飛んで安定性するドライバーおすすめ4選:EVEN編集部員が打った最新モデルと選び方
EVEN 編集部
- 2025年01月07日
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ゴルフの醍醐味といえば、やはり飛距離。特にドライバーショットで安定して、美しい弾道で大きく飛ばすことは、多くのゴルファーの憧れです。本記事では、飛んで安定するドライバーの選び方とEVEN編集部のシミズが試打した最新モデルをたっぷりご紹介します。(※各ドライバーには試打動画のリンクがあるのでぜひご参考に!)
飛んで安定するドライバーの選び方
ヘッドスピードで選ぶ
ドライバー選びで最も重要な要素の一つが、ヘッドスピードです。ヘッドスピードとは、インパクト時のクラブヘッドの速度のことで、これによって適切なシャフトの硬さや重さが決まります。
メーカー基準やシャフトの種類により異なりますが、一般的な目安として:
- ヘッドスピード37-40m/s:Rフレックス
- 40-43m/s:SRフレックス
- 43-46m/s:Sフレックス
- 46m/s以上:Xフレックス
自分のヘッドスピードを知るには、ゴルフショップでの測定やクラブフィッティングを受けることをおすすめします。適切なシャフトを選ぶことで、飛距離とコントロール性の向上が期待できます。
打感とフィーリングで選ぶ
ドライバーの打感とフィーリングは、プレーヤーの好みや感覚に大きく影響します。硬めの打感を好む人もいれば、柔らかい打感を好む人もいます。
一般的な打感の特徴:
- チタン製:硬めの打感、高反発
- カーボン複合材:柔らかめの打感、振動吸収性が高い
フィーリングは個人差が大きいため、実際に試打することが重要です。試打サービスを利用して、自分に合った打感とフィーリングのドライバーを見つけましょう。
弾道特性で選ぶ
ドライバーの弾道特性は、プレーヤーのスイングタイプや好みに合わせて選択することが大切です。主な弾道特性には以下のようなものがあります:
- 低スピン型:
- 特徴:ボールの回転数が少なく、低めの弾道
- 適性:ヘッドスピードが速い、スイングが安定している人向け
- メリット:風に強く、転がりが良い
- 高弾道型:
- 特徴:ボールが上がりやすく、高めの弾道
- 適性:ヘッドスピードがやや遅い、ボールを上げるのが苦手な人向け
- メリット:打ち出し角度が高く、キャリーでの飛距離が出やすい
- つかまり系:
- 特徴:フェース面が閉じやすく、ドローボールが打ちやすい
- 適性:スライスに悩んでいる人、インサイドアウトのスイングの人向け
- メリット:ミスが少なく、安定感がある
自分のスイングタイプや弾道の傾向を把握し、それに合った特性のドライバーを選ぶことで、より安定したショットを打つことができます。
調整機能で選ぶ
多くの最新ドライバーは、重心位置やフェース角を調整できる機能を搭載しています。これらの調整機能は、自身のスイングや好みに合わせてドライバーの特性をカスタマイズできる大きなメリットがあります。
調整機能を活用することで、1本のドライバーで様々なコース条件や気象条件に対応できるため、幅広いゴルファーにおすすめです。
ロフト角で選ぶ
ドライバー選びの第一歩は、適切なロフト角を見極めることです。ロフト角とは、クラブフェースの傾斜角度のことで、通常8°から12°の範囲で選択できます。
初心者や中級者には、10.5°以上のロフト角がおすすめです。高いロフト角は打ち出し角度を上げ、スピン量を増やすため、安定した飛距離を得やすくなります。一方、上級者や飛距離を重視するプレイヤーは、9.5°以下の低いロフト角を選ぶことで、低弾道で飛距離を稼ぐことができます。
自身のスイングスピードや打点の高さを考慮し、最適なロフト角を選びましょう。多くのメーカーが調整機能付きのドライバーを提供しているので、試打を重ねて自分に合ったロフト角を見つけることをおすすめします。
EVEN編集部員が試打 飛んで安定するドライバーおすすめ4選
その1. タイトリスト GT2 ドライバー
タイトリスト GT2 ドライバーは、あらゆる打点で驚異的な飛距離を実現する高性能モデルです。ミスヒットに対する許容性が高く、最大のスピードパフォーマンスを引き出すことができます。卓越したボールスピードと高慣性モーメント設計により、一貫性のある飛距離を実現。さらに、精密に弾道調整できるSureFitsシステムを搭載し、プレーヤーに合わせた最適なセッティングが可能です。タイトリスト伝統の引き締まった打音と打感も魅力で、ドライバーショットに大きな自信と安心感を与えてくれます。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ロフト角(°) | 8、9、10、11 |
ヘッド体積(㎤) | 460 |
