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関節フリーの『左足リード』で人生最高の飛びを手にいれる(前編)

関節フリーの『左足リード』で人生最高の飛びを手にいれる

レッスンを受けると誰でもキレイなスイングと圧倒的な飛びが手に入ると話題になっているのが奥山ゆうしコーチだ。自身のYouTubeチャンネルは登録者数が10万人を超える人気で、動画を見て飛ばしに開眼したゴルファーも少なくない。今回はそんな奥山コーチのスイング理論を前編・中編・後編と3回に分けて徹底解説。関節をフリーに使える『左足リード』を身に付けて、2025年は飛ばし屋の仲間入りだ!

奥山ゆうし

独自の「関節フリー理論」が人気のプロゴルファー。

1983年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て、2010年にプロテスト合格。現在は、競技者としてスイングを研究してきた経験を生かして、アマチュアへのレッスンを精力的に行う。YouTubeやSNSでも自身のスイング理論を日々発信している。

『OKゴルフ-関節フリーで飛ばせ』

自身が考案した「関節フリー理論」を使ったレッスン動画を日々更新中。わかりやすい理論の解説や独創的な練習法、ドリルが人気になっている。最近では有名芸能人を招いてレッスンを行うなど、コラボ企画も充実している。

『OKゴルフ-関節フリーで飛ばす』

他の選手との差を痛感して理想的なスイングを研究した

ユーチューブチャンネルの登録者数が10万人を超え、スイングに悩むゴルファーから絶大な支持を受ける奥山ゆうしコーチ。トーナメントプレーヤーの資格を有し、競技者としても実績を残しているが、以前は自分のスイングに対して強いコンプレックスをもっていたという。
「当時は手先で合わせるような打ち方をしていて、同世代のプロゴルファーと比べて飛距離も出ませんでした。それでもボールコントロールの技術でなんとかやっていましたが、レギュラーツアーに出場した際にトップ選手との差を痛感して、スイングを一から作り直すことを考えました。いろいろなプロに話を聞き、良いと思うものを取り入れて、提唱している『関節フリー理論』を構築していったのです。結果、スイングが整い、飛距離も再現性も大幅に向上しましたが、その頃にはケガもあってツアーを戦える状態ではなくなっていました。それなら自分が悩み、培ってきたスイング理論を多くのゴルファーに伝えたいと思い、レッスン活動をスタートしました。SNSを通じた発信も始めていて、『悩みが解消されました』というコメントをもらえると本当にうれしいですね。『左足リード』を使うスイングが身に付けば、何歳になっても飛距離が伸びますし、スコアも出せるようになりますよ」(奥山)
手打ちや飛ばないというキーワードは、まさにアマチュアゴルファーの悩みそのもの。プロでありながら、アマチュアに近い悩みをもち、考え抜いて作られたスイング理論だからこそ、多くのゴルファーから支持されているのだ。

「AIGIAシステム」のスイング解析でも、関節フリーは理想的な動きであることが証明された。

2台のカメラで骨格の動きを数値化できる機器「AIGIAシステム」を使い、奥山コーチのスイングを解析。ショットの飛距離や精度に直結する「前傾ライン」、「センターポジション」、「センターライン」で理想的な数値を記録していた。奥山コーチが考案した動きの正しさは、科学的にも証明されている。

『左足リード』で連動力をプラスだから120%のパワーで飛ばせる!

これが関節フリーで飛ばせるスイング

上体と下半身のパワーを余すことなく使い切るのが奥山コーチの「関節フリー理論」だ。切り返しの『左足リード』によって上体と下半身が連動し、プラスのパワーが生まれることで、120%の力を引き出し圧倒的な飛距離を可能にする。

飛ぶ人と飛ばない人の差は体を動かす順番にある

体は正しい順番で動かすことで力を最大限に引き出すことができます。ボールを速く投げるとき、振りかぶって下半身から動き、それに引っ張られるように腕を振る動作が自然に行われますよね。ゴルフのスイングも同じです。トップで左足が踏み込むように動き、それに引っ張られる形で上体や腕が連動することで、大きなパワーが生まれます。

