
ソロキャンプ用テントの選び方!失敗しないための8つのポイント

FUNQスタッフ
- 2022年04月27日
INDEX
ソロキャンプ!いい響きですよね。アウトドアが好きな方なら、一度はチャレンジしてみたいと思うでしょう。でも、ソロとなると、装備品に悩みますね。とくにコストのかかるテントは、気軽に買いなおせないだけに慎重に選びたいものです。
そこで今回は、ソロキャンプ用のテントの選び方をご紹介しましょう。どんなテントがあるのか、何を基準に選べばいいのか、どのメーカーが良いのか、ていねいに解説します。
ソロキャンプ定番のおすすめ商品もありますので、ぜひ参考になさってください。
ソロキャンプ用テントの種類と特徴
ドーム型テント
ドーム型テントは、最もポピュラーなテント。ドームのような形状をしている自立式のテントの総称です。自立式とは、ペグで固定しなくても立つという意味です。
柱になるポールを反らせてアーチ形にクロスさせ、曲がったポールの復元力でテントを持ち上げ、サッと自立させる仕組みです。
ドーム型テントに共通する、大きなメリットを二つあげましょう。
居住スペースが広々と使える!
半円形のゆったりとした空間で、テント内の隅々まで使えます。中央に支柱がないので、なおさら広く感じますよ。
自由自在に移動できる!
自立式なので、立てた後でもカンタンに持ち運べます。臨機応変に場所を替えられるというのは、けっこう自由度が高いですよね。
デメリットはというと、地面に固定せずに組み立てるので、「組み立て中、強風注意」ということくらいでしょうか。
ワンポール式テント
ワンポール式テントとは、中央の1本のポールだけで組み立てるテントです。別名を、ティピーテント(アメリカの先住民族が使っていた円錐形テントに由来)、またはモノポールテントともいいます。
キャンプ場でパッと人目をひく個性的なとんがり屋根のテントです。円錐や多角錐の形状は、すっきりと美しく、デザイン性に富んでいます。
ワンポール式テントは非自立式です。ペグやガイライン(テントを固定するためのロープ)がなければ立てられません。
機能的で自由度の高い主流派のドーム型ではなく、あえてワンポール式テントを選ぶメリットは何でしょうか?ポールが少ない分、軽量でコンパクト、そして「おしゃれ」だからでしょう。WindowsかMacかのチョイスに似ているかもしれません。モノポールはMacです!
ひと味違うおしゃれなワンポール式テントを選びたい方、デメリットをメリットに変えるメーカーの工夫を、どうぞチェックしてみてください。
- テントの真ん中にあるポールが邪魔→2股ポールを使って解決!
- 隅の部分がデッドスペース→三角錘ではなく、五角錐・六角錘にして解決!
- 前室がないのでターフが必要→キャノピー(出入口のひさし)付きで解決!
いかがでしょうか。【1】については、それをワンポールというのか?という疑問は残りますが、デザイン性はそのままに、機能性をアップさせた二股化は素晴らしいですね。
ポップアップ式テント
ポップアップ(POP UP)式テントは、パッと出してポン!収納袋から出して広げるだけで、手品のハトのようにテントが飛び出してきます。
秒で設営でき、主な価格帯も1万円をきるリーズナブルなテントです。丸形の収納袋に入れて肩にかけて持ち運べます。公園や海水浴場でよく見かけますよね。
夢のようなテントですが、デイユース向きです。機能面や耐久性を考えると、宿泊を伴うソロキャンプ用のテントとしてはおすすめしません。
パップテント
パップテント(PUP TENT)は、軍用の小型テントです。「軍幕」ですね。軍隊の野営という、いわば究極のアウトドアから生まれただけに、簡素な作りです。
余計な付属品は一切ありません。厚手の布をつなぎ合わせて、二本のポールで自立させるだけ。地面はむき出しです。ソロキャンプに野性味を求めるならば、最も魅力的なテントです。
入口の布を跳ね上げると、かなり広い前室ができます。また、コットン生地なので、火の粉をかぶっても燃えにくく、耐久性があります。
ワイルドでクールなテントとして人気を博していますが、新品は入手困難なため、各メーカーが、パップ風のテントを製造販売しています。
ワンタッチ式テント
ワンタッチ式テントは、ポールとテント生地が一体化しています。フレームを広げるだけで簡単に組み立てられるテントです。ソロキャンプではかなり重宝します。ただし、撤収は設営より時間がかかります。
構造がシンプルな分、パーツが少なく強度が弱いので、安価なものを選ぶと、ポップアップ式同様キャンプでのハードな使用に耐えません。防水機能やUV機能が高く、ダブルウォール(フライシート付)であれば大丈夫です。
ソロキャンプ用テントを
選ぶときに気をつけたい8つのポイント
テントを選ぶポイントを8つにまとめました。種類と特徴をふまえたうえで参考にしてくださいね。
①広さ
荷物を置くスペースを考えた上で、手狭でもソロ感に浸れる1人用か、余裕をもたせて2人用かを決めましょう。
②重さ
徒歩・車・バイクなど移動手段次第で、持ち運べるテントの重さも変わります。体力とも相談しましょう。
③設営と撤収のしやすさ
できるだけ時間をかけずに、1人でも簡単に組み立てと片付けができるテントを選びましょう。
④構造
シングルウォールのテントは、幕1枚だけなので軽量です。しかし、結露ができやすく、荷物やシュラフを濡らしてしまうのが欠点。一方、ダブルウォールは、インナーテントの上にフライシートをかぶせる二重構造。蒸れにくく快適です。
⑤前室の有無
前室があると、荷物や靴を置くスペースとして活用できます。雨が降っても濡れない上に居室が広く使えるので、とても便利ですよ。
⑥耐水圧
テント生地が、しみこむ水にどれだけ耐えられるかという性能を、数字で表したものを耐水圧といいます。高すぎても通気性が悪く、蒸し暑くなります。各メーカーの設定は、耐水圧1500~2000mmがスタンダードです。ダブルウォールであればなお良いです。
⑦価格
性能に見合う値段かどうか比較し、コストパフォーマンスのよい商品を。
⑧好み
好みは大事です。テントは相棒ですから、一緒にいて楽しいのが一番!