クラブ重量(g) | 約310( TENSEI 1K BLUE 55S) |
クラブ長(inch) | 45.5 |
ヘッド素材 | 新素材ポリマー |
価格 | ¥107,800(税込)~ |
編集部シミズのコメント
「GT2ドライバーの見た目なんですけど、GT3と比べてそこまで大きな違いはないんです。シャローフェースで、後ろが長くなくて、結構コンパクトに感じるかもしれません。「これ、ちょっとミスったかな?」と思っても、しっかり飛んでくれる感じがしましたね。やっぱり、飛びますね。」
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その2.ミズノ ST-MAX 230 ドライバー
ミズノ ST-MAX 230 ドライバーは、高初速と高MOIを両立させた高性能モデルです。新開発のコアテックチャンバーにより、ボールスピードを増幅。さらに、新素材「フォージドTi-LFS」を採用した高反発フェースにより、広範囲で高初速を実現しています。他のSTシリーズのモデルと比べても飛びと安定性を両立させたドライバーとなっています。。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ロフト角(°) | 10.5(±2) |
ヘッド体積(㎤) | 460 |
クラブ重量(g) | 約299( TOUR AD GM D55-S) |
クラブ長(inch) | 45.75 |
ヘッド素材 | α-β系チタン合金(Ti811) |
価格 | ¥81,400(税込)~ |
編集部シミズのコメント
「進化した独自機能のコアテックチャンバーと新素材フェースの組み合わせによるST-MAX 230。弾きすぎないフェースの感触が自分の好みの打感です。抜群の安定感と寛容性、マイルドな打感で実践力の高いドライバーです!」
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その3.プロギア RS F ドライバー
プロギア RS F ドライバーは、フェードバイアス設計とフラットライにより、操作性を高めながらも叩ける重心設計を実現しています。左へのミスを避けたいゴルファーに向いたクラブとなっています。精密4点集中フェースにより、精度を高めて驚きの初速を実現。さらに、下打点のたわみを最大化することで、驚異的な初速エリアを拡大しています。また、X(クロス)カートリッジにより、4方向の弾道調整が可能で、様々なゴルファーのニーズに対応できます。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ロフト角(°) | 10 |
ヘッド体積(㎤) | 460 |
クラブ重量(g) | 約310( TOUR AD FOR PRGR S) |
クラブ長(inch) | 45.5 |
素材 | フェース:チタン(Ti-6Al-4V) ボディ:チタン(Ti-8Al-1V-1Mo) |
価格 | ¥95,700(税込)〜 |
編集部シミズのコメント
「前作でも好評だった精密4点集中フェースはさらに精密になり、ギリギリの精度をアップ。弾き感のあるフェースと、フェードバイアス設計で、気持ちよく叩ける1本です。」
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その4. ヤマハ RMX VD/M ドライバー
ヤマハ RMX VD ドライバーは、高初速と最適な操作性を両立したNEOアスリートモデルです。Bull’s-eye Face(ブルズアイ フェース)技術により、ボール初速・打ち出し角・スピン量の全てを最適化し、驚きの飛びを生み出します。新スリーブ構造ではロフト可変幅を±2度まで拡大し、より最適な打ち出し角を調整可能。さらに、スライドウェイトにより重心深度を調整でき、天候やコースコンディションに合わせて弾道の高さを自在にコントロールできます。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ロフト角(°) | 9.5、10.5 |
ヘッド体積(㎤) | 445 |
クラブ重量(g) | 約302( TENSEI TR S) |
クラブ長(inch) | 45.5 |
素材 | フェース:6-4チタンCNC精密加工、ボディ:811チタン精密鋳造 |
価格 | ¥92,400(税込)〜 |
編集部シミズのコメント
「飛びの3要素を極めた新テクノロジーを搭載したヤマハの新生「RMX VD」シリーズ。試打5球目で310.9ヤードと高い飛距離性能を証明する好数値を計測しました。打感も仕上げも極上のシリーズです。」
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飛ぶドライバーに関する皆の疑問と答え
飛ぶドライバーって本当に違いがあるの?
