チャンピオン ゴルフ スウェットシャツの真価と普遍性
EVEN 編集部
- 2024年10月23日
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スポーツからデイリーウェアまで、幅広く活躍してくれる万能着、スウェットシャツ。その代表的なブランドといえるのが「チャンピオン」である。アメリカンカジュアルスタイルにおいて永世定番的アイテムとして、今や誰からも知られているチャンピオンのスウェットは、元々機能性の追求の中で生まれた生粋のアスレチックウェアである。本稿ではそんなチャンピオンがゴルファー向けに開発したスウェットの真価を改めて検証してみたい。
トッププロがツアーでチャンピオンを着てプレーする理由
勝みなみプロと山下美夢有プロ。国内のみならず世界のツアーで存在感を示している両選手は、共にチャンピオンがサポートする契約選手である。防寒着としてベストやセーターを羽織るトッププロが多い中、1打が成績を左右するシビアな戦場で彼女たちがなぜチャンピオンを選び、そのスウェットを着てプレーするのかを聞いた。
勝みなみプロの場合
「動きやすく、伸縮性も良いので、スイングが凄くしやすいのはもちろんなのですが、ゴルフウェアを着る際は基本的に腕を出さないようにしていて、半袖のスウェットシャツにインナーをレイヤードして着ることに違和感を感じませんでした。今はゴルフウェアもカジュアル化して、ウェアをお洒落に着こなすのもゴルフの楽しみの一つになっています。気持ちをアゲてプレーするために好きなウェアを着るのはすごく良いと思います。
実際、私自身も数年前からゴルフでは自分に似合う色、パーソナルカラーに沿ったものを選ぶようにしています。プロとして見られる立場であることはもちろんですが、コーディネートに頭を悩ますことなく選べることや、最終日など大事な場面では、好みの色であるとか、着用することでテンションをキープすることが重要であると感じたからです。今は、勝負の時は黒・白・青・緑をベースにコーディネートを考えています。チャンピオン ゴルフはベーシックなデザインに加え、色のバリエーションが豊富なこともこのブランドを選んでいる理由です」
山下美夢有プロの場合
「生地がしっかりストレッチして動きやすくて、着心地が軽く、吸汗速乾に優れていて、汗でウェアが肌に張り付くようなことがないウェアを選ぶようにしています。加えて、普段からプレー中は絶対に身体を冷やしたくないので、防寒性にも気を配っています。ただ、あまり着すぎると振り感が変わってしまったり、捻転がしづらくなってしまう。その点、チャンピオンのゴルフスウェットは考えられているなと思います。
個人的に洋服はシンプルで動きやすく、明るく見える色合いのものが好きで、チャンピオンのカジュアルで動きやすいウェアは好きです。普段からピンクの服が好きで着ているので、今年の秋冬の薄いピンクのモックネックシャツも気に入っています。チャンピオンはライフスタイルのラインも含めて可愛いアイテムがあるのが気に入っています」
ゴルフスウェットの真価と普遍性
チャンピオンのスウェットは、元々そのルーツをアスレチックウェアに持っている。機能的なデザイン・耐久性・素材・縫製といったひとつひとつのこだわりが認められ、米軍の士官学校でトレーニングウェアとして採用されたり、それが往時の学生たちに支持されてキャンパスウェアとして広く浸透していったという歴史がある。そう考えると、そのDNAが受け継がれたスウェットシャツをゴルフウェアへと昇華した今季のアイテムは、ゴルフの競技性に特化させた、ゴルファーのための“ユニフォーム”なのだ。100 年にも及ぶブランドの歴史とモダンな機能性を併せ持つ「THE GOLF SWEATSHIRT」を検証してみた。
往年の素材感はそのままに機能性を実現
スウェットシャツを象徴するカラーといえば「杢グレー」だろう。肉厚で質実剛健なコットンの素材感はそれ自体デイリーウェアとしては魅力的だが、これをそのままゴルフに転用するには無理がある。そこで彼らは、伝統的な裏毛編みの製法はそのままに、素材に軽量で丈夫なポリエステルとポリウレタンの混紡素材を使用した「TECH WEAVE® TERRY」を開発。ストレッチ性を高め、起毛した裏面によって保温性と肌触りの良さや抗菌防臭機能まで搭載。それでいて、往年の風合いや独特な色味を残すなど、チャンピオンのスウェット“らしさ”を機能性と共に実現している。
往年のファンも納得のディテール
最もチャンピオンのゴルフスウェットをチャンピオンたらしめているのが、袖の縫い目を肩と一体化させることで肩の可動域を広げ、プレー中の違和感を軽減させるラグランスリーブ、衣服内への外気の侵入を防止する裾や袖に配された⾧めのリブ、ネック周りの伸縮性を向上し脱ぎ着しやすいV字状のガセットの処理など、各部に見られる往年のディテールだ。デザインのポイントでありながら、あくまでも機能性を追求した結果であることも所有感をそそる。
