今すぐ役立つ!スコアを5打縮めるラウンド術
EVEN 編集部
- 2024年11月14日
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しっかり練習して上達した実感があるのに、コースではミスショットが止まらず、スコアがまとまらない……。それはショット前のルーティンやコースの見抜き方、マネジメントを知ることで大きく変わります。今回は明日からでも使えるスコアが縮まる「ラウンド術」について徹底解説していきます!
教えてくれるのはこの人
今野一哉
1982年生まれ。蝶ネクタイのスタイルでおなじみの人気コーチ。ジュニアゴルファーの育成など精力的にレッスン活動を行う傍ら、2023年にはベストスコア58を叩き出すなどラウンド術にも精通する。「キッズゴルフクラブ」を主宰。
自分の最低限を知ることが安定したスコアにつながる
どうすれば良いスコアが出せるでしょうか。アマチュアゴルファーは、ベストなショットを重ねた先に良いスコアが待っていると考えがちです。しかし、そんなことは現実に不可能です。その日の体調によってスイングの調子は変わりますし、コース内にはスイングを狂わせる罠が無数に張り巡らされています。その中でやみくもにベストショットを目指すと、ミスショットが増え、時にトラブルに見舞われて大叩きする結果になります。
大切なのは、その日の自分の状態を練習で見極め、グリーン状のカップから逆算して安全な攻略ルートを見つけること。無理なショットを打つのではなく、その日に自分が出せるベターなショットを重ねていくことで、スコアが安定するようになります。今回は、賢く練習やプレーを行い、スコアアップできる「ラウンド術」を紹介していきます。次のラウンドからすぐに使えるテクニックを網羅していますよ。
POINT 最大のポイントはカップからの逆算でコース攻略を考えること
ショットごとに行き当たりばったりの戦略を立ててもスコアはまとまらない。コースレイアウトやグリーン上のカップ位置によって、どうすれば危険のないルートで攻められるか、カップから逆算して考えることが大切だ。
Lesson 1 朝イチの大叩きを防ぐ練習場の正しい使い方
やみくもにボールを打ってもスコアは良くならない。その日の体調やスイングの調子を見極めて、コースを攻略するために何を武器にできるかチェックすることが大切だ。
スイングチェックはほどほどに 振り切るか、合わせるかそれが問題だ
ラウンド当日の朝練でやるべきことは、スイングの調子をしっかり把握すること。漠然とボールを打つのではなく、狙うべき枠を明確に決めて、そこを確実に狙える打ち方をチェックしよう。
振ると曲がるなら…… ハーフショットで合わせる
体が回らずフルショットで球が曲がる場合は、振り幅を小さくして対応しよう。7割程度のスピードでゆっくり振るとショットが安定しやすくなる。
合わせると曲がるなら…… フルスイングで振り切る
合わせにいくとフェースの向きが不安定になるなら、思い切って振り切るのがおすすめ。トップでしっかり肩を回し、フィニッシュまで振り切ろう。
少ない球数でしっかり調子を見極める
スタート前に行う練習の目的は、その日の調子をチェックすることにあります。球が曲がったからといってスイングの細かな動きを直そうとしても、限られた球数で直すのは難しく、その日のラウンドには間に合いません。不安を抱えてのスタートになり、かえって大叩きの原因になってしまいます。
もし球の曲がりが大きいなら、ハーフショットまでスイング幅を小さくして、ボールを置きに行くような打ち方に変更してください。スイングスピードを落としていけば、曲がり幅は自然に小さくなって、フェアウェイやグリーンをキッチリ狙える打ち方が見えてくるはずです。ただし、人によってはフィニッシュまで振り切ったほうが曲がらない場合もありますので、その日の自分がどちらのタイプか見極めておくことも大切です。練習場でその日の調子をしっかり見極めておけば、無理なショットをしなくなって、マネジメント力も高くなります。
ラウンド前の練習は3タイプのクラブを1/3ずつ打つ