飛ぶドライバーと一般的なドライバーの間には、確かに違いがあります。しかし、その差は思ったほど大きくありません。主な違いはボール初速にあり、飛ぶドライバーは70m/s以上のボール初速を生み出します。ただし、飛ぶヘッドと飛ばないヘッドの差はわずか1〜1.5m/s程度です。
この小さな差が飛距離に影響を与えますが、ヘッドの性能だけで飛距離が決まるわけではありません。スイング技術、体力、そして適切なフィッティングが重要です。高性能なドライバーは、良いスイングをより効果的に活かすためのツールであり、魔法の杖ではありません。
飛ぶドライバーの特徴として、低スピン性能や高い打ち出し角を実現する設計が挙げられます。これらの要素が組み合わさることで、より遠くへボールを飛ばすことが可能になります。ただし、これらの性能を最大限に引き出すには、適切なスイングとフィッティングが不可欠です。
飛距離アップのためのドライバー選びのポイントは?
飛距離アップを目指すドライバー選びには、いくつかの重要なポイントがあります。
- 適正なロフト角: ヘッドスピードに合わせたロフト角を選ぶことが重要です。
ヘッドスピードが遅い場合は、10.5度以上のロフト角を選ぶと良いでしょう。 - 重心設計: 低重心・深重心設計のドライバーは、高い打ち出し角と低スピンを実現し、飛距離アップに貢献します。
- シャフト選択: 自分のスイングスピードに合ったフレックスを選ぶことが重要です。
硬すぎるシャフトはコントロールしにくく、柔らかすぎるとパワーを伝えきれません。 - ヘッドの寛容性: ミスヒットの際の飛距離ロスを最小限に抑えるため、寛容性の高いヘッド設計を選びましょう。
- 調整機能: ウェイト調整機能やロフト調整機能があるドライバーは、自分のスイングに合わせて最適化できるため、検討する価値があります。
最後に、必ず試打を行い、自分のスイングに合ったドライバーを選ぶことが重要です。飛距離だけでなく、操作性や打感も考慮して総合的に判断しましょう。
飛ぶドライバーで平均飛距離はどれくらい伸びる?
飛ぶドライバーを使用することで平均飛距離が伸びる可能性はありますが、その効果は個人のスイング特性や適合性によって大きく異なります。一般的に、
適切にフィッティングされた飛ぶドライバーを使用することで、5〜15ヤード程度の飛距離アップが期待できます。
ただし、この数字はあくまで目安であり、個人差が大きいことを理解しておく必要があります。スイング技術の向上や体力強化と組み合わせることで、より大きな飛距離アップが可能になります。
重要なのは、単に「飛ぶドライバー」を購入するだけでなく、自分のスイングに合ったドライバーを選び、適切に使いこなすことです。プロのフィッティングを受けることで、より効果的なドライバー選びが可能になります。
また、飛距離だけでなく、安定性や方向性も考慮することが重要です。安定して飛ばせるドライバーを選ぶことで、平均飛距離の向上につながります。ミスヒット時の飛距離ロスを最小限に抑えられるドライバーを選ぶことも、平均飛距離を伸ばす上で重要なポイントです。
まとめ
飛ぶドライバーは確かに飛距離アップに貢献しますが、それだけで劇的な変化は期待できません。重要なのは、自分のスイングに合ったドライバーを選び、適切に使いこなすことです。ヘッドの性能、シャフトの特性、そして自分のスイング特性を総合的に考慮し、試打を重ねて最適なドライバーを見つけることが飛距離アップの鍵となります。編集部シミズの試打動画も参考にぜひ、ベストの1本を探してくださいね。
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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