体全体の中で下半身には70%もの筋肉があると言われています。その70%の筋力でクラブを引っ張り、さらに上体の30%の筋力を組み合わせる。そして、体がスムーズに動くことで得られる連動力を加えることで、100%を超える120%のパワーを生み出すことが可能になるのです。この連動力を引き出すカギが「左足リード」です。

一方、いわゆる手打ちのスイングでは下半身が止まってしまい、上体の30%の筋肉しか使えません。120%と30%、どちらが飛ぶかは明白ですよね。さらに、左足リードを取り入れたスイングは再現性が高く、方向性も良くなります。

正しい順番で体を動かせば、関節も正しい方向に動き、スイングを妨げない「フリー」の状態になります。これが私の考える「関節フリー」のスイングです。

アマチュアの手打ち

下半身が動かず、上体の30%のパワーしか使えない。

ボールに当てようとする意識が手打ちの大きな原因だ。切り返しで手ばかりが先に動き、反対に下半身が止まってしまうことでパワーが出ない。結果として、上体しか使えず体全体の30%のパワーしか発揮できないため、飛距離が出ないうえに方向も不安定になる。

関節フリーのスイング

上体30%+下半身70%+連動力20%=トータル120%のパワーが生まれる。

足から動き、それに引っ張られるように上体、手と順番に動くのが正しい体の使い方。切り返しの左足リードで下半身を使う準備を整え、インパクトからフォローにかけて左足を沈んで蹴るように使うことでヘッドが強烈に走る。上体と下半身を100%使い切りながら、連動によって生まれたパワーをボールにしっかり伝えることで、圧倒的な飛距離を実現できる。

Point 1:ダウンの初期で 手の形が完成

トップから肩の高さまで手元を下ろした時点で、手の動きは終了する。ここから先は手先を一切使わず、足と体の回転によってヘッドを走らせながら振ることで、スイングスピードが大幅に向上する。

Point 2:左足リードの切り返しで上体と下半身が連動

バックスイングの途中で左足を踏み込んで体重移動を行い、ダウンスイングにかけて沈み込む。その後、左半身を伸ばすように蹴り上げることで上体が連動して動き、ヘッドが加速する。

Point 3:左ヒジをたたむことで最後までヘッドが加速

フォローでフェースを返す動きを入れることで、フィニッシュまでしっかり振り切れる。ポイントは左ヒジだ。インパクト以降、左ヒジをしっかり折り、クラブが体に巻き付くように振り切ることでフェースが自然にターンし、安定したショットが実現する。

まずは〝足を使って振る〟を体感『左足散歩』で下半身を目覚めさせよう!

『左足リード』を覚えるには、今まで動いていなかった下半身を目覚めさせる必要がある。素振りをしながら左方向に進む「左足散歩」で、大胆に足を動かして振る動きを体感しよう。

STEP 1:左足散歩

足から動いて、上体が連動する感覚がつかめるドリル。バックスイングがトップまで上がり切る前に左足を上げて踏み込み、その勢いでクラブを振り切る。この時、右足を脱力させ、引っ張られるように左足に寄せていく。この素振りを繰り返すことで左足の方向にどんどん進んでいく。

極端な動きで新しい感覚を呼び込む

今まで手打ちのスイングをしていて、手を使う感覚が強くなっている人が足を使ったスイングを身に付けるには、正しい動きを極端に行って、新しい感覚を体に呼び込む必要があります。そこでまず取り組んでほしいのが「左足散歩」です。テークバックの途中で左足を上げ、踏み込みながらクラブを振り抜き、その勢いで右足が引っ張られるように左サイドに寄っていく。この素振りを繰り返すと、だんだんに左サイドに進んでいきます。左足に引っ張られることでクラブがスムーズに振れることに気づくはずです。「踏み込み素振り」や「1本足素振り」も極端な動きから始めて、少しずつ通常のスイングに近づけていくことで、左足リードの動きを自然にスイングの中に溶け込ませることができます。

