男子ツアー最終戦でS・ノリスが“亡き父”に捧げる通算7勝目を挙げる
フクダトモオ
- 2024年12月02日
「父が見守ってくれていたと思う」(ノリス)
国内男子ツアーの今季最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(11月28日〜12月1日)が東京よみうりカントリークラブで行われ、最終日を首位と1打差の2位からスタートした南アフリカのショーン・ノリスが68で回り、逆転で日本ツアー通算7勝目を飾った。
ノリスは優勝インタビューで「今週は特別な週で、明後日は5年前に亡くなった父親の誕生日でした。彼が見守ってくれて、誇らしく思っていると思います。今年はタフな一年でしたが、最後に特別な試合で優勝できてうれしく思っています」と話した。
「日本は自分にとって特別な場所」(ノリス)
日本ツアーでの勝利は、2021年の「日本オープンゴルフ選手権」以来3年ぶり。ノリスは2017年に行われた「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」も勝っており、今回の優勝で日本タイトル3冠を達成した。
「タフなコースが好きだというのもありますし、粘り強さが自分の持ち味なので、そういう所が功奏しているのかなと思います。ここ3年はヨーロッパツアーやLIVに参加していましたが、やはり日本は自分にとって特別ですし、人や文化、食事、和食はすごく好き。日本は自分にとってスペシャルな場所だと思っています」(ノリス)
金谷拓実が2024年の賞金王に輝く
また、ランキング上位6人に可能性を残す混戦となっていた賞金王争いは、今大会を前にランクトップの平田憲聖との差を約290万円まで縮めていたランク2位の金谷拓実が逆転でタイトルを獲得した。
「ルーキーの時は賞金王は通過点という思いもありましたけど、去年からその重みを感じていて、今年も平田選手のプレーは素晴らしかった。彼が今年ツアーを引っ張ってくれた。彼のおかげでツアーのレベルも上がったと思いますので、彼に感謝です」(金谷)
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。