上でのコントロールも容易です。特筆すべきはそのソフトな打感で、ショットの質をダイレクトに感じ取ることができます。
プロV1xは、プロV1よりもやや高い弾道で、よりピンをデッドに狙っていける印象です。しっかりとした打感は、力強いインパクトを求めるゴルファーに好まれるでしょう。意図した弾道でターゲットを捉えるための操作性の高さを備えた両モデルです。
ショートゲームでの繊細なコントロール性
プロV1シリーズの真価が発揮される場面の一つはショートゲームです。プロV1のソフトな打感は、アプローチやパッティングでの繊細なタッチを可能にし、意図した距離感でボールをコントロールできます。ウェッジショットでは適度なスピン量で、ピンそばに寄せるショットも容易に感じられます。
プロV1xはより高いスピン性能を持ち、さらに積極的にボールをコントロールすることが可能です。しっかりとした打感は、安定したストロークに繋がります。グリーン周りでの多様なショットに対応できる操作性の高さは魅力的です。
プロV1シリーズのまとめ
タイトリスト プロV1シリーズは、その名に恥じない高性能ゴルフボールです。ドライバーからウェッジまで、あらゆるクラブで高いパフォーマンスを発揮し、プロからアマチュアまで幅広いゴルファーに支持されています。
プロV1 の主な特徴:
- 優れた飛距離性能とソフトな打感
- 風に強い安定した弾道とショートゲームでの高い操作性
プロV1x の主な特徴:
- 力強い飛距離性能とより高い弾道
- しっかりとした打感とグリーン周りでの高いスピン性能
プロV1シリーズの高い完成度は、ゴルフボール技術の最先端を体現しています。このボールを使用することで、自身のゴルフゲームを一段階上のレベルに引き上げることができるでしょう。ぜひ一度、実際のラウンドで試してみてください。
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