朝の練習では、ラウンドで重要な役割を果たす3つのクラブを均等に練習しよう。最初にウェッジのアプローチ練習で1/3打ち、次いでアイアンで1/3を打つ。最後にドライバーで1/3のボールを打ち、朝イチのティショットに備えよう。
STEP 1 ウェッジはハイティ打ちで入射角のズレをチェック
練習マットでは、きついダウンブローで入射角が深くなっても、跳ねてボールが打ててしまう。ハイティアップで打つことで入射角が揃いやすくなる。
気持ち良く振れるスイング幅をチェックしましょう。
STEP 2 アイアンは前後の番手で同じ距離を打つ
使用しているアイアンセットの真ん中の番手で、何ヤード飛ばせるかチェックしよう。また、上と下の番手で同じ距離を飛ばすイメージでボールを打ち、狙った距離で飛ばすのに最適な打ち方を見つけておくことも大切だ。
STEP 3 スタートホールの景色をイメージして最後の1球を打つ
枠の中にしっかり収めることを意識して、小さいスイングからドライバーの練習をスタートしよう。幅に収まるスイングを把握したら、最後の1球はスタートホールを具体的にイメージ。ルーティンやアドレス、スイングをしっかり行い、朝イチショットの予行演習をすると成功率がより高まる。
パター練習で打つ距離は2つだけ8メートルを「寄せる」1メートルを「入れる」
パッティングでは、打つべき距離を2つに絞って練習するのがおすすめだ。1メートルではしっかり狙いを定めて「入れる」練習をし、8メートルでは確実に2パットでいけるよう距離感を合わせて「寄せる」練習をしよう。
2つの基準をつくることでパッティングが安定する
ラウンド中、グリーン上ではさまざまな距離からカップを狙ってパッティングします。そこで練習グリーンでも多くの距離を打ちたくなるかもしれませんが、おすすめは2つの距離に絞って打つことです。1つ目は1メートルのショートパットです。アマチュアでもほぼ100%の確率でカップインできるのは60センチほどといわれており、1メートルは確実に1パットで決めたい距離です。カップの周りを囲むようにボールを置き、さまざまなラインで1メートルを「入れる」練習をすると、ラウンドでのカップイン率が高くなります。
2つ目は8メートルの距離です。ラウンド中のファーストパットの平均距離は約8メートルといわれており、スコアメイクを考える際、確実に2パットで収めたい距離です。この距離では無理にカップインを狙わず、1メートル以内に寄せる意識で打つことが大切です。2つの基準をつくることにより、グリーン上でタッチが合います。
1メートルの円の入り口を狙おう
8メートル練習の目標はカップから1メートル以内に寄せることです。カップの周囲に半径1メートルの円をイメージし、その中に止まるタッチと、カップに寄っていく「入口」をイメージしましょう。
10歩の距離が約8メートル
やや大股で10歩の距離が約8メートルになります。
練習グリーンでもしっかり歩測を行い、8メートルの距離感を身につけておきましょう。
ボールが目の真下に来る構えだとストロークが安定しやすい
パッティング練習では、ボールと自分の距離感だけに注意しましょう。ボールを目の真下に置くことで、適正な前傾姿勢がとれ、ストロークも安定しやすくなります。
ボールが近すぎても遠すぎてもダメ
ボール位置がズレると、ストロークが不安定になり、目標にセットしたボールのラインの見え方が歪んでしまいます。
連続カップイン練習でプレッシャーに強くなる
練習グリーンが空いていれば、カップ周りに4~8個のボールを置き、連続でカップインさせる練習がおすすめです。最後の数球では、ラウンドの勝負所のパットに近い緊張感が得られます。
カップの右ふちなど狙い所をしっかり決める
勝負所のパッティングのように、狙いをキッチリ決めてヘッドをまっすぐセットし、打っていきましょう。そうすることで、カップインできなかった場合も、ラインの読み違いなのか、方向取りのミスなのかを把握できます。
Lesson 2 ショット成功率を上げるマネジメント&ルーティン
ゴルフコースの中には、スイングを狂わせてミスショットを誘発する罠が潜んでいる。適切な攻略ルートを見つけるマネジメント術や、ミスを防ぐルーティンを覚えよう。
コースでは無意識の反応が一番怖い!状況別4つの対処法でショットは完璧!