襟付きから解放されるタートルネックのスウェット
一般にクルーネックが基本のスウェットシャツも、チャンピオンのスウェットならネックのバリエーションが豊富なため、今季ラインナップされているタートルネックタイプのスウェットシャツを選べば、インナーには襟付きのポロシャツ以外を着用でき、防寒を考慮した着こなしに選択肢を広げてくれる。また、こうした一見新しいと感じるアイテムすら、チャンピオンには過去のアーカイブにルーツとなるモデルが存在しており、このブランドが一朝一夕でないことを印象付ける。
チャンピオンの最新ゴルフスウェット
TECH WEAVE® Terry Half Zip Sweatshirt
環境に配慮されたリサイクルポリエステル100%で、捲縮(けんしゅく)糸を使用することで伸縮性を高めたブランドの歴史を感じさせるオーセンティックな裏毛編みのスウェット素材によるハーフジップスウェットシャツ。薄手で軽快な着心地で、肩や腕の動きをスムーズにし、脱ぎ着もしやすい、独特な形状のラグランスリーブ仕様。抗菌防臭加工も備え、両サイドにスラッシュポケットを搭載。ヴィンテージ調のこなれた質感と背中のバックプリントがそそる。
ハーフジップスウェットシャツ¥12,980、ロングパンツ¥12,980、モックネックシャツ¥12,980、ハット¥5,280
TECH WEAVE® Terry Hooded Sweatshirt
ブランドの歴史を感じさせるオーセンティックな裏毛編みの軽いスウェット素材を使用したフーデッドスウェットシャツ。ポリエステルにポリウレタンを配合してストレッチ性を高め、起毛した裏面によって保温性と肌触りの良さを向上。抗菌防臭機能も搭載。肩や腕の動きをスムーズにし、脱ぎ着もしやすい独特な形状のラグランスリーブで、襟元のホックを閉めることで首から顎周辺の寒さを軽減してくれる。ちいさめのカンガルーポケットもお腹まわりをすっきりみせてくれる。
フーデッドスウェットシャツ¥15,180、ロングパンツ¥15,180、モックネックシャツ¥11,880、キャップ¥6,050
TECH WEAVE® 3LS Zip Hooded Sweatshirt
通気性、ストレッチ性、保温性に優れた三層構造で、飛べるくらい軽い! 着心地の機能スウェット素材を使用。表面に撥水加工を行い、裏面はメッシュ構造のドライ感と軽快感のあるポリエステル素材を採用している。肩や腕の動きをスムーズにし、脱ぎ着もしやすい、独特な形状のラグランスリーブに加え、両脇から袖にかけてストレッチ性の高い異素材を組み合わせることで腕周りのフィット感が向上するなど、プレー時の快適性を追求した一枚。左胸と両サイドに物を落としにくいジップポケット付き。ダブルジップ仕様なので、ジップの開閉によって通気性の調節やかがんだ時のたわみの軽減なども可能。同素材を使用したロングパンツとのセットアップ着用もオススメ。
フーデッドスウェットシャツ¥16,280、ロングパンツ\14,080、ロングスリーブポロシャツ¥14,080、キャップ¥4,050
TECH WEAVE® Terry Turtle Neck Sweatshirt
ブランドの歴史を感じるオーセンティックな裏毛編みの軽いスウェット素材を使用したタートルネックスウェットシャツ。冬場でも日差しを感じる日中ならこれ一枚でスマートな着こなしが可能。ポリエステルにポリウレタンを配合してストレッチ性を高め、起毛した裏面によって保温性と肌触りの良さを向上させた上、抗菌防臭機能も搭載。肩や腕の動きをスムーズにする独特な形状のラグランスリーブや、襟元にガゼットを付けて伸縮性を向上した柔らかな襟のリブは、脱ぎ着の際のストレスも軽減してくれる。折り返したネックの「C」ロゴ刺繍がアクセント。
タートルネックスウェットシャツ¥15,180、ロングパンツ¥15,180、キャップ¥4,950
アメリカンカジュアルのエッセンスとアスレチックウェアの機能性を備えた「チャンピオン ゴルフ」の最新スウェットコレクション
ブランドのお家芸ともいえるスウェットをデザインやカラーも豊富に展開している今季のチャンピオンゴルフ。プレーはもちろんデイリーユースでも違和感のないゴルファーの万能着をワードローブに加えてみてはいかがだろう。
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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