STEP 2:4段階の素振りで左足を使うことに慣れる

足を使うという新しい感覚を身に付けるには、大胆な動きから取り組み、徐々に通常のアドレスに寄せていくのが効果的。4段階で細かく変化をつけながら素振りを行うのがおすすめだ。

4段階で左足の使い方を変える

①踏み込み素振り

切り返しでの左足の踏み込みを身につけるために、バックスイングで意識的に左足を使って素振りをする。第1段階は左足を浮かせて踏み込む大胆な動き。第2段階はカカトを大きく上げ、第3段階ではカカトをほんの少し浮かせて踏み込んでいく。最後はカカトを浮かせずに踏み込む感覚が出せたら、左足リードの基本の動きが身に付いている。

②1本足素振り

「左足リード」の理想は、右足がないと思えるくらい意識から消すこと。そこで右足を後ろに引き、左足1本で立ちながら素振りをすることで、スイング中の左足の使い方が体感しやすくなる。段階的に右足を前に出していき、最終的にはスタンス幅を広げた通常のスタンスで同じ感覚が出せるように練習しよう。

  1. 右足を大きく後ろに引く
  2. 右足を引く量を半分に
  3. 狭いスタンスでツマ先はスクエアに
  4. 足を広げて通常のスタンス

手の使い過ぎが丸わかり!?ソケットを握ってグリップでボールを突けますか?

この形が作れたら手の使い方は完璧です

「左足リード」のスイングでは、手の使い過ぎは絶対厳禁。そこで試してほしいのが、手の使い過ぎがわかる「球突きドリル」だ。切り返し以降の正しい手の使い方も身に付く、一石二鳥のドリルになっている。

球突きドリル

ソケットを握って、通常のスイングと同じようにテークバック。大きく外に動いたグリップを切り返し以降はボールを突くように下に向けていく。左足リードで切り返し、手首の角度を保たないとグリップはボールを向かない。

ヘッドのすぐ上でグリップしシャフトは左ワキに

9番アイアンなど短いクラブを用意。ヘッドのすぐ上のネック、ソケットの部分を両手でグリップしてシャフトを体の左サイドに通せば、「球突きドリル」の準備はOKだ。

グリップが体に当たったりボールを外れたら手の使い過ぎ

ソケットを握ると、手が少し動いただけでグリップが大きく動く。ダウンスイングで体に当たったり、ボールの先を指すようなら、手先の使い過ぎだ。

手首の正しい角度を知ると左足が使いやすくなる

効率良く体を使ってスイングできると、左足の運動量に対して手元の運動量が非常に少なくなります。しかし、多くのアマチュアは手打ちの傾向が強く、正しい運動量まで減らすのが難しくなっています。そこで試してほしいのが「球突きドリル」です。アイアンをソケットで握り、シャフトを体の左サイドに通したら、テークバック、トップと素振りをしていきます。ポイントは、グリップエンドがボールを突くようにダウンスイングすること。切り返しから早い段階でグリップエンドがボールを向くことに気付くはずです。手を少ししか動かしていないと感じるかもしれませんが、これが正しい手の運動量です。手の余分な動きがなくなると、左足リードで思い切って体を回せるようになり、関節フリーのスイング習得がグッと近づきますよ。

ボールを飛ばすには、ヘッドよりも手元が先行する形でインパクトしたい。そのため、切り返し以降の手元の動きは最小限に抑え、左足と体の回転だけでヘッドを走らせるのが正解だ。

シャフトの中央を持つフルスイングも手打ち防止に効果あり

手の正しい使い方をフィニッシュまで覚えるには、シャフトの中央を持って素振りを行うのがおすすめだ。「球突きドリル」と同様に、ダウンスイングで手を使い過ぎるとクラブが体に当たるため、手打ちを矯正する練習にもなる。

後編では「奥山コーチも飛距離アップに成功した秘蔵ドリル」も含めて紹介する!
気になる方は合わせてチェックしてみて↓

奥山コーチレッスン中編はこちら!

奥山コーチレッスン後編はこちら!

 

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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