アップルストアのリンゴが赤い!? そのワケは?

(RED)は、AIDSの母子感染を防ぐ支援活動

今日、12月1日から12 月6日までの間にアップルストアに行った人はロゴが赤くなっていることに驚くだろう(全店舗ではない、筆者が行った新宿は赤かった。表参道、新宿、京都なども赤いらしい)。

これはPRODUCT (RED)という世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)を支援するための活動。この基金を通じて母親から胎児へのHIVの感染を防ぐための医薬品が届けられたり、カウンセリングや検査が受けられる。

PRODUCT(RED)と冠された商品を買うと、その収益の一部がサハラ以南のAIDSの母子感染を防ぐための活動に使われる。

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PRODUCT(RED)の商品は、iPhone XRを筆頭にiPhoneケースや、Apple Watchのベルトなど、さまざまな商品に設定されている。くわしくはこちら( https://www.apple.com/jp/product-red/ )

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すでに、この10年あまりの活動で、2億ドルの資金が寄付されているとのこと。私の1年半ほど前の記事( http://blog.sideriver.com/flick/2017/03/iphone-77-plus–af96.html )では1億3000万ドルと書いているから、ここ1年半ほどの間の金額の増加は著しい。単価の高いiPhone XRなどの売上げが大きく影響しているのだろう。

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折りしもクイーンのフレディ・マーキュリーを描いた『ボヘミアンラプソディ』が大ヒットしているが、当時と違ってHIVは、薬でその影響を抑制したり、感染しにくくしたりできる病気になってる。

とりわけ、防ぎたいのは感染した母親から、生まれてくる子供への母子感染。決して高価ではない薬で95%の感染は防げるのだが、エイズが感染者の多いサハラ以南のアフリカでは、その薬さえ買うことのできない人が多いという。

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貧しい国でAIDSに感染し、子供を産むというのはどういうことか?

遠い世界の物語に感じる人も多いとは思うが、ぜひアップルが公開しているこちらの記事をご覧いただきたい。

HIV陽性の介護者、アフリカのエイズ撲滅を目指して奮闘中

https://www.apple.com/jp/newsroom/2018/11/the-hiv-positive-caregivers-working-to-end-aids-in-africa/

HIVに感染し、妊娠し、子供を産むということがどういうことなのか。そして、それをサポートするというのがどういうことなのか、よく分かる記事だ。

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「AIDSの感染者がいない世代の誕生を、一緒に目指そう」「100%再生エネルギーでの企業運営」「個人情報は売り物にしない」……いずれも、建前に感じるような理想主義だ。

しかし、アップルはいずれも実現している。

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今週、アップルストアに行って、お気に入りの赤い製品がないか探してみよう。もしかしたら、それがサハラ以南の、AIDSに感染するかもしれない子供たちを助けることになるかもしれない。

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年12月号 Vol.86』

(村上タクタ)

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