EVEN編集部がおすすめ！ほっこり温泉ゴルフ旅

EVEN / EVEN副編集長

フクダトモオ

2025年02月17日

真冬から初春へと移り変わっていくこの季節は、温泉とゴルフをゆったり楽しむのに最適なシーズンだ。
EVEN編集部がおすすめする「ほっこり温泉ゴルフ旅」のプランをたっぷりと紹介したい。

EVEN編集部のフクダ、シミズ、モリにカメラマンのコータローを加えた4名で小名浜オーシャンホテル＆ゴルフクラブへ。もちろん、旅行ではなくて取材です!

小名浜オーシャンホテル＆ゴルフクラブ（アコーディア・ゴルフ）

雄大な太平洋とコースを眼下に望む天然温泉の露天風呂。屋根が設置されているので、雨天の心配をすることなく楽しめる。

雄大な太平洋を望むリゾート地・小名浜に展開するシーサイドコース。南欧風のリゾートホテルとオーシャンビューの天然温泉を備える。

太平洋の絶景を望む天然温泉の露天風呂

東京都心から常磐自動車道を車で北上すること約2時間20分。福島県いわき市小名浜は東北地方の最南部に位置し、冬でもほとんど雪が降らない温暖な地域として知られる。
近隣では、レジャーリゾートである「スパリゾートハワイアンズ」が有名で、ゴルフ場も併設しているが、今回旅の目的地に選んだのは「小名浜オーシャンホテル＆ゴルフクラブ」だ。宿泊施設と温泉を完備したアコーディア・ゴルフグループのゴルフ場で、広報担当者によると「ゴルフをしない人も含めて、リピート利用が多い」とのことだが、その理由はすぐにわかった。とにかくロケーションが抜群なのだ。

施設は海沿いにあり、駐車場から、ホテルのラウンジから、客室から、レストランから、そして大浴場と露天風呂から、太平洋の大パノラマを一望できる。これがかなりの絶景で、日々の喧噪を忘れさせてくれる。

海岸から200mほど沖合に見える岩島は「照島」で、ウミウの生息地として国の天然記念物にも指定されている。元々は四角形に近い形状だったが、2011年の東日本大震災で先端が欠けてしまったのだという。この島名に由来する「照島温泉」を有し、約65度で湧き出るpH値8.3の弱アルカリ性の湯で、神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効果があるとされている。

とくに、波の音を聞きながら海とコースの絶景を楽しめる露天風呂は〝長湯確定〞の居心地の良さ。屋根が設置されており、雨天を心配することなく利用できるのもうれしい。

オーシャンビューの天然温泉で至福のひとときを

微黄褐色の温泉は、敷地内の深さ約1250メートルからくみ上げられたもの。朝夕は太平洋の大パノラマが眼下に広がり、暗くなってからは漁船の明かりが多数点在する風情ある情景が広がる。ジャグジーバスも備えており、心身ともにリフレッシュできる。

泉質はナトリウム・カルシウム－塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、疲労回復などに効能があるとされる。

宿泊客は5時～10時、12時～24時の間は何度でも利用できる。サウナも完備しており、12時～22時までは日帰り温泉としても営業する。

夕食は冬の“匠味”を味わう

夕食会場として利用されるホテルレストラン「サンライズ」は、広々とした開放的な空間で和みのひと時を過ごせる。ほかに、南欧料理や本格グリルメニューを提供する「オーシャングリルシーガル」もある。

今回はサンライズの個室を利用。お造り、鮟鱇鍋、福島県産すね肉の赤味噌煮、鮟鱇肝豆腐揚げ出し、浅利の混ぜご飯、鴨つみれ汁など、季節の食材を使った料理長自慢の和会席膳は絶品だ。

夕食メニューがバイキング形式に

2025年2月から「ホテルレストランサンライズ」の夕食メニューが、90分間食べ放題・飲み放題のディナーバイキング（※写真はイメージ）となる。別途、和会席膳や洋食ディナーのプランも用意される。

館内には8名用4部屋と24名用1部屋のカラオケルームを完備しており、23時まで営業している。夕食後はこちらで盛り上がるのがおすすめ。

雄大な大平洋を望むシーサイドコース

ティーイングエリアからグリーンまで右サイドに海が続く18番パー4や、スリリングな海越えのショットが楽しめる16番パー3など、ほとんどのホールから雄大な太平洋を望むことができる。乗用カートをフェアウェイに乗り入れて（※コンディションによって不可の場合あり）のプレーは快適だ。

カートをフェアウェイに乗り入れてのプレーが快適!

海沿いに広がるコースは、米国ゴルフダイジェスト誌が選ぶアジアのベストゴルフリゾートにも選出されたことがあり、そのロケーションの良さは唯一無二。ほとんどのホールから海が見えるので、リゾート気分を満喫することができる。

アウトコースはアンジュレーションがありながらも比較的オーソドックスな丘陵コース。対してインコースは、海がプレッシャーを与えるホールが続くシーサイドコースと雰囲気が異なる。全体的に距離は短めだが、リゾートとは思えない戦略性の高さがあり、ひとたび風が吹けば簡単には攻略できない難易度だ。一方で、GPSナビ付きカートをフェアウェイに乗り入れてのプレーは快適そのもの。比較的温暖な気候も相まって、天気の良い日には爽快なラウンドが楽しめる。