iPad用の究極のお絵描きアプリ『Fresco(フレスコ)』公開。価格発表!
- 2019年09月25日
Fresco、ローンチ。多くの人が気にしていた『価格設定』は?
実は、Adobeには『絵画』を描くためのペイントソフトはなかった。
多くの人はPhotoshopをその用途に使っていたが、本来はPhotoshopはその名の通り、写真加工用ソフトだ。Illustratorは名前からするとイラストを描く人のためのソフトに見えるが、実は製図のように線を引き、それをイラスト化していく、どちらかというとデザインのためのソソフトウェアだ。
そんな、Adobeから、ようやく『絵画』を描くためのソフトウェアが出た。
使うデバイスはiPadとApple Pencil。
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Fresco発表を報じたAdobeのblog。
https://blogs.adobe.com/japan/cc-design-four-paintings-that-show-what-you-can-do-in-adobe-fresco/
詳細については、以前[FUNQ/flick!]でもレポートしているが、Apple PencilとiPadの能力を十全に引き出し、ベクターブラシ、ラスターブラシ、完全に新しいライブブラシと、レイヤーを使った表現能力がその魅力の中心だ。
詳しくはこちらのレポートを。
Adobeの究極のお絵描きアプリ『Fresco(フレスコ)』登場! ついにプロレベルに!
https://funq.jp/flick/article/502873/
発表されたばかりのAdobe Fresco(フレスコ)で絵を描いてみた
https://funq.jp/flick/article/502893/
一番気になるポイントである価格については、Creative CloudとPhotoshopのライセンスを持っている人は無制限に使える。単体プランは1080円/月(税込)。ただし、一部のプロ向け機能以外は無償で使えるということ。
一部のプロ向け機能とは
・PhotoshopやCaptureで作成したオリジナルブラシの読み込み
・100GBのクラウドストレージ
・高解像度画像とPSDの書き出し
「使って欲しいけど、今後iPadが中心になることを考えると完全無償にするわけにもいかない……」というAdobeの微妙な心持ちを反映した設定になっている。
CCプランに入っている人はともかく、一般の人は、まずダウンロードして使ってみればいいのではないだろうか。現時点では無償版でも制限は非常に弱く、ほとんどの機能が使えるといってもいい。デフォルトのブラシで制限がかかってるのは、ラスターブラシの、コミックや特殊効果の一部。多くのラスターブラシと、すべてのベクターブラシ、ライブブラシは使える。高解像度やPSDを必要とするのも、プロ寄りの人だと思う。
というわけで、まずは無料版と有償版の線引きは、非常に良心的なところに引かれていると思う。iPadとApple Pencilをお持ちの方は、ぜひお試しを。
くわしくは、こちらから。まずはiPadアプリをダウンロード。
Adobe Fresco
https://www.adobe.com/jp/products/fresco.html
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。