浜通りサーフ＆ターフを発信するセレクト店「Nuts GOLF ＆ SURF」

EVEN 編集部

2025年02月14日

ローカル発セレクトの隆盛

日本有数のサーフスポットとしてサーファーから支持を集める福島県の太平洋沿岸“浜通り”は、年間を通じてゴルフが楽しめるエリア。新店「Nuts（ナッツ）」は、そんな同エリアを体現する発信拠点だ。

店長のユウヘイさん（写真左）は県内の大会で優勝歴もあるサーファー、その隣のディレクター・浦住秀一氏は、隣接するショップ「GOOD LUCK STORE」のオーナーも務める。

東北エリアのゴルフ＆サーフ文化を創造

昨今のゴルフアパレルで顕著なのが、地方発セレクトショップの台頭。昨年末オープンした「ナッツゴルフ＆サーフ」も、その一つに挙げられる存在といえるかもしれない。

福島県の太平洋沿岸エリア、通称“浜通り”は、豪雪イメージのある東北にあって冬でも雪が降らず、県内で一番暖かく、年間を通してサーフィンとゴルフが盛んなエリア。その玄関口であるJRいわき駅から徒歩約5分の場所にオープンした同店は、ゴルフとサーフィンに特化したセレクトショップだ。

実はここ、ゴルフアパレル「フォーチュンアイランドゴルフ」のブランドオーナーが運営するアンテナショップでもある。2023年ローンチのフォーチュンアイランドゴルフは、“架空のアイランド発のゴルフウェア”をテーマとしたメンズ＆レディスのブランドで、ナッツはその世界観を体現する場でもあるのだ。

ゆえに、店内にはハワイ発のゴルフウェア「サルベージリパブリックコレパ」や、サーファーに人気の「フラッシュパッカー」など、マリンリゾートでのアクティビティを意識したアイテムがセレクトされている。ブランドと店舗のディレクターを兼ねる浦住氏は、長年アメカジのインポーターを務めてきた人物であり、フォーチュンアイランドゴルフが立ち上げ直後から人気ブランドとのコラボを実現している背景には、氏の手腕によるところが大きい。

また、ナッツが入居するビルには浦住氏のアメカジを扱うショップ「グッドラックストア」が併設されており、時には店舗をまたいでアイテムを提案することもあるという。

リラックスしたシルエットのアイテムが中心だが、距離計が装着できるベルトループは必須など、ゴルフ競技も嗜むオーナーのこだわりが細部に宿る。競技ゴルファーから、同伴者被りを嫌うファッション通まで、現地ローカルたちの話題を集めるショップ。一度足を運んでみては。