バーベキュー後の炭の処理方法とは?やりがちだけど危険な処理してるかも!
FUNQスタッフ
- 2023年06月17日
INDEX
炭を使ったバーベキューは、キャンプの醍醐味でもあります。炭で作ると料理がおいしくなりますが、片付けるときに適切な方法で処理しなければなりません。
そこで今回は、炭の適切な処理方法・やってはいけない炭の消し方などをご紹介します。炭の処理がラクになる便利アイテムも紹介しているので、炭火を使ってバーベキューを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
バーベキュー後の炭の処理方法とは
炭は燃えるゴミとして捨てることができますが、ゴミに出す前に炭を冷ましておく必要があります。処理方法を少しでも間違えると、火災・火傷などのリスクを負ってしまうので注意が必要です。
炭の処理方法を理解できれば、バーベキューを行うときも安心なのでぜひ覚えておきましょう。
まずは火の始末!炭火の正しい消し方3つ
火のついた炭は、水をかけただけでは完全に消えません。完全に火が消えていないのにもかかわらず処理してしまうと、思わず事故に繋がるおそれもあるので気をつけなければなりません。
正しい消し方を理解して、しっかりと炭の処理を行いましょう。ここでは、炭火の正しい消し方を3つご紹介します。
水の中に入れて炭火を消す
水を使って処理する場合、金属製のバケツを用意しましょう。プラスチック製だと炭の熱で溶けてしまう場合があるので、必ず金属製のバケツを使用してください。
まず炭をトングでつかみ、水が入ったバケツの中にひとつずつ入れます。ひとつずつ炭を入れることで、水蒸気で火傷する危険が少ないので安全に処理ができますよ。
すべて入れ終わったら、20分ほど時間をおいてから取り出してください。水の中に入れても完全に火が消えるわけではないので、すぐに取り出してしまうと火傷をするおそれがあります。時間をおいて完全に炭が冷めたら、ゴミ袋に入れて指定の場所に捨てる、または持ち帰って捨てましょう。
炭火が燃え尽きるまで待つ
次の方法は、炭火が完全に消えるまで時間をかけて待つことです。一般的に使用している炭だと、約10〜20分程度で鎮火します。水に入れて消す方法よりも時間がかかりますが、簡単なので初心者でも難しい作業ではありません。
ただし、オガ炭・備長炭などを使用している場合、消火まで丸1日かかるので事前に炭の種類を把握しておく必要があります。バーベキューが終わる時間を考えながら、炭を継ぎ足すのを止めておくとスムーズに処理できますよ。
火消し壺で炭火を鎮火させる
火消し壺を使えば、次にバーベキューをするときにもそのまま炭を使用することができます。アウトドアでゴミを出したくない方、環境問題が気になっている方にもおすすめです。
まずは燃えたままの炭を、火消し壺の中に入れてフタをします。フタをすれば酸素の供給が止まり、そのままにしておけば自然と鎮火します。ただし、炭を壺に入れた直後は高温になっているため、誤って火消し壺を素手で触らないよう気をつけてください。持ち運ぶ際は耐熱グローブを付けて運ぶのがおすすめですよ。
火消し壺は炭の消化処理だけでなく、炭の保管ケースとしても利用できるので持ち運びにも便利です。
高温の水蒸気で火傷する可能性も!NGな炭火の消し方
炭火を消すとき、十分に配慮しながら行わなければなりません。炭火は高温になっているため、間違った方法で消そうとすると水蒸気で火傷する危険もあるので注意が必要です。
ここでは、やってはいけない炭火の消し方をご紹介します。
水を炭にかけて消火
温度を下げようとして水をかける方も多いですが、非常に危険なので避けましょう。高温状態の炭に水をかけると、水蒸気が舞い上がって手や顔などに火傷を負ってしまう危険があります。炭が割れて破片が飛び散る可能性もあるため、炭火に水をかけて消火するのは避けましょう。また、炭に水をかけるとドロドロにもなるので、片付けも手間がかかってしまいます。
炭を一気に水の中に入れて消火
炭を一気に水の中に入れると、高温の水蒸気が発生する可能性があるので避けましょう。水蒸気が顔や体などにかかり火傷をする恐れがあるので注意が必要です。炭火を消すときは、トングでひとつずつ水の中に入れるようにしましょう。
鎮火した炭の処分方法
ここからは、鎮火した炭の処理方法をご紹介します。バーベキューを行う場所によってルールが異なるので、炭の捨て方がわからない方はしっかりと覚えておきましょう。
燃えるゴミとして捨てる
完全に冷めた炭は、燃えるゴミとして捨てることができます。捨てる際、熱い状態で入れると火災トラブルになるおそれがあるので、完全に冷めたか確認してからゴミ袋に入れるようにしてください。
また炭の捨て方は自治体によって異なる場合があるので、違う地域で捨てる場合は十分に注意しましょう。もし捨てるときに不安がある場合、バーベキューを行うところの自治体に聞いてみるのがいいですよ。
炭の種類によっては再利用
炭の種類によって異なりますが、消し炭・消臭剤・肥料として再利用できるものもあります。
【消し炭】
消し炭とは、炭が燃え尽きる前に火消し壺に入れて、火を消した炭のことです。火のつきがよいので、次回バーベキューを行うときもスムーズに楽しめます。新しい炭を購入する必要がなくなるので、出費を抑えたい方にもおすすめです。
【消臭剤】