練習場とは違いコースではショットごとに違う景色が広がる。OBやハザードがあると無意識に体が反応し、避ける動きをしてしまう。思わぬミスにつながる危険な現象なので、状況別に起こる反応と対処法をしっかり覚えておこう。
無意識の反応を抑制するルーティンを取り入れる
練習で曲がらない打ち方を見つけても、コースに出ると思いがけないミスが出ることがあります。コースで打つショットには、その場所から見える景色が影響するためです。例えば、左OBなど左サイドに圧迫感があると、無意識に左ワキを空けてボールを右に逃がそうとしてしまいます。この反応は無意識のものなので、対策なしにショットに臨むと予想外のトラブルに見舞われます。
でも、安心してください。状況ごとにどんな反応が起こりやすいかを理解し、ショット前の素振りやアドレスを工夫することでミスを防げます。これらの対処法はティショットはもちろん、フェアウェイやラフからのショットにも役立つテクニックです。知識として頭に入れておけば、狙い通りのショットでコースを攻められ、スコアアップにつながること間違いなしです。
1:左にOBがあると左ワキが空いて右プッシュやスライスが出る
コース左サイドにOBや池があると圧迫感で体がボールを右に逃がそうとし、ダウンからインパクトにかけて左ワキが空き、フェースが開いて当たってしまう。
対処法:右肩を後ろに引いて左肩ごしに目標を見る
目標に対して肩のラインを少しクローズにすることで左ワキの空きを防げる。左肩ごしに目標を見るように構えて素振りをしたり、アドレスにこの工夫を加えるのも良い。
2:右にOBがあると手先でこねて左に引っかけやすい
コース右にOBや池があると、それを避けようと手先でフェースを返してしまい、引っかけに近い球が出やすくなる。極端なチーピンはトラブルにつながるので注意が必要だ。
対処法:オープンスタンス素振りでフェースの返り過ぎを防ぐ
左足を大きく後ろに引き、右足1本で立つオープンスタンスで素振りをしよう。ターゲットに対して体を開くことで、過度なフェースターンを抑えたスイングのイメージがつかめる。
3:打ち上げだと目線が高くなって右肩が下がってダフる
打ち上げホールではターゲットが高い位置にあるため、目線が上がりがちだ。そのままスイングすると右肩が下がり、振り遅れてフェースが開いたり、手前にダフったりしてしまう。
対処法:低いフィニッシュを意識で肩のラインを平行にキープ
右肩の下がりを防ぐには、ヘッドが肩の高さに収まる低いフィニッシュを意識しよう。素振りでヘッドを低く抜くイメージを作り、実際のスイングでも低いフィニッシュを取ることで両肩を平行にキープできる。
4:打ちおろしだとフェアウェイが狭くてフォローが出ない
他の3つの状況に比べて肩の上下動といった変化は小さいが、打ち下ろしではフェアウェイが遠く、狭く見える。そのため合わせるような動きになりがちで、小さいフォローになり、飛距離も方向性も悪くなってしまう。
対処法:グリップを超短く持つと振り抜きやすくなる
クラブは短くなるほどスムーズに振り抜きやすくなる。グリップを短く持つことで同様の効果が期待でき、プレッシャーのかかる状況でも振り抜きが良くなる。また、弾道が低くなり、曲がりも小さく抑えられる。
結果は打つ前にほぼ決まっている!大叩きを回避する4つの鉄則
コースには無数の罠が潜んでいるが、ショット前に見抜いてしっかり対処すればトラブルを避けられる。ここではショット前に考えてほしい4つの鉄則を紹介しよう。
Point:やさしいティーイングエリアがコースの右か左かを必ずチェック!
