BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

グラベルバイクを積んでキャンプに行こう!! 後編

太いタイヤと高い制動力を備え、タフな道を駆けることができるグラベルロードバイク。これをクルマに積んでキャンプにでかけてみたらどんな楽しみ方ができるだろうか。それぞれ異なる得意分野をもつ4人で湖をぐるりと回るサイクリングロードを満喫したら、いよいよお楽しみの夕食だ!

>>>前編はこちら

グラベルバイクを積んでキャンプに行こう!! 前編

グラベルバイクを積んでキャンプに行こう!! 前編

2021年10月10日

文◎山本修二 Text by Shuji Yamamoto
写真◎亀田正人 Photo by Masato Kameda
出典◎フィールドライフ 2020年秋号 No.69

※この記事はフィールドライフ 2020年秋号 No.69からの転載で、記載の内容は誌面掲載時のままとなっています。

OVER NIGHT 居心地のいいテントに包まれシードルで乾杯! 尽きぬ話に夜はふける。

広い居住スペースを作れる大型シェルター=ギギ2の下にダイニングスペースをスタンバイ。みんなが持ち寄ったさまざまな種類のランタンの光が、いい雰囲気を作り出す。キャンプっていいな。

キャンプ場がゆっくりと暗くなる。ライドを終えてテントサイトに戻り、束の間のチルタイムをすごす面々。そんななか、火を熾し、食材を切る小雀さんと藤田さん。静かに夕食の準備が始まった。

テントサイトの中心にあるのは、ゼインアーツのギギ2。これは、2ポールの大型シェルターで、人数や用途に応じて幕の開閉を自在に調整できる。開発した小杉さんが、この日のキャンプ場とメンバーに合わせて、すごしやすくセットしてくれた。

リンゴの名産地=長野では、ワイナリーや専門の醸造所がそれぞれに個性あふれるシードルを生産している。そんな地元の名産品を差し入れてくれた小杉さん(奥)。「この爽やかさ、ライドのあとに最高!」と筆者(手前)。

「じゃあ、そろそろ始めましょう!」と小雀さん。全員のカップに、小杉さんが差し入れてくれた長野県産のシードルが注がれた。

「カンパーイ!」

爽やかな泡と上品な酸味があるシードルが、大人の夜の宴を上品に演出してくれた。かなり美味い。

「グラベルライド&キャンプ。めっちゃ楽しい! キャンプして、自転車に乗るだけで、こんなにいつもと違うよろこびがあるとは。これはいい」。小杉さんが真剣な顔をしてライドの感想を語りだすと、みんながつられて笑顔になった。そして、小雀さんの料理を肴に楽しい会話で盛り上がった。

ランタンの明かりが落ち着いた大人のバーのような光を演出。

アウトドアギアの話、過去の失敗談、お酒の話に怪談まで。顔を上げれば、空を見渡す解放感と、適度なパーテーション効果を同時に演出するギギ2。心地よき “包まれ感” が、自然と仲間の一体感を増幅する。

「今回は、レシピの紹介もないし、みんなが食べたいものを焼いて並べただけ」。そう話す謙虚な小雀さんも、リラックスしたようすだ。野菜、旬のサンマ、分厚い牛肉などなど、炭火で焼かれた料理が、いいタイミングで登場する。

今年は高値が続いている新サンマを奮発。旬の味覚を味わうのもキャンプの醍醐味。

小杉さんが2本目のシードルを開けて味を比較。使うリンゴの種類や作り手により、味の表現が変わるらしく、そこには、かなりディープな世界があるそうだ。

ライドの疲れを忘れ、楽しい宴の時をすごし、しっかり睡眠をとって、翌朝を迎えた。

2日目の朝。7時すぎに起きると、小雀さんと藤田さんがすでに朝食の準備を始めていた。感謝。全員揃ったところで朝食開始。
パーコレーターで淹れたコーヒーが、こんなに美味しいとは。発見の朝。さすがは、小雀さん。
朝からしっかり食べる。そして、食事を終えたら、早めに撤収してライドに出かけるのだ。

COLUMN 仲間で家族で一体感が心地いいゼインアーツの快適テント

今回のキャンプで、みんなの心をひとつにまとめてくれたのが、ゼインアーツのテントだ。メインダイニングには、「ギギ2」(上写真)という2ポールの大型シェルターを配置。ほかのサイトと接する背後の幕は、地面近くまで下ろし、森側の入口はオプションのポール2本で開放。フロアレスのシェルターだがオプションでインナーテントも用意されている。