炭には細かい穴が開いており、臭いを吸収してくれる役目もあります。自宅の玄関・トイレなどに置くと消臭効果も期待できます。
【肥料】
細かい炭・灰などは、土に混ぜて肥料としても使えます。もし自宅で使わないのなら、近所で家庭菜園や畑を持っている方にあげてみてはいかがでしょうか。
ゴミ処理の手間も省けるのでぜひ再利用してみてくださいね。
再利用できる炭の持ち帰り方&自宅での保管方法
炭の持ち帰り・自宅での保管として活用できるのが火消し壺です。炭火を消すだけでなく、持ち運びしやすく、そのまま保管もできるので手間がかかりません。
火消し壺には軽量かつコンパクトなものも販売しているので、ラクに持ち運ぶことができます。火消し壺に入れて保管できますし、灰が外へ出る心配もありません。
また、フタをしておけば湿気を通さないため、倉庫に保管しても安心です。もし火消し壺を使わない場合、ビニール袋に入れて縛って保管しておく方法もあります。ビニール袋に入れるだけでは湿気が心配なので、乾燥材も一緒に入れておくのがおすすめです。
バーベキュー後の炭の処理がラクになる便利アイテム5つ
バーベキュー後の掃除で大変なのが、炭の処理です。とくにキャンプ初心者は、なるべく手間なく後片付けしたいと思う方も多いのではないのでしょうか。
ここでは、バーベキュー後の炭の処理がラクになる便利アイテムをご紹介します。
【グリーンライフ】
火起こし兼用火消し壺
火起こし・火消し兼用なので、キャンプ初心者でも手間ががかかりません。炭火を消して、そのまま壺で保管して次に火起こしとして使用できるので便利です。
素材は軽量なスチール・頑丈なステンレスの2種類から選べます。当商品は2000円台で購入できるので、出費を抑えたい方にもおすすめですよ。
- 素材:スチール/ステンレス
- サイズ:幅約直径15×高さ25cm
- 重量:約kg
【キャプテンスタッグ】
大型火消しつぼ・火起こし器セット
簡単に炭火が起こせる火起こし器と炭の後片付けが出来る火消し壺のセット商品です。火消し壺の中に、火起こし壺を収納できる設計になっていてコンパクト。収納性に優れているため、持ち運ぶ際も負担がかかりません。炭もそのまま保管できるので、再利用も可能です。
素材はステンレスで作られており、耐久性・防サビ性に優れているので長く使用できます。
- 素材:ステンレス
- サイズ:火消しつぼ/21.5×20×高さ29cm、火起し器/外径18×高さ20cm
- 重量:約1.7kg
【Fieekty】
大型火消し壺
5Lと大容量の火消し壺で、大人数でバーベキューを行うときにおすすめです。密閉性が高いので、安全かつ迅速に炭の消火ができます。耐久性に優れたステンレスを採用しており、長期間使用しても劣化する心配がありません。
また片手で持ちやすいハンドルが付いているので、簡単に持ち運ぶことができます。
- 素材:ステンレス
- サイズ:外径17.5cm×高さ22.5cm
- 重量:800g
【LAMPTOP】
火消し壺・収納袋付きセット
持ち運びに便利な収納袋付きの火消し壺。防サビ性・耐久性に優れているステンレスを採用しており、長く使用しても劣化する心配がありません。
フタ付きで密閉性が高いため、迅速かつ安全に炭火を消せます。軽量かつコンパクトなので、持ち運ぶ際も負担がかかりません。
- 素材:ステンレス
- サイズ:直径20cm×高さ20cm
- 重量:917g
正しい炭の処理方法がわかったら、早速バーベキューへ
正しい炭の処理方法を理解出来たら、バーベキューを楽しんでみましょう。ここでは、炭火を使うための必要な道具、炭に火をつけるやり方、炭火を使った豪快なキャンプ飯についてご紹介します。
これだけ知っておけばOK!炭火料理の基本のキ
大自然に囲まれたなかで炭火料理。キャンプへ行くのなら存分に炭火料理を楽しみたいですよね。しかし、炭火料理を快適にに行うために、必要な道具を揃えなければなりません。
以下の記事では炭火料理をするための基本的な道具・炭に火をつけるやり方などを紹介しています。また炭の火加減を調整する方法も紹介しているので、初めてキャンプで炭火料理を行う人はぜひ参考にしてみてください。
炭火を使った豪快なキャンプ飯レシピ5つ
キャンプで行う炭火料理は、家庭のキッチンで行うものとはまた格別においしく感じます。しかし中には、どういう炭火料理を作ったらよいか迷う方も多くいるでしょう。
以下の記事では、炭火を使った豪快なキャンプ飯のレシピを紹介しています。お肉を使った料理も紹介しているので、豪快な炭火料理を作りたい方はぜひ参考にしてみてください。
楽しいバーベキュー!最後は炭の処理を忘れずに
炭火の正しい処理方法をご紹介しました。バーベキューが終わった後は、忘れずに炭の処理をしっかり行いましょう。
今回ご紹介した内容を下記にまとめました。
- 炭火の正しい消し方
- 間違った消し方をすると火傷する危険もある
- 炭の種類によっては再利用できるものもある
- 炭の処理がラクになる便利アイテム
- 正しい炭の処理が理解できたら炭火料理を楽しもう
スムーズに炭火を消したいのであれば、火消し壺を用意しておくとよいでしょう。今回紹介した炭の処理方法を参考にして、バーベキューを楽しんでください。
- TAG :
- BRAND :
- フィールドライフ
SHARE
PROFILE
「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。