プレー進行の問題もあり、シニアティやレディスティは攻略しやすいサイドに設置される。フロントティから見て右か左かを確認しておくと、やさしい攻略ルートが見えてくる。
鉄則1 シニアティやレディスティがあるサイドにボールをティアップする。
バックティは長いから難しく、シニアティやレディスティは短いからやさしいと考えがちだが、実は前方のやさしいティーイングエリアは、トラブルになりにくいようハザードを避けやすいサイドに設置されていることが多い。フロントティでプレーする場合は、やさしいティーイングエリアのあるサイドにティアップして打つと、コース攻略が楽になる。
◯やさしいティーイングエリアと同じサイドはコースを攻めやすい
フェアウェイを直線的に狙えたり、バンカーや池に入りにくいなど、やさしいティーイングエリアと同じサイドから打つとコース攻略が楽になる。
✖️やさしいティーイングエリアと逆のサイドはコースの罠にかかりやすい
やさしいティーイングエリアの逆サイドは、バックティなど難しいティが設置されることが多い。コースの罠にかかりやすいサイドなのでティアップしないほうが無難だ。
鉄則2 中途半端な距離が残ったらピン位置に合わせた番手を選ぶ
ぴったりの番手がない中途半端な距離が残った場合、スコアを安定させるにはミスしてもグリーンに乗る番手を選びたい。ピン位置が奥なら小さめの番手を持ってオーバーを防ぎ、手前のピンなら大きめの番手で確実にグリーンに届かせよう。打ち方による調整は基本的には考えないでOK。
鉄則 3 ボールのライは一番最初にチェック!
グリーンを狙うショットでは、ボールの置かれたライの状況や傾斜を最初にチェックしよう。とくに傾斜はボールに当たる時のロフト角に大きく影響するので、左足上がりなら番手を上げるといった対処が必要になる。ライに対する番手を決めた上で、打ち上げ・打ち下ろしや風に対する番手の足し算・引き算を行おう。
番手選びへの影響がもっとも大きいですよ
鉄則 4 ショットごとに「パー」を設定する
ラウンド中は、ショットごとに「パー」、つまり目標とする打数を考えることが大切だ。「スタート前に『1メートル以内はパー1』、『グリーン上は8メートル以内がパー2』、『アプローチは30ヤード以内がパー2』と決めておきましょう。これはメンタル的に大きなメリットがあって、ショットをミスした時、次のショットから『パー2』と気持ちを切り替えたり、5メートルのパットを外しても『今のはパー2だからしょうがない』と割り切ったりできるからです。ラウンド内容を振り返る時にも、どのショットを改善する必要があるのか明確になりますので、ぜひ取り組んでみてください」(今野)
おすすめのパー設定
- パー1:1メートル以内のパット
- パー2:8メートル以内のパット 30ヤード以内のアプローチ
- パー3:120ヤード以内のショット
Lesson 3 寄せワンをビシッと決める実戦テクニック
スコアメイクのためには寄せワンの回数を増やすことが必要不可欠だ。練習なしでも簡単にアプローチ&パットの成功率が上がる実戦テクニックを紹介する。
寄るかどうかはグローブで決まる、足を使うアプローチは素手が良い!
グリーン周りのアプローチでは、転がしや止まるボールなど弾道を打ち分けたい時がある。実は振り方を変えなくても球質が変わる裏技がある。それはグローブの付け外しをすることだ。
アドレスの工夫が寄せの成功率を上げる
アプローチは基本的に1つの打ち方のほうが、ミスが少なく確実にグリーンをとらえることができます。ただし、ピンまでのグリーン面が広ければランで寄せたいですし、狭ければ止まる球を打ちたくなります。打ち方を変えて球筋を打ち分けるにはかなりの練習が必要ですが、打ち方を変えずに弾質の違いが出せる簡単な方法があります。それはグローブの着け外しをすることです。
グローブの役割は滑りを減らしてグリップ力を高めることです。グリップ力が高まればその手のほうが利き、スイングへの影響力が大きくなります。例えば、左手にグローブをすればクラブを引っ張るような動きになりやすく、結果としてインパクトでフェースが開き、止まる球が打ちやすくなります。一方でグローブを取れば利き手である右手が利きやすくなり、フェースをターンさせながら打つ形になり、つかまったボールでランが出やすくなるのです。このようにグローブで弾道を少し調整してあげると、寄せワンの成功率がグッと上がります。
