『New Normal』な時代のウェブサービスと世界
- 2020年06月01日
INDEX
『元に戻る』と思うより『大きく変わる』と思って生きた方がいい
コロナウイルスの件で、飲食店やスポーツ、ショービジネスなどの方は大変なダメージを受けていらっしゃる。旅行業界も。僕らも海外出張に行けず、飛行機にも乗れていない。ちなみに出版も直撃ではないが、書店は閉まっていたし、Amazonも一時本の取り扱いを行っていなかったし、厳しいものがあるはずだ。出版社の収益に直撃するのは、返本が帰ってくる半年後ぐらいだとは思うが。
気は滅入るばかりだが、我々はこの世界で生きて行かねばならない。
しかし、よく目をこらしてみると、この状況下でも収益を挙げてる企業は存在する。
たとえば、マスクや消毒液を売ってる会社は空前の利益を上げているはずだ。また、在宅勤務関連(ヘッドセットや、ウェブカム、Wi-Fiルーターなど)や、ゲーム関連は非常に高収益となっているはずだ。こういうご時世なので、「儲かってます!」とは表立っては言わないだろうが。
フリック!としては、世の中全体をレポートする立場にはないが、IT系、ウェブサービス、アプリなどについて、今後、注目すべきポイントについて、お話ししておきたい。
シェアリングエコノミーの急落
別に筆者は株式投資をやっているワケではないので、どんなビジネスが上向きになっても儲かるわけではないが(笑)日々、仕事と生活を営んでいく中で、早めに目をつけておいた方が、快適に過ごせることはある。
たとえば、昨年まではUberやLyft、Airbnbなどのシェアリングエコノミーは大変評価されていた。Uberが四半期で30億ドル(約3000億円)、Airbnbが10億ドル超え(約1000億円)で、それぞれ飛ぶ鳥を落とす勢いだった。しかし、このコロナ騒ぎで一転。人が触れたクルマに乗るのもイヤだし、人の泊まったところもいや(そもそも旅行に行けない)ということで、経営に暗雲が立ちこめている。
リモートワークの急激な進展により、IT系企業を中心に都心のオフィスの解約は急速に進むはず。
我々が取材にうかがう六本木ヒルズ、ミッドタウン、渋谷スクランブルスクエア、品川インターシティなどのオフィスの家賃は、
この続きは、有料会員サービスへの登録、もしくは、記事を購入いただくと、読むことができます。
すでに有料会員サービスに登録、もしくは、記事を購入済みの方は、こちらからログインしてください
SHARE
PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。