変容してしまった未来の街を探す、SmartCityXプログラム開始
- 2020年09月03日
ニューノーマル時代のスマートシティって?
子供の頃、胸に抱いていた『未来の街』と、現実の未来の街はずいぶん違うものになった気がする。
豊かで、美しく、きらびやかだったはずの未来は、その時になってみると、いろいろな課題を抱えた『現実』でしかなかった。
さらに、コロナ禍により去年描いた『未来』さえ陳腐なものになりつつある。高齢化が進み、エネルギーや温暖化の問題を抱え、貧富の差が広がった現代において、さらに『コロナウィルスを含む伝染病対策を盛り込んだ未来都市』は、いったいどういうカタチになるのだろうか?
オープンイノべーション・プログラム『SmartCityX』
困難な課題ではあるが、取り組まないわけにはいかない。
日本とシリコンバレー、そして世界を結びつけるベンチャーキャピタルであるスクラムベンチャーズが、新たに『ニューノーマル時代のスマートシティプロジェクト』として『SmartCityX』というプログラムをスタートさせた。
スクラムベンチャーズ
https://scrum.vc/ja/
SmartCityX
https://www.smartcity-x.com/
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、出光興産株式会社、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社、日本ユニシス株式会社、 株式会社博報堂、東日本旅客鉄道株式会社の6社をパートナーとして、国内外のスタートアップにチャレンジを募る。
テーマは、コンシュマープロダクト&サービス、モビリティ、スマートビルディング、エネルギー&資源&サスティナビリティ、インフラストラクチャ、ソーシャルイノベーションの6つ。
そこに世界中からさまざまなメンターが知見を提供する。
スタートアップの募集は今年の11月末まで。そして1月を期日とする選考の後、2021年の2月からメンタリングと事業開発をはじめ、来年5〜6月に開催されるデモデイにて成果発表が行われるという。
新しい世界には、新しいアイデアが必要だ
正直、社会の枠組みは、コロナの流行によって大きく変わった。
僕らは今、飛行機に乗って海外に行くことはできないし、大勢で集まることもできない。良くも悪くも(というか、悪いことの方が多いが)まったく違う世界に住んでいるのだから、違うアイデアが必要だ。
現状を把握し、今の状況を活かせるアイデアを出し、そこに速やかに集中的に投資する。状況がある意味リセットされた今、素早く行動すれば、厳しい状況を逆転することだって可能なはずだ。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。