アプローチの実践テク①:グローブを取ると右手が利いて、ボールの打ち出しが強くなる
両手とも素手の状態では右手の利きが強くなり、スイングすると自然にフェースがターンして、つかまったボールを打つことができる。アプローチでは強めの打ち出しになり、ややスピンが減るので、グリーンに落ちてからのランの量が増える。
アプローチの実践テク②:成功率が高いのはスタンスもフェースもスクエア
アプローチでは球質以上に、狙った方向に正確に飛ばせるかどうかが大切だ。つま先やフェースがスクエアなアドレスは、ターゲットに対してまっすぐ構えやすく、方向性も良くなる。一方でオープンスタンスはつま先やフェース向きがバラバラで複雑になるため、方向性が悪くなりやすい。
Point アプローチのクラブは打ち慣れた中でもロフトの立ったものを選ぶ
クラブはロフトが立つほど上下の打点ブレに強くなる。アプローチでもロフトの立ったクラブのほうがミスに強くなるが、慣れない番手は距離感が狂う可能性があるため、打ち慣れた番手の中で選ぶことが大切だ。
止める球を打つならグローブありがおすすめ
高さを出してスピンを効かせてボールを止めるには、グローブをして打つのがおすすめだ。グローブがあることで左手のグリップ力が増し、右手よりも利きが強くなるため、クラブを引っ張る動きが強まり、インパクトでフェースが開いて当たりやすくなる。
トップ&フィニッシュの作り込みで距離感バッチリ!
振り幅をキッチリ決めることが大切
最後はパッティングの精度を上げるための実戦テクニックを解説する。打つ前に振り幅をきっちり決め、視覚的にどこまで上げて打ち抜くかを作り込んでおくことで、カップインの確率がグンと高くなる。
パッティングの実戦テク①:ボールの手前でトップとフィニッシュのヘッド位置を決める
ストロークに入る前にボールの手前に立ち、トップとフィニッシュの位置でヘッドを止めて振り幅を視覚的に刷り込んでおく。そのままボールに構え、残像として残った振り幅に対してストロークすると、狙い通りの強さで打ちやすい。
振り幅を決めることでストロークの緩みがなくなる
打つ前に振り幅をきっちり決めておくことで、打つことに集中できる。インパクトの緩みがなくなり、方向もタッチも良くなる。
✖️ インパクトの強さでタッチを出すとミスになりやすい
振り幅を決めずにインパクトの力感でタッチを出すのは危険。不安な気持ちからインパクトが緩んだり、逆にパンチが入ったりとミスになりやすい。
振り幅を決めることで当たり方も均一になる
パッティングは「なんとなく芯で打てている」と考える人が多いですが、実際の打点は意外とブレています。これはインパクトが緩んだり、パンチが入ったりすることが原因で、もっと言えば、打つ前にどの振り幅で打つかを決め切れていないために起きるミスです。
ストローク前にカップまでの距離や傾斜をチェックしたら、どれくらいの振り幅ならラインに乗るかをイメージしましょう。そして打つ前にはボールの手前で、トップをどこまで上げて、どこまでフィニッシュを出すか、ヘッドを動かして具体的にイメージします。そのイメージが残ったままアドレスに入れば、緩みのないストロークで打点が安定し、距離感も合ってくるはずです。どんな距離のパッティングも同様に準備することで、カップインの確率が高まり、タッチが合うので3パットもなくなります。
パッティングの実戦テク②:ライン取りでは曲がり幅の頂点を意識す
曲がるラインを打つ時は、曲がり幅の頂点をイメージし、そこに向かってストロークしていく。頂点がカップ近くなら強めのタッチで浅い曲がり幅に、カップから遠いならジャストタッチで大きな曲がり幅のイメージになる。ラインとタッチを同時にイメージできるので、距離感も合いやすい。
✖️カップの横を狙うとタッチが合いにくい
カップのすぐ横に狙い所があると、そこに届かせようという気持ちが出やすくなり、ストローク中にパンチが入りやすくなって距離感が合いにくい。
Point ショートパットならピンを抜くのもあり
長いパッティングではカップの位置が見やすくなるため、ピンを刺しておくと有利です。一方でショートパットの場合、ジャストタッチで打つならピンを抜いたほうが入りやすく、強めに打つならピンがあったほうが入りやすくなります。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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