ソロキャンプ用テント
おすすめメーカー
気候風土の特性を知り尽くし、細やかな製品開発をしている日本のテントメーカーをピックアップ。
- 【ogawa】
日本が誇る老舗。会社が変わっても伝統の高品質 - 【DOD】
発想がユニークでネーミングも秀逸。さすが大阪 - 【BANDOCK(バンドック)】
丁寧なモノづくりから生まれた幅広いラインナップ - 【LOGOS(ロゴス)】
初心者にも扱いやすく高機能で低価格。これも大阪 - 【FIELDOOR(フィールドア)】
リーズナブルで高品質。ネット販売 - 【Snow Peak(スノーピーク)】
やっぱり外せません - 【Coleman(コールマン)】
創業はアメリカでも日本のアウトドアシーンの王道 - 【CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)】
オーダーテントのブランド
ソロキャンプ用テント
定番おすすめ商品8つ
定番ソロキャンプ用テントをご紹介します。
ogawa ステイシーST-Ⅱ
とにかく全室が広い!ツーリングにも大満足できるドーム型テントです。
収納サイズ:52×19×19cm(フレーム折り寸40cm)
重量:幕体約2.7kg ポール約1.2kg
問い合わせ:ogawa
DODワンタッチテント
テントを広げてロープをひくだけ!扱いやすいワンタッチテントです。
収納サイズ:約W70×D19×H19cm
重量(付属品含む):約3kg
問い合わせ先:DOD
BANDOCKソロ ドーム 1 BDK-08
コンパクトなのに多機能!価格もお手頃なソロ用ドーム型テントです。
収納サイズ:約W38xD15xH15cm
重量:約1.88kg
問い合わせ先:BANDOCK
LOGOSナバホ Tepee 300
このデザイン!カラフルで温かみのあるナバホ柄ワンポールテントです。
収納サイズ:幅52×奥行18×高さ18cm
総重量:4.0kg
問い合わせ先:LOGOS
Snow PeakアメニティドームS
ブランド力の魅力!押しも押されぬベストセラーのドーム型テントです。
収納サイズ::8×18×23cm
重量:5kg
問い合わせ先:Snow Peak
Colemanツーリングドーム LX
不動の人気!ソロでは王様気分の広さです。画像の商品はAmazon限定カラー。
収納サイズ:約21×49cm
重量:約5.6kg
問い合わせ先:Coleman
テンマクデザイン 炎幕TC
パップテントの覇者!ソロキャンパーなら一度は炎幕にあこがれます。
収納サイズ:55.8 x 18.2 x 18 cm
重量:約5.1kg
問い合わせ先:テンマクデザイン
テンマクデザインパンダTC
TVでもおなじみパンダシリーズ!燃えにくいTC素材のワンポールテントです。
収納サイズ:53×27×19cm
重量:約6.28kg
問い合わせ先:テンマクデザイン
自分に合ったソロキャンプ用
テントを手に入れよう!
ソロキャンプ用テントには、主流のドーム型・おしゃれなワンポール式・デイユースのポップアップ式・ワイルドなパップテント・簡単便利なワンタッチ式と、それぞれ特徴があります。
居住性・機能性・操作性に優れたものを選びましょう。メーカーは、日本の自然に適応した作りこみをしている日本ブランドがおすすめです。低価格で高品質な製品を豊富にとりそろえています。
自分自身のライフスタイルに合った、お気に入りのテントをぜひ見つけてくださいね。
SHARE