そして上2枚の写真のテントが「ロガ4」。2~4名が眠れるスペースと、広い前室を備えている。「だれもやったことがないポールワークに挑戦したかった」と小杉さん。ロガ4のサイドでクロスしたポールと、あえて高さを抑えたフォルムが、山岳用のテントに迫る耐風性能を発揮する。

問い合わせ:ゼインアーツ(https://zanearts.com

DAY.2 高原のオンロードと森のグラベルロードを爽快に駆け抜けた。

森のなかを抜ける静かなグラベルロードを行く。耳をすませば、草木が風で揺れる音を感じられる。クルマの往来がない道を行くことで、自転車がサイレントスポーツであることを実感。

2日目は、少し早起きして、ゆっくり、そして、しっかり朝食を済ませた。テントを片付け、道具をクルマに積んだらチェックアウト。快適なキャンプだった。

吊り橋を渡るときには自転車から降りて静かに歩いた。トレイルライドと同様に、もしも道中で歩行者と出会ったら、威圧感を与えないよう最徐行、あるいは一度自転車を降りてやりすごそう。

この日の目的は、グラベル区間を含む高原ライド。キャンプ場をあとにして、登山者や周辺を散策する人のために開放された無料の駐車場へ移動した。自転車をセットアップしたらライドを開始。

植物が覆い茂った道を行く。地面に飛び出した岩などを踏まないように注意しながら、景色も楽しんで走ろう。

舗装路から1本入ったグラベルロードへ。ワクワクの瞬間だ。地面のデコボコがハンドルに伝わる感じが、アスファルトの上とはまるで違う。植物が頭上を覆うグリーンのトンネルや、時折、火山岩による荒れた路面も現われる。

台風や大雨の影響だろうか。何度か倒木と遭遇した。下をくぐれそうな場所は、姿勢を低くしてパス。まるで冒険ごっこだ。

そんなグラベルロードを走るコツは、怖くないスピードで走ること。枝や岩などで滑りそうな場所では、迷わず自転車から降りて歩くこと。ケガをしない、そして、パンクやメカトラブルで貴重な時間をロスしないための最善の策が、過信しないことだ。

少し荒れた路面でも楽しそうに走り抜けていた藤田さん。

「キャー、楽しい。グラベルやば〜い」と大はしゃぎの藤田さん。人生2度目のグラベルライドとは思えぬほど、上手に石や枝をよけて走っていた。

今回は美しい滝に寄り道した。清冽な水の流れを眺め、マイナスイオンを浴びて束の間のリフレッシュ。
湧水をボトルに汲んで。「冷たい! けど美味しい!」と藤田さん。

前半のグラベルロードを下り終えたら、美しい滝に寄り道。滝の近くにある湧水をボトルに汲んだら、そこから先はオンロード。しかも、長い登りが続く。ゆっくりとペダルを踏むと、高原特有の冷たい風が吹き抜け、そこに季節の移ろいを感じられた。

この日の終盤に走り抜けた牧草地帯。爽やかな高原の風が心地よい。

広大な牧草地の横を走るときには、目から伝わる極上の清々しさを体感。そんな景色を見つけたら、そっとブレーキレバーを握り、道路の横によけて少し立ち止まってみよう。都会の喧騒とは異なる、雄大な景色のなか、静かな草の音に耳を澄ませれば、登りの疲れもスッと抜けることだろう。クルマでは体験できない自転車の特権だ。

未舗装路も走れるポテンシャルを秘めたグラベルロードバイクに乗ったら、舗装された道路だけではなく、林道や砂利の道を探して走ってみるといい。

ロードサイドにあるレストランを見つけて、ソフトクリームを食べてブレイク。高原らしさを味覚で満喫した。新鮮で濃厚な甘さが、疲れた体を蘇らせてくれる。

道路脇にあったレストラン「カウリゾートいでぼく」(www.ideboku.co.jp)に寄り道。人気の濃厚なソフトクリームをいただく。こんな思いがけない寄り道もまた、ライドの醍醐味だ。

およそ20km。標高差約200m。心地よいライドだった。

「グラベルバイクで未舗装路を走るのは初めてでしたが、思いのほかしっかり走れますね。マウンテンバイクでトレイルを走るのとは別次元の楽しさがあります。今日も楽しかった。これ、ハマりそう」と小杉さん。

未舗装路もオンロードも道を選ばず軽快に走れるグラベルロードバイク。スピードや距離を競うのではなく、景色を眺めながらリラックスしたペースで走ることで、楽しさが広がることを実感した。グラベルライド&キャンプ。良き大人の遊び方を見つけちゃった。

SHARE

PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

No more pages to load