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ゴルフ写真家・宮本卓と人気ショップ「CLUBHAUS」による夢のコラボが実現!

フォトグラファー宮本卓と「CLUBHAUS」がコラボ

ゴルフライフスタイルショップ「CLUBHAUS(クラブハウス)」とゴルフ写真家・宮本卓氏とのコラボイベント「CLUBHAUS Meets TakuMiyamoto」が、2024年9月中旬に阪急うめだ本店 8階 コトコトステージ82で開催された。期間中には宮本卓氏と「CLUBHAUS」オーナーの松本抵三氏によるトークショーが開かれ、大勢のファンが駆けつけるなか、ここでしか聞けないゴルフ秘話が語られた。

ゴルフにはスコアや飛距離だけでない楽しみ方がある

宮本:「カルフォルニアにあるようなサーフ&ターフのテイストのゴルフショップって日本には全然なかったんだけど、いち早く『CLUBHAUS』が取り入れていて、こんな面白いお店が関西にあるんだって驚いたしうれしかったですね」

松本:「卓さんがお店に初めて来てくださったとき、店内をひと通り見て、『こういう店があるとゴルフ界がもっと盛り上がるよね』と言っていただいたことを覚えています。(CLUBHAUSが)新しいことに挑戦しようとしていることに敏感に感じてもらって、卓さんに認めていただけたのかないう思いがマグマのように沸々と溜まっていきました。それで、阪急百貨店さんからPOP UPの話をいただいた際に、ぜひとも卓さんとご一緒したいとお願いをして、今回のイベントが実現しました」

宮本:「日本のメディアはボールを遠くに飛ばしたり、より良いスコアで回れるようなレッスンにばかりフォーカスしがち。でもゴルフにはいろんな魅力があって、ファッションを楽しんだり、食事を楽しんだり、旅を楽しんだり、スコアにこだわらなくても楽しめるスポーツなんだよね。それに他のスポーツとは違って。生涯楽しめる唯一と言って良いくらいのかけがえのないもの。松本くんが提唱するアマチュアスポーツとしてのゴルフカルチャーは、人生を楽しむうえで重要なコンセプトだと思います」

松本:「おっしゃる通りだと思います。競技思考として楽しむのも良いんですが、普段着に近いファッションで紳士的なゴルフを楽しむ選択肢があって良いのにと思って、CLUBHAUSを始めました」

横一線になってみんなで揃えてもつまらない

宮本:「アメリカにはメンバーコースとパブリックコースともうひとつ、リゾートコースがある。日本も同じようにリゾートコースを目指したゴルフ場もあるんだけど、戦後の日本はゴルフを接待のようなビジネスカルチャーとして落とし込み過ぎちゃって、リゾートゴルフが伸びなかった。ゴルフにはいろんな楽しみ方があるからこそ、よりゴルフが多様化できるように伸ばしていきたいよね

松本:「私も『ゴルフってどういうスポーツですか?』とよく聞かれるですが、ゴルフは人生のミニチュアだと思っています。ゴルフ場での立ち振る舞い、プレー、ファッションなど自分を表現できる場だと思っています。横一線になってみんなで揃えてもつまらないですから」

宮本:「そうだよね。接待のように仕事仕事だけになるんじゃなくて、個人としてゴルフを楽しんで、会社では出会えないような人と出会い、人と人との中にゴルフの文化の匂いが生まれて染み付いていくものだよ」

松本:「名門コースにはビシッと襟を正した楽しみ方があり、パブリックコースではリラックスしたファッションが楽しめる。それぞれいろんな楽しみ方があるので、もっとみんなに知ってもらいたいと思います」

なんでも良いをやめると生き方に自分のスタイルが出る

宮本:「ゴルフへ行く時に着るウェアは、自分が何が好きやねん!を主張するひとつのアイテムだと思っています。僕は“どうでもええ”があんまり好きじゃない。これを着たい、これを食べたい、誰と遊びたい。なんでも良いをやめて、毎日自分のこだわりや主張をもつことで、知らないうちに生き方に自分のスタイルが出るものです」

松本:「よくわかります。明日ゴルフに行く予定がある時に『あの人このウェア着てきそうやから自分はこんなスタイルの服着ようかな』とかは毎回考えます」

宮本: 「アメリカを拠点にフォトグラファーとして活動するにあたって、最初は無名で何を撮りたいかもわかってもらえなかったけど、『これは卓が撮った写真だよね』ってわかるくらい個性のある写真を撮れるように頑張ろうと思って撮り続けたんだよ。だから日本からアメリカに行く時も、日本企業からの依頼で日本円をいただくのではなく、せっかく行くんだからアメリカでドルを稼いでご飯を食べれるようになるまでは、日本に帰らないという思いで海を渡ったよ」

これ好きやねん!から始まる関西文化はとても大切

二人とも同郷の和歌山出身同士。東京にはない関西出身ならでは発想や精神について語ってくれた。

宮本:「今でこそ多くの若いゴルフカメラマンが活躍しているけど、以前は私以外いなかったんだよ。ゴルフ場の写真でもない、選手の写真でもない、ゴルフの匂いがする写真が、アメリカで認められて仕事になるまでには本当に時間がかかった。でも個性をもった写真、誰も撮っていなかった写真を撮ってきたからこそ、マスターズも世界で一番撮影することができているし、楽しんで続けてこれてるんだと思うね」

松本:「本当に素晴らしい功績だと思います。私も儲かるかも買ってくれるかもわからないけど、自分がこういう格好をしたい、僕が面白いと思うものをなんとしてでも世に出したい、知ってほしいという思いで、CLUBHAUSを始めました」

宮本:「そこが良い意味で変わっているよね(笑)。そういうモノづくりに僕は共感するよ。普通はどうしてもビジネスである以上、視聴率やお金儲けを優先にしてしまいがちだけど、『これ好きやねん』から始まる関西人の文化がモノづくりに置いては大切だと思う。大阪生まれのサントリーの創業者、鳥井信治郎氏が残した『やってみなはれ』の言葉のようにエイヤの精神をもって、自分が『これをやりたい!』と思ったことには挑戦してほしい」

トークショー後にはサイン会も同時に開催。会場には関西近郊もちろん、関東からキャディバッグを持参してトークショー、サイン会に心を踊らせるゴルフ狂の姿も。

「もう終わり?」と思わず言ってしまいそうなほど、1時間ノンストップでゴルフカルチャーについて語る2人の世界観に会場全体が没入した。

CLUBHAUS

〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-15-14 西井ビル1F
TEL: 06-6585-7434 FAX: 06-6585-9839
OPEN HOUSE: 12:00 – 19:00 不定休
インスタグラム https://www.instagram.com/healcreek_chervo_hankyuumeda
オンラインストア https://www.grip-inter.com/shop/c